行事食-生活密着度 | れぽれろのブログ

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今日はバレンタインデーでしたね。
チョコレートを買った方、あげた方、もらった方もおられることだと思います。
自分も(昨日ですが)職場でチョコレートを頂きました。
皆に配る人なんかがいるので自分も頂きましたが、
準備する人はたいへんですね。

バレンタインデーは元々キリスト教の聖人に対するお祭りの日。
女の子が男の子にチョコレートを贈るという習慣が定着しているのは日本だけで、
多くのキリスト教国ではそんなに一般的な風習ではないのだとか。
なので、そんな特異な風習は認めないという人もいることだと思いますが、
そんなことを言い出したら、お正月にお餅を食べるのも、土用にウナギを
食べるのも、とくに重要な理由もなくどこかで誰かが考え出した行為で、
いつの間にか定着し現在に至っているものです。
こういう年中行事は自由に楽しむのが吉、食べたければ食べればよいし、
そうでなければ無視すればよいというだけのお話。

ということで、バレンタインデー記念(?)企画記事
食べものが関連する年中行事などのイベントについて、
各食べ物の自分の場合の生活密着度を考えてみます。
自分は大阪府河内方面の郊外で生まれ、80年代が幼少期、90年代がほぼ
子供・学生時代で、ゼロ年代以降がほぼ社会人(会社員)で泉州地域に移住し、
現在独身の一人住まい、というサンプルです。
以下、「生活密着度」は3段階評価です。


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・おもち-お正月

これは生活密着度が高いです。
自分が子供のころ、実家ではお正月からしばらくの間は、
毎朝のようにお餅が出てきました。
お雑煮、きなこ餅、おぜんざい、磯辺巻き、などなどの様々なバリエーション。
もうええやろと思うくらい、毎日餅餅餅・・・笑。
何だか冬はお餅ばっかり食べてた記憶があります。
大人になってからはそんなに食べなくなりました。
お鍋を食べに行ったときになどにお餅が登場するくらいでしょうか。
生活密着度:★★★


・おせち-お正月

こちらは密着度は低いです。
今は全然食べませんし、子供の頃も親はおせち料理など全く作りませんでした。
一度くらい何かそれらしいものを買ってきて食べたような記憶がある程度です。
ちなみに、おせち料理って子供が食べてもそんなに美味しいものでもないような
気がします。
昨今はスーパーなどで和洋折衷のオードブルなどが売られていますので、
こちらの方が傾向的にはスタンダードなのかもしれません。
生活密着度:★


・七草粥-1月7日

生まれてこのかた一度も食べたことがありません・・・。
生活密着度:(ポイントなし)


・豆-節分

子供のころは毎年親が買ってきました。
年の数だけ食べるだとかで、なんとなく食べていましたが、
この豆ははっきり言って子供の舌には美味しくない(笑)。
何だか嫌々食べていたような記憶があります。
生活密着度:★★


・太巻き-節分

自分は大阪出身ですが、別に節分だからと言って
太巻きを食べていた記憶はありません。
太巻きを食べるという風習が大阪の一部地域にあること自体はなんとなく
知っていましたが、自分の住んでいた環境(河内方面・郊外)では
そんなに一般的ではなかった気がします。
恵方巻きという言葉も昔は知らなかったように思います。
しかし、今やどういうわけか全国的に恵方巻きが売られているようです。
何が起こったのだろう・・・。
これは実は「バレンタインにチョコレート」よりずっと新しい風習なのではないかと
自分は考えています。
生活密着度:★


・チョコレート-バレンタインデー

この日、男の子はなんとなくそわそわするものです(笑)。
さすがに二十歳を超えてからはそんなこともなくなりましたが、
現在でも上記のとおり職場で気を利かせてくれる方も多いので
文化的親近感は強いです。
生活密着度:★★


・ひしもち-ひな祭り
・あられ-ひな祭り

自分は男兄弟だけだったので、この文化にはほとんど縁がありません。
しかし、学校給食で菱餅が出てきたような記憶はあります。
生活密着度:★


・甘茶-花祭り(4月8日)

自分が通っていた幼稚園では、毎年4月8日(お釈迦様が生まれた日)に、
お地蔵様(「ののさま」と言われていました)に甘茶をかける年中行事が
ありました。
甘茶の味は忘れてしまいました(幼稚園以来飲んでない気がする)が、
今でも4月8日=甘茶という記憶は定着しています。
生活密着度:★★


・ちまき-こどもの日

ひな祭りに比べると、こちらの方がまだ生活密着度が高いです。
これも学校給食に出てきた記憶があります。
今でもスーパーなどで売られていて、食べることもあります。
生活密着度:★★


・うなぎ-土用の丑

子供のころは土用の丑の日にうなぎなんて全然食べませんでした。
大人になってからもそんなに縁はありませんが、たまに思い出したように
食べてみたりすることもある程度です。
現在自分が住んでいるところの近所にうな丼屋さんがあり、
最後にうな重を食べたのは一昨年の夏。
しかし、このときはウナギの身が小さい上に値段が恐ろしく高くて、
何やら損した気分になったことを記憶しています。(味は美味しかったですが。)
その後、このうな丼屋さんはつぶれてしまい、
現在はカレー屋さんに変身しています。
原材料の高騰などに伴って、行事食も変遷していくのかもしれません。
生活密着度:★


・おだんご-お月見
・おはぎ-お彼岸

これも子供のころはそんなに食べていなかった気がします。
現在はやはりスーパーなどでお月見シーズンになるとセールがあるので
結構買って食べている気がします。
すごく美味しいということもないですが、たまにおはぎなどを食べると
それなりに美味しいものです。
生活密着度:★★


・千歳飴-七五三

子供のころ、何度か食べた記憶があります。
計算上は3回食べているはず・・・?
しかし、この飴もそんなに美味しくなかった記憶があります。
化学調味料入りのお菓子の味に慣れた子供の舌には、
シンプルに甘いだけの飴はそんなに嬉しくなかったのかもしれません。
そしてこの飴は食べるのにやたらと時間がかかるという点でも曲者です(笑)。
(食べきったことはあったのだろうか・・・。)
生活密着度:★★


・かぼちゃ-冬至

これも大人になってからよく食べるようになったパターンです。
子供のころは別に冬至だからかぼちゃを食べるとか、そんなことは我が家では
なかったのですが、今はスーパーでかぼちゃのお惣菜などがそれなりに
売られたりしてるので、
冬至の当日かどうかは別にして、結構年末ごろには
かぼちゃのお惣菜を食べている気がします。
ちょっと関係ないですが、最近はレーズンが入ったかぼちゃサラダが
なぜかよく売られている気がします。
ポテトサラダよりよく目につく日もありますが、なぜなんだろう・・・?
生活密着度:★★


・チキン-クリスマス

これは子供のころからほぼ恒例のように食べていた気がします。
子供のころはケーキも食べていたように思います。
ケーキはさすがに食べなくなりましたが、今でもクリスマスシーズンには
スーパーで骨付きチキンなどが
大量に売りさばかれていますので、
だいたい毎年チキンを食べている気がします。
これも本来は北米で七面鳥を食べるのが由来(だったように記憶している)
なのだと思いますが、チキンは自分の生活にはすっかり定着している感じです。
生活密着度:★★★


・おそば-大晦日

年越しそばは昔はそれなりに食べていた気がします。
「どん兵衛」なんかを友達の家で食べた記憶もあります。
しかし、最近は全然食べておらず、大晦日=おそばの定着率は自分の中では
やや低下気味です。
生活密着度:★★


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ということで、季節イベントと食の自分の中での関係性をランク付けしてみました。
自分の場合は、お正月のお餅、クリスマスのチキンが、
とくに生活密着度が高いという結果になりました。
他の方ならきっと全然違う結果になることだと思います。
皆様はどのような結果になるのでしょうか・・・?