本編よりエンドロール後の短編アニメの方がはるかに魅力的なので最後まで我慢すべきな「ヴェノム」 | キネマ画報

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名古屋在住映画好きダメ人間の映画愛をこめてのブログ多少脱線ありです。


サム・ライミ版の「スパイダーマン3」にも登場したスパイダーマンの悪役キャラ、ヴェノムのスピンオフ作品です。主演は「ダークナイト・ライジング」でベインを演じたトム・ハーディ。

ジャーナリストのエディ・ブロックはライフ財団が人体実験を行っており、死者が出ているという噂を聞きつける。真相を突き止めようと調査を始めた彼は被験者に接触したせいで地球外生命体のシンビオートに寄生され…

観ていてなんかやたら既視感あるなと思ったらヴェノムとエディのやりとりが完全に「寄生獣」のミギーと新一でした。(原作は「寄生獣」より「ヴェノム」の方が古いのでパクりではない)違いは強い敵が登場しないことです。
一応、敵ヴェノムも登場しラストにバトルがありますがあまり派手な見せ場もなくあっさり片がつきクライマックスがなくまだ展開があるのかと思ったほど。
予告で最悪な存在感を煽ってますが、やっぱりヴェノムの存在感は「寄生獣」のミギーレベルでした。吹替版で見直しましたがやっぱり印象は変わらず。

ここからネタバレ

エンドロールの途中で次回作の振りらしいカーネイジの顔出しがあり、長いエンドロール後にスパイダーマンの短編アニメがあり、ヴェノムのクリエイター、トッド・マクファーレンがらみでマーベルじゃないあのアメコミキャラまで登場しています。
正直、ヴェノムの続きよりこのスパイダーマンのアニメの方がはるかに展開が気になるので最後まで観た方がいいと思います。