「スター・トレック」というよりノリは「ワイルド・スピード」な「スター・トレックBEYOND」 | キネマ画報

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名古屋在住映画好きダメ人間の映画愛をこめてのブログ多少脱線ありです。

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「ワイルド・スピード」シリーズのジャスティン・リンが新たな監督に起用されたシリーズ3作目です。

未知のエイリアンから救難信号を受けたエンタープライズ号は信号を送ったエイリアンのカラーラとカラーラの仲間を救いに向かうがクロール率いるエイリアン軍の戦闘機による急襲を受け惑星に不時着し大破する。
エンタープライズを失ったクルーたちは、惑星でもエイリアンから執拗な攻撃を受けながらジェイラーという原住民の少女に助けられる。彼女の棲みかに向かうとそこは100年前に姿を消したUSSフランクリン号のコックピットだった…

ジャスティン・リンが監督という時点で多少は覚悟していましたが、ここまでアクションだらけの映画になっているとは。
いきなりエンタープライズを新参の監督にぶっ壊されて、細かいアクション連打に変化したこの映画は「スター・トレック」のお馴染みのキャラの活躍を楽しむ作品ではなくなっています。どちらかと言うと「ワイルド・スピード」ファンの為のSFアクション映画になっています。
アクションが続けば続くほど睡魔が襲ってきてかなりウトウトでした。
ラスボスの正体がいきなり過ぎて、物語を追うことより場面場面のアクションにヒャッハー出来るお客さんがこの映画の勝ち組だと思う。
完全にジャスティン・リン色に染まった映画だったけど脚本にはサイモン・ペグの名前も。ヲタク野郎のくせにこんなイケイケ映画の脚本を彼が書いたとは思えないけど、共同脚本の人が頑張ったのか、ペグがジャスティンに寄せて脚本を書いたのかどっちだろう。

チェコフ役のアントン・イェルチンが亡くなったけど、次の作品ではどうなるのか?

とりあえずこの作品はJJが監督した前2作とはまるで違う映画になっているので、覚悟していけば大丈夫かも。