
元の「ゴースト ニューヨークの幻」があまり好きじゃないこともあり、公開前までまるで観る気がなかった作品ですが、あまりに酷評する人が多くてかえって興味がわいて観に来てしまいました。
映画館のサービスポイントで観るので、損もしないし安心して観られます。
ちなみに週末興行ランキングは「SP野望篇」に敗れ初登場2位。
きょう自分が観た夕方の回はお客さん10人でした。
改変ポイントは舞台を日本にして、オリジナル版の男女を逆にして、女は社長という権力者になり、男が外国人にしたというところ。男が言葉が不自由であるというハンデによって、守られる立場に違和感をなくす努力をしているのがわかります。
出来としてはまあテレビ局が作りがちなダメな映画ではありますけど、出演者のファンならそこそこ楽しめると思います。
あのソン・スンホンの役名のキム・ジュノって韓国の映画監督キム・ギドクとポン・ジュノでも足したんでしょうか?
なぜ今、松嶋菜々子の映画を日テレが作ったんだろうと思ったらプロデューサーが松嶋菜々子の代表作「リング」の一瀬隆重!だから彼がかつて手懸けた「帝都物語」嶋田久作や公開中の「さらば愛しの大統領」の宮川大輔とかも出ていたのか…。(鈴木砂羽は「帝都物語・外伝」とか出てたけど、あれが一瀬作品かは自信ない)
なんかちょっとJホラー風になっていると思ったら脚本が「エコエコアザラク」の佐藤嗣麻子!彼女は日テレ映画「K-20」の監督もしてました。ちなみに実写版「ヤマト」の脚本も。
こんなに突っ込み所満載のリメイク作品を観てしまうと「ヤマト」にも不安がよぎります。
どんな制作であれ、90年のヒット作品のリメイクで、韓国俳優出演ということで、結局映画のターゲットはアラフォー以上の女性。だから主婦として夕食を作る夕方の回は劇場がガラガラか…。
芦田愛菜ちゃんと松嶋菜々子が「いぬのえいが」の予告にも出てたけど、また共演してんだろうか?