ジャッキー・チェン主演、レニー・ハーリン監督のアクションコメディ映画です。
「ジャッカス」のジョニー・ノックスヴィルが共演しています。
香港国際警察のベニー・チャンは犯罪組織の黒幕に相棒を殺され、9年間その黒幕を追い続けていた。そんな彼に亡き相棒の娘サマンサからマカオのカジノで知り合ったペテン師のコナーを探してと言われる。
しかし、コナーはロシアンマフィアの娘を妊娠させロシアに連れていかれていた。
ベニーはなんとかコナーを見つけ、大陸横断鉄道に乗ったり、モンゴルの部族と交流しながら、ロシアンマフィアの追跡をかわしながら香港を目指していた。
旅の途中で黒幕を逮捕する手がかりとなるスマホをコナーから受けとるが、サマンサが黒幕に捕まりスマホを要求され…
香港、マカオ、ロシア、モンゴル、中国といろんな地域を縦断し、その国の文化を活かしたアクションをてんこ盛りにしたアクションコメディであり、バディムービーでした。
さらにジャッキーの役柄が香港国際警察だったり、役名が「WHO AM I?」の監督の名前だったり、アクションシーンがいろんなジャッキー作品で観た場面を思わせるファンシーなものだったり、命懸けなものだったりで、ジャッキー映画を長年観てきた自分にはニヤニヤが止まりません。
ジャッキーのアクションについていくジョニー・ノックスヴィルは「ジャッカス」同様身体を張ったアクションを見せます。
かつてのアクション映画の人気監督レニー・ハーリンはびっくりするくらいジャッキーアクションを上手く盛り込み、笑いもきちんと入れ込んでジャッキー映画の集大成を作り上げました。
個人的には21世紀に入って作られたジャッキー映画の最高傑作と思います。
もうジャッキーが終わったと思っている人にこそ観てほしい超傑作でした。