「ローマの休日」  5月 12日(水) 



ジョー・ブラッドレー 吉田栄作

アン王女 朝海ひかる

アーヴィング 小倉久寛



大好きな大好きな「ローマの休日」が舞台で、

となれば観に行かない訳にはいきません。



ずいぶん前にチケットを購入し、

おかげ様で前から6列目のとてもいい席で観させていただきました。



で、何よりも素晴らしかったのが朝海ひかるさん!



まったく存じ上げていない方でしたが、

宝塚の男役トップだったとのこと!



どうりで存在感が大きいはずだ、と納得する反面、

ええーっ!?お、男役!?



ヘップバーンが日本語を覚えて蘇えってくれたんでは、

と思うほど(…というのはさすがにオーバーですが(^^ゞ)



高貴、清楚、チャーミングという、

ヘップバーンの「3種の神器」ともいうべき要素が揃った人なのに!



多くの観客がヘップバーンをイメージしながら観るであろうこの作品で、

しかも、そのほとんどヘップバーンに好印象を持っているであろうという中で、


あれだけ堂々とアン王女を演じたのは、見事のひと言。


1幕のラスト、ジョーを追いかける表情には本当に魅了されました。



3人だけで、という演出は結構前評判が高かったらしいですが、

知らずに観たので驚きでした。



映画とは随分違い、終盤「ええーっ!?」と思った箇所もありましたが、

最後まで3人たけのキャストで表現したのは単純にすごいと思います。



ただ、3人にこだわる必要がどこまであったかは ちょっと疑問(^^

特に1幕、間が悪く少々退屈に感じる場面もいくつかみられたように思います。




小倉久寛さんはさすがに芸達者。
とってもいい味を出していました。


以上!でしたっけ(^_^;)



アンケート等を渡されても、

一生懸命やってる役者さんのことは悪く書かないようにしていたのですが、


今回、その禁を犯してしまいました(^_^;)


映画のジョー・ブラッドレーは名優グレゴリー・ペックなので、

比較するのは気の毒だとは思うのですが・・・


グレゴリー・ペックのジョーには、

意地悪で高慢な裏に温かさがあり、

キザな二枚目なんだけど憎めないお茶目さが感じられたり、


そんな表現をできるの俳優がそもそも希少なのですが・・・



カーテンコールの時、

何となく朝海さんが浮かない表場をしているような氣がしたのですが、



こんなヘボと組まされてと、

ひょっとして彼女も悲しくなっていたのではなかろうか、

と思ってしまいました(^_^;)



劇団四季の鍋さんもびっくり!

ま、鍋さんの場合、本人も自覚があるような氣がしますし、


カテコの時の表情とか、

結構謙虚な感じがして個人的には嫌いではないのですが、



ジョー役さんは、自信満々の表情で手を振っておられ、

なにやら、気の毒にさえなってきました。



もうちょっと発生練習をやって声が通るようにして、

もうちょっと伝わる感情の表現を勉強して、



そしてなによりも謙虚な氣持ちで稽古に励まれれば、

少しは観られる役者さんになられるのでは・・・




ま、浮かない顔の(私がそう感じただけですが(^^)朝海さんも、

そのあたりはいったん忘れて、

氣を取り直して頑張って頂きたいものです。



またエリザベートにも出演されるみたいなので、

ぜひまた舞台の上の姿を拝見したいものです。























「美女と野獣」  5月 7日(金) ソワレ




ビースト 佐野正幸

ベル 鳥原如未

モリース 松下武史

ガストン 田島亮祐

ルミエール 百々義則

バベット 長橋礼佳

ルフウ 遊佐真一

ミセスポット 竹原久美子

コッグスワース 吉谷昭雄

ムッシュダルク 川原信弘

タンス夫人 大和貴恵

アンサンブル 久保田彩佳




…こんなに泣ける話でしたっけ?




1年以上のロングランのおかげ様で、何度となく劇場に足を運ばせていただき、



前回4月に8回目となる舞台を観たときに、「これまでの中で今日が一番良かった!」と思ったのですが、



千秋楽前々日の舞台は、それをもはるかに上回るものでした。




演劇は開幕直後か千秋楽直前に行くのがお奨めと、舞台俳優でもある「感動プロデューサー」の平野秀典さんもおっしゃっていましたが、



「美女と野獣」ってこんなに泣ける舞台やったっけ?と思いながら、ハンカチを手放すことができませんでした(^^



もちろん、プロの役者さんですから、どんな時でも100%の力を発揮されるのでしょうけれども、



今日はきっと、120%だったような氣がします(^^)v




前から2列目のど真ん中の席、という超スペシャルシートだったこともあり、まるで自分もステージに立っているかのように、最初から最後まで物語に入り込ませていただきました。



「美女」の不安な氣持ち、「野獣」のせつなさ、何かが変わる希望、どれもがとてもリアルな感情として体験でき、3時間はあっという間に過ぎてしまいました。




本当にいい舞台を観た後は拍手の手を停めたくないものですが、この日のお客様は皆さん同じ氣持ちだったみたいで、



いつまでもいつまでも拍手がなりやまず、幕が何度も何度も上がり続けました。



「本日はご来場いただき…」というアナウンスを入れなかった四季の心遣いに感謝!です。




幕が開いて総立ちの客席を見た時の、「まぁ、うれしい!」という、鳥原さんのとってもチャーミングな表情が忘れられません。



また夏劇場にも観に行きたくなってしまいました(^_^;)




長い間本当にありがとう! 







「春のめざめ」  4月 27日(火) ソワレ




ベンドラ 林香純

マルタ 撫佐仁美

イルゼ 勝間千明

アンナ 山中由貴

テーア 岸本美香

メルヒオール 上川一哉

モリッツ 三雲肇

オットー 加藤とおる

ハンシェン 一和洋輔

エルンス 竹内一樹

ゲオルグ 白瀬英典

大人の男性 田代隆秀

大人の女性 都築香弥子





これで4回目となる春のめざめ。何度観ても、この舞台だけは一種独特の緊張感をもって見ざるをえません(^^



口の中が渇き、なんとなくリラックスしづらい状態で、「この舞台は娘が大きくなっても一緒には観れないな」と思っている私は、

まさにベンドラのお母さんたちと同じ、「大人」の男性なのでしょうね。



とはいえ、いいものはいい。


どこが、というのは説明出来ないのですが、不思議な感動をありがとう!という氣持ちになります。



涙が出るほどジーンとした訳でもないし、心の中が温かく優しい氣持ちになったという訳でもないのですが、観終えたあと、拍手する手がドンドン上にあがっていき、氣がついたら頭の上で大きく叩いていました。



従順な表面的な態度とは裏腹に、少年少女たちが心の中で爆発するシーンが特に印象に残っており、若い彼らの内に秘めた大きなエネルギーと、それを抑圧する大人たちの対比がとてもあざやかでした。




上川君は根が爽やかな好青年なのでしょう、

ナイーブでちょっと屈折した感のあった柿澤メルヒーとはまた違ったイメージでした。



ゲオルグの白瀬君は相変わらずものすごい歌唱力だし、エルンストの竹内君は、えっ、そんなに上手だったの!?とびっくりするほどいい声でしたけれど、


今日一番「おおっ!」と思ったのはエルゼの勝間さん!



あの化粧をしてあんなに見映えがするというのは、本当にきれいな人なんでしょうね。タイミングが合わずに拝見できませんでしたが、ネッサローズもきっと素晴らしかったことだと思います。



林ベンドラは、「ドリーミング」を経て、一段と垢抜けられた気がします。

歌声は素晴らしいし、前回観た時よりもはるかにチャーミングで、他の役もどんどん観たいものです。




この舞台に出るのは、特に女性にとっては結構勇気が必要な氣がしますが、役者として得がたい貴重な体験になることも必定。ぜひがんばって欲しいなと思います。