「ウィキッド」  4月 21日(水) マチネ



グリンダ 苫田亜沙子

エルファバ 木村智秋

ネッサローズ 山本貴永

マダム・モリブル 八重沢真美

フィエロ 岡田亮輔

ボック 伊藤綾祐

ディラモンド教授 前田貞一朗

オズの魔法使い 飯野おさみ




大阪で5度目となるウィキッドでしたが、今日のがダントツ一番(*^_^* 


岡田フィエロと木村エルファバが、前回約1ヶ月前に観た時と全然違っていました!

特に木村智秋さん、あんな間合いがとれるなんて、ただただびっくり!


1ヶ月前は、「所々に間の悪さを感じさせなからも、歌が上手いのと、時折魅せる表情がとても魅力的で、次回もまた観てみたいと思わせた木村エルファバ」なんて思っていたのですが、


セリフを口にする前の十分な「ため」、相当なベテランでも躊躇するような「間」をご自分のペースでしっかり取っておられたので、観客はどんどんどんどん感情移入できますし、舞台がとてもひきしまったものになっていきました。


度胸満点で表情がステキなエフフィーの登場に、大阪に通う楽しみがまた一つ増えました。




一方、それに呼応した苫田グリンダも、これまたすごい。


2年ほど前に東京で初めて拝見した時はちょっと優等生のグリンダという感じで、「おバカ」感があまり出ていないな~と思ったのですが、


日を追うごとにどんどん進化してこられ、今日に至ってはほとんどお笑い芸人の弾けぶり!


気になって調べてみたら、やっぱり!

大阪出身だったのですね(^^


水を得た魚のように舞台の上を縦横無尽に駆け回っておられた姿、目に焼きついています。




今回は前から3列目という絶好のポジションだったので、それぞれの場面でそれぞれの役者さんの表情がよく見えました。


「おバカ」と言う前、最後降参するためにカーテンを引く前のエルファバの表情は、たまらなく魅力的で脳裏にはっきりと刻まれましたし、ボックをネッサにひっつけようとするグリンダを見つめる岡田フィエロの表情、とても自然でした。


いい舞台はやっぱり人の心を打ちます。

平日ということもあって、お客さんはそんなに多くなかったのですが、カーテンコールはほとんど総立ちで何度も何度も幕が上がりました。


グリンダの投げキッスはこれまでもあったような氣がしますが、エルフィーのは初めてなのでは。


東京で濵田、沼尾コンビを観た時以来の大きな感動を噛み締めながら、帰りの電車、満員ギュウギュウだったけれど、ニコニコしながら鼻歌氣分で乗らせて頂きました。




「ライオンキング」  4月 18日(日) マチネ





ラフィキ 鄭雅美

ムファサ 内海雅智

ザズ 明戸信吾

スカー 道口瑞之

ティモン 中嶋徹

ナラ 小松加奈

シンバ 飯村和也




智恵もあるし野心もある。なのに子どもの頃から評価され愛されるのは力の強い兄の方ばかり。

そんな弟がある日、兄に反旗を翻した…




ライオンキングはスカーの物語、という話しを聞いたことがあったので、 

しかも今日のスカーは芸達者の道口さん!そんな訳で、今回スカーの気持ちになって舞台を拝見してみました。




これまで、キャッツは20回以上観ているのに、LK2 回だけ。なぜかあまり惹かれなかった演目だったのですが、今日は単純に楽しめました。



クーデターに成功し、王になったスカーですが、なぜか誰からも愛されず、尊敬もされず、心にすきま風が吹きすさびます。



こんなはずではなかったのに。なにが自分に足りなかったんだろう。




結局自暴自棄になってしまい、言わなくてもいい罪を告白し、誰からも見放されたまま死んで行く・・・




どんな王国を作ろう、というビジョンを持たなかったスカー、欲しいものを手に入れるための手段を間違えてしまったスカー、


反面教師かも知れないけれど、彼から学ぶこともまた愛されず大きい、と思いました。




そして、道口さんはやっぱり芸達者でした(^^)v



「アイーダ」  4月 17日(土) ソワレ




アイーダ 濱田めぐみ

ラダメス 阿久津陽一郎

アムネリス 光川愛

メレブ 金田暢彦

ゾーザー 田中廣臣

アモナスロ 石原義文

ファラオ 維田修二

ネヘブカ 石倉康子





濱田アイーダと阿久津ラダメス、

竹刀でも木刀でもなく、真剣を持って立ち合うのを観たら、きっとこんな手に汗握るような気持ちになるんではなかろうか、と思うような緊張感があります。



もちろん台詞も歌も決められた通りなのですが、ちょっと受け方を間違ったら怪我をするのでは、と思えるほどのギリギリの「間合い」で、お互いが相手でなければ決して抜かない「真剣」を思う存分ふるっているような、そんな迫力を感じました。



「真剣勝負」を終えたあとの、カーテンコールでのお二人の笑顔が今も心に残ります。





「キャッツ」なんかが全員野球、みたいな感じで、カンパニー全体で舞台を盛り上げるのに対して、「アイーダ」の方はこの主役二人のウエイトがどうしても・・・



もちろん、アムネリスの光川さんはまさに生きた宝石だし、うれしいサプライズで拝見できた石倉ネヘブカの透き通った声は健在だし、金田メレブはボックの時とは大違いの存在感を発揮しているし、他の皆さんもものすごくがんばっていると思うのだけれど、


どうしてもアイーダとラダメスのウエイトが高くなってしまう(^^



次回観る時も、出来れば濱田&阿久津コンビでありますように、と祈るばかりです。


ま、樋口さん、井上さんのアイーダ、福井さんのラダメスならそれはそれでオッケーだし、金田さんも秋さんも十分「あり」だけれど、



鍋さんだけはちょっと・・・(^_^;)