監督が黒沢清という時点で内容イミフで一般人ポカーンな内容が予想されます。
しかし、キャストは佐藤健に綾瀬はるかという一般人向けな配役。
どんな仕上がりなのかすごく興味あって観に来ました。
一年前に漫画の連載に行き詰まり自殺した淳美は一命をとりとめたもののの今も眠ったまま。
そんな彼女を呼び戻す為、彼女の恋人の浩市はセンシングという技術で彼女の意識に入り込み、彼女の心の中を探りに行く。
意識下の彼女は必死に漫画を描き続け、彼の相手を出来ないという。
さらに故郷の島にいたときに描いた首長竜の絵を探して来て欲しいと言われる。
現実に戻った浩市はその絵を探しはじめるが、センシングの後遺症で現実と幻覚が混濁し・・・
黒沢清なのに話がしっかり理解出来る映画でびっくりです。
黒沢清の映画なのに佐藤健が仮面ライダーばりに首長竜と戦うシーンがあってびっくり!
綾瀬はるかのセクシーなシーンがやっぱりなくてガックリ・・・そんな映画でした。
意識下のシーンは主に部屋のシーンと島のシーンで現実のシーンも病院内が多くなんかすごく地味です。
地味なシーンの積み重ねにこっちもセンシング状態になりかかると終盤に地味な首長竜が出てきて地味に暴れる・・・
結果、お客さんポカーンになるのは安定の黒沢清でした。
前の回のお客さんが笑いながら出てきたり、ポスター見ながら予告は面白そうだったのに・・・
と呟くのもわかる仕上がりでした。
キャストは豪華なのに、いろいろと地味なんだよなあ。