最新の投稿から1週間が経ちました | れぽれろのブログ

れぽれろのブログ

美術、音楽、本、日常のことなどを思いつくままに・・・。

最近あなたの周りでどんなことがありましたか?

 

 

---

 

いつからこのような機能が設定されているのか分かりませんが、どうもアメーバで1週間記事を更新せずほったらかしておくと「最後の投稿から1週間経ちました。続きを更新してみましょう。」というメッセージが表示され、早く更新せよと怒られるようです。

「最近あなたの周りでどんなことがありましたか?」と問いかけられましたので、ここ1週間の出来事を思い出しつつ、トピックスを羅列してみようと思います。
(たまには身近なことを中心に書いてみようかな、という趣旨の記事です。)

 


---

 

◎1/4(水)

 

この日はお正月休み最後の日。
少し遅いですが、初詣に行ってきました。
行き先は大阪市は浪速区にある今宮戎神社。
難波駅から南へ約10分ほど歩くと到着します。
(ちなみに最寄り駅は南海今宮戎駅です。)
自分の自宅からの所要時間は30分くらい。


こちらが今宮戎神社。

混んでいるというほどではありませんが、それなりに人がいました。
神社の真ん前に広告の提灯がでかでかと設置されているのが何とも商都大阪らしいです。

 

お参りしてきました。
よい1年になりますように・・・。

 

拝殿の脇にも企業の提灯がずらり。

 

 

ご当地ならではの企業もちらほら。

 


◎1/5(木)

 

この日は初仕事でした。
昨年の記事にも少し書きましたが、今勤めている企業は年末最終日は早めに仕事を終了し、お酒を飲んでおしまいという流れになります。
このため、年明け早々は年末にほったらかしてある仕事を処理するところから始まることになり、新年一発目からやけに慌ただしい感じ。
とくにそれ以外に何をしたのかは覚えていません。

 


◎1/6(金)

 

仕事2日目にして3連休前の週末。
この日もとくにトピックスはありません。
ちょっと思い出したのが、仕事帰りに寄った商店街のお好み焼き屋さん。
ときどき食べに行くお店で、だいたいいつも空いているお店なのですが、この日はとくにお客が少ないということもあり、お店のお姉さん(接客兼調理担当)が、奥の席の年配男性客のビールに付き合わされていました(笑)。
注文を受けてお好み焼きを焼いて、空き時間におっちゃんのお酒の相手をして、という感じで、お姉さんは不必要に忙しそうです(笑)。
こういうのも下町商店街ならではの情緒(?)ですね。

 


◎1/7(土)

 

この日は大阪府立中之島図書館へ。
ここ最近はずっと大阪府立中央図書館を利用しており、中之島図書館は昨年の改装以降、初めての訪問です。
以前は手荷物をロッカーに預ける必要がありましたが、この手続きは不要になったみたいですね。

 

調べ物などを行い、2時間半ほど図書館にいた後、なんとなく散歩したくなり(自分は暇な日には突発的にウロウロしたくなる)、この日は大正区に行くことにしました。
地下鉄長堀鶴見緑地線大正駅を下車し、南へ向かってトコトコと歩きました。

 

大阪の方はご存知かと思いますが、大正区というのは大阪市内の「孤島」であり、周囲をすべて川と海に囲まれている地域なのです。
北と南に橋がかかっていますが、それ以外は基本的に地続きでは移動不可能。
川を渡るには渡し舟を利用する必要があります(無料で乗船可能)。
大正区は大昔に琉球移民が移り住んだ街ですので、先祖を辿れば沖縄出身という方が多い街。
なので商店街にも沖縄風のお店が多く、豚足なんかが売られていたりします。

 

大正区内をウロチョロした後、大正区南西にかかる巨大な橋、通称めがね橋を渡ってきました。

 

橋の上から眺めるあべのハルカス。

 

街灯の上のカモメ?

 

記事にするならもうちょっと写真をちゃんと撮るのですが、
その気はなかったので写真はこの程度です。
 

ご興味のある方は「千本松大橋」で調べて頂くと分かると思いますが、こんなところを歩いて渡るモノ好きはなかなかいないと思います(笑)。

大正駅から1時間半ほど歩き、地下鉄四つ橋線北加賀屋駅から地下鉄に乗って帰りました。

 


◎1/8(日)

 

雨の1日。
この日はお友達に会い、雨に濡れて帰ってきました。

 

夜にポランスキー監督の映画「戦場のピアニスト」を鑑賞しました。
長らく映画を見ていませんでしたが、最近はストリーミングで鑑賞できる映画のラインナップが増えており、DVDをレンタルする手間が省ける手軽さから、昨年後半より割と映画を見るようになっています。(ちなみに映画館には10年くらい行ってません。)

 

「戦場のピアニスト」は2002年の映画で、10年くらいずっと見ようと思っていた映画です。
(自分には10年くらいずっと見ようと思っている映画がたくさんあります。)
第2次大戦下のポーランド系ユダヤ人の苦しみを描いた映画。
実話をベースにした映画とのことで、主人公は著名ピアニストであり、それゆえ多くの人の協力を得ることができ、ゲットーから脱出し隠れ家を転々と移動し、終戦まで生き延びるという顛末が描かれています。
作中でピアノを演奏するシーンがそれなりに多く、ポーランドですので当然ショパンがたくさんかかります。
遺作ノクターン、協奏曲1番(独奏版)、アンダンテスピアナートと華麗なる大ポロネーズ、などなど。

 

この映画のクライマックス、隠れながら移動している主人公はドイツ兵に見つかってしまいますが、このドイツ兵はピアノ好き、何か弾いてみろと言われてショパンのバラード1番を演奏するシーン。
その圧倒的な演奏を前にしたドイツ兵は、主人公をかくまいます。
史実によるとこのときに主人公はノクターンを演奏したらしいですが、これをバラード1番に改変したのは映画的強度から言うと大正解。
第1主題から一気にコーダに飛ぶテンポよく進む演奏により、ドイツ兵の心を動かす様子が説得的に描かれていました。

 


◎1/9(月)

 

この日も祝日でお休み。
この日は1日中家にいました。

 

宮台真司さんの新著、「正義から享楽へ-映画は近代の幻を暴く-」を読みました。
映画批評の名を借りたミヤダイ哲学を堪能できる本です。


自分が読書メーターに記載したまとめは以下の通り。
------------------------------------------------------------
映画をネタに社会と世界を記述する一冊。
論旨は多岐に渡りますが、
①人類史における遊動・非言語段階→定住・言語段階への流れを重視
②その変化が身体性・内発性を損ねる<社会>を不可避的に生む
③しかし秩序的<社会>は混沌の中に偶発的に存在する奇跡である
④かかる<社会>への愛おしさ故に「なりすまし」て生きる
ということの段階的な気付きが重要であると感じました。
そのためには言語的正義よりも感覚的享楽を意識することが大切。
<社会>を生きるヒントに溢れ、瓦礫(文章)の中に一瞬浮かび上がる星座(全体性)を体験できる一冊です。

------------------------------------------------------------

 

このまとめだけではポイントが分からないと思いますが、とにかく圧縮して書くとこういう本です(笑)。

 

もっと噛み砕いて論旨を自分なりに超強引に意訳すると・・・。
この世界は無秩序でデタラメで無意味で苦しみに溢れる。
我々の生きる社会も無意味で苦しみに溢れる。
なのでちゃんと社会を生きる必要はなく「ちゃんとしたふり」だけして生きよ。
言葉なんていい加減なものだから、正義だの善悪だのといった言葉に過剰にコミットするなかれ。
でも、無秩序でデタラメで無意味な世界に、一見ちゃんとしてるかのような人間社会ができているようにみえるのはすごいこと。
言語よりも感覚を重視して、いろんな人やものに触れていると、このデタラメな世界もときに愛おしくなる。
このような感覚を共有した者どうしが、「ちゃんとしたふり」をしながら、デタラメな世界の中に浮かぶデタラメ社会を、少しでもましなようにしていくのもまたいいかもしれない。
・・・とこんな感じ。

 

自分は仏教が好きですので、仏教と関連してあれこれ考えてみたくなります。
世界の一切皆苦を理解し、空と縁起の構造を悟った釈迦が、なぜ悟りのあとコミュニティを作ろうとしたのか、といったことと関連しそうです。
(ひょっとしたらこのあたりも、どこかで何かを書くかもしれません。)

 


◎1/10(火)

 

この日はえべっさんでした。
大阪以外の方はひょっとしたらよく分からないのかもしれませんが、大阪周辺では、1/10の「えべっさん」(十日戎)といえば、クリスマスやお正月に匹敵するくらいのイベントなのです。
仕事帰りに近所の商店街によると、屋台が出ており子供たちがたくさん。
「商売繁盛で笹持ってこい」の掛け声がこだまし、人々が溢れる中、人ごみをかき分けていつもの定食屋さんへ。
定食屋さんもこの日は混んでいました。
まさに商売繁盛のイベントですね。

 


---

 

以上、この1週間の覚え書きでした。