ラースと、その彼女 | キネマ画報

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名古屋在住映画好きダメ人間の映画愛をこめてのブログ多少脱線ありです。

あかめの気になるエンタ通信-200901021433000.jpg

本日の消極的鑑賞第二弾!
上映時間までまだ時間があるので観終わった後の感想を予想して書きます。

以下は妄想の感想です。


なんか予告編通りというかそれ以上でも以下でもない感じ。

この内容を心暖まる感じで扱っているのがつまんない。

これはコメディにすべき題材と思うんですけど。

とはいえ気に入った人は、そういうところこそ魅力なのかも。

「リトルミスサンシャイン」くらいのバランスで仕上がっていたら良かったんだけど。

実際、アメリカのリアルドールの認知度というか存在感がどんなものかがわかんないのでアレだけど、まわりのリアクションはこんな感じなのだろうか?

ラースといえばラース・フォン・トリアーな自分には、なんか全体的につきぬけない感じでした。


以上妄想感想文。
以下からリアル感想です。


今観終わりました。
いや勘違いしてました。
これはすごくよくできた妄想狂に関する映画でした。

妄想を抱えた人間が身内いたら?

人はどう接するべきかをシミュレーションするような展開。

彼が恋人と思い込むリアルドールといかに決別するかという部分がヤマになっているとは!

てっきり人形愛の物語と思い込んでました。

先日の「すべらない話」で千原ジュニアが話した文珍の一番弟子が愛するリアルドールのふみえのエピソードみたいに。

ラースの同僚がデスクにフィギュアやテディベアを置いているエピソードを入れることでラースとビアンカもその延長線上にある普通のことだと匂わしたり細かいところも演出が行き届いてます。

上出来の作品でした。