グリザベラ 佐渡寧子

ジェリーロラム 朴慶弥

ジェニエツドッツ 鈴木由佳乃

アスパラガス 田島亨祐

シラバブ 江部麻由子

ディミータ 原田真由子

オールドデュトロミー 青井緑平

マンカストラップ 武藤寛

ラムラムタガー 福井晶一

ミストフェリーズ 岩崎晋也

ランベルティーザ 石栗絵里

タントミール 高倉恵美

マンゴジェリー 川東優希

スキンブルシャンクス 岸佳宏


回転席のサイドブロックは、やはり迫力があり、色々な生き方の猫にとっても共感できました。


武藤マンカストラップは、まさに今の時代のリーダー。

俺について来い、とばかり強さでぐんぐん引っ張っていくタイプではなく、慈愛に満ちた表情と大きな包容力とで、みんなと一緒に前進していく感じのリーダーシップにとても共感出来きました。

声が澄んでいて聞き心地がいいし、スキンブル車掌さんに注意されたヤクザなお客さんが、内股になって謝っていたのが愛嬌あって笑えました。


川東マンゴ、体の動きがキレキレなのは当然ながら、こんなにええ声してたん!?とびっくりの歌声に感動。

将来、エジプトの将軍もありなのでは、とまで思えました。


原田ディミータからはずっと目が離せません。

タントミールの時のあのおっとりとした雰囲気はどこへやら。

まさかあの時、原田さんに「セクシー」という言葉使うことになるとは想像さえできませんでした(^_^;)


初めて見た朴さん、二つの表情が全く別人(別猫)。

しゃきしゃきはしているけれど、優しさに満ちた眼差しでガスを見つめるジェリーロラムと、悪巧みを胸に、冷ややかな視線をグロールタイガーに投げかけるグリボルドーン、ジェリーロラムがグリボールドーンを演じているのではなく、まるで違う役者さんがそこだけ現れたような氣がしました。(・・・うん?なんか日本語が変?)


久しぶりの石栗ランペ、「違う違う、それはマキャベティや!」と教えてあげたくなったほど、偽オールドデュトロミーを見つけたときの表情がうれしそうだったのが印象的。

こういうディテールに、それぞれがしっかりと役割を果たしているから、四季のキャッツは何度も観ても飽きないんでしょうね。


おかえりなさいの佐渡さん、いじめられキャラがよく似合う(?)。

みんなから、はみごにされる時の哀れさはピカ一。

観客はどんどんどんどんグリザベラが気の毒に思えてくるので、最後の「メモリー」がとっても活きてくるように思います。

彼女の声はそんなに好きではないのだけれど、佐渡さんのグリザベラが一番ジーンと来ます。


岩崎ミストは細くてすばしこくていい感じ。

松島ミストも大好きなんだけれど、なんてったって「かわいい黒猫」と呼ぶにはちょっとたくまし過ぎて(^_^;)

岩崎さんの、オールドデュトロミーを無事に見つけ出せかどうかとドキドキしている表情と、うまくいったとわかった時のうれしそうな顔、役のイメージにピッタリでした。

ザック加藤敬二


ダン丹下博喜


マギー勝田理沙


イク 斎藤洋一郎


グレッグ 萩原隆匤


キャシー 坂田加奈子


シーラ 増本藍


ボビー 荒川務


ジュディ 恒川愛


リチー 松島勇気


ヴァル 石倉康子


マーク 玉井晴章

ポール 飯村和也


ディアナ 熊本亜記



「コーラスライン」を初めて観たのは映画館。

リチャード・アッテンボローの監督で、

その時は、ただただ最後の選考シーンだけが印象に残っていました。


四季の舞台を初めて観たのは去年、自由劇場で。


たまたま取れた最前列の席で、

最初のうちは超ワクワクしながら、


次第にいろんなダンサーの様々な人生にちょっと退屈してきて、

さらには、首が痛くなってきたり、お尻が痛くなってきたり、


そして、終わる頃には、

「この舞台は1回だけでいいな」と思ったのでした(^^ゞ


ブロードウェイにはいろんな人が集まってくるんやな、

そんな程度の感想でした。


その後、東京でもう一度観て、

その時もそんなに変わらない感想だったのですが、


本日3回目のコーラスライン、

感想はこれまでとは一変しました。


「履歴書に書かれていること以外の、君自身のことが知りたい」


そうか、そういうことやったんか、という氣がしました。

同時に周囲を見ましたり、

関わりのある色々な人のことを思い出したりもしました。


ここいるどの人にも、俺の知っているすべての人にも、

履歴書に書かれていない、その人自身があるんや!


3回目にして初めてそのことに氣がつきました。

・・・そんなもん、初めから気づけや、ちゅう話しですが(^^ゞ


何が違ったんやろ?


ま、私の感受性が鈍く、

3回観るまで気付かなかっただけの話しですが、


ザックの加藤さん、とポールの飯村さんは役にピッタリだったと思います。


加藤さんの冷徹さと温かさとのギャップがいい、

飯村さんの述懐が、思わずメソを彷彿させる。


かくして、鈍感な私にも、ようやくこの舞台の奥の深さを少し味わうことが出来ました。


あと、大好きな石倉さんが毎回違う役で私の前に現れてくれました。

(なんて自己中心的な表現だこと!)


最初はビビ、次がジュディ、そして今日はヴァルと、

どんどん出番が増えてうれしい限り!


千秋楽までに、あと2回ほどは劇場に足を運ぼうと思いました。



(6月9日に書いた記事を、6月14日、大幅に加筆修正しました。

最初に感じたことは記録しておきたい、と思いますので、

以下、当初記した文章をそのまま残しておきます。)


本日3回目のコーラスライン。


正直言うと、最初に見た時「この舞台は1回でいいな」と思ったのです(^^


なんてったって、休憩なしの2時間半はかなりお尻が痛くなるし、ミュージカルだけど、ストリートプレーの要素もかなり多く、途中若干の眠気を感じたことも事実だったから。


それが、なんとなくその後もう一度、で、その時も「もういいか」と思い、京都公演のチケットはあえて予約していなかったのです。


今回、「加藤さんがザックか」と思ってもう一度観ることにしたのですが、その感想は、「ぜひもう一度!」に変わりました


鳥肌が立ちました。震えがおさまりませんでした。


履歴書に書かれていること以外の「君自身のことを」知りたい、ってそういうことだったのか、って氣がしました


私の周りに居る人たちみんなの、履歴書に書かれていること以外の様々な人生に、とても関心が湧いてきました。


この舞台、1度や2度じゃあわからない。だてにブロードウェイで、十数年間のロングラン記録を樹立した訳ではありません。


深いなあ、って思います。


前に座っていた男のが2人、こっくりこっくりして後ろの席のお母さんに起こされていましたが(^_^;)そりゃぁ可愛そうに、まだちょっと無理やろ、って思いました。

「ウィキッド」  5月 19日(水) ソワレ

グリンダ 沼尾みゆき

エルファバ 木村智秋

ネッサローズ 山本貴永

マダム・モリブル 原田真理

フィエロ 岡田亮輔

ボック 金田暢彦

ディラモンド教授 前田貞一朗

オズの魔法使い 松下武史

本日、3回目となる木村エルファバでしたが、

回を重ねるごとに、日をおうごとに、

どんどんエルファバ度が深化していってる氣がしました。


しかも、今日は「ミスグリンダ」の沼尾さんとのコンビでしたが、

位負けすることもなく、堂々と「共演」しておられたのは見事の一言。


濱田さんとも、樋口さんとも違うエルフィーを、完全に確立されたように思います。


それにしても、グリンダの方は、沼尾さんと苫田さんとが、

「こんな風にしてみようか」とか、

「あそこの場面こうやったらこうなるかも」なんて相談しながら、

共通のグリンダ像を築いているような氣がするのと対照的に、


エルファバはそれぞれの女優さんが思い切り個性を表現しあって、

まるで別のエルファバになっているのがとても興味深く感じます。


誰がやるかによって、全然違う舞台になる、ライブの醍醐味ですね。



原田モリブル先生も初お目見え。


マダムジリーといいモリブル先生といい、

メイクによってずいぶんおどろおどろしい感じになるのは、

それだけ演技能力が高いということなのでしょうか(^_^;)


シェンジのときに感じたとてもチャーミングな雰囲気を、

十分出せる役にも、たまにはあたってほしいものです。



本日、平日の夜ということで観客は少なかったけれども、

しかも、個人的には二日酔い明けであまり体調がよくなかったけれども、

後半から会場全体がどんどん舞台に引き込まれて行くのが感じられたのは、

グリンダとエルファバの力のなせる技でしょうか。


あの少ない人数が総立ちになって、

何度もなんども幕が上がったことには、えも言えない一体感が感じられました。


これまたライブのすばらしさですね。