カレーの思い出 | れぽれろのブログ

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美術、音楽、本、日常のことなどを思いつくままに・・・。

アメーバでお話しさせて頂いている方々の間で、
カレーパーティーなるものが開催されているようです。
OFF会のようなものではなく、個々でカレーを作って
ブログなどで報告しあうというお祭りのようです。

何度も書いてますが、自分は料理はしない・できない・わからない。
しかし、せっかくカレーパーティーを教えて頂いたので、何か作ってみようかなと
思いましたが、鍋やらコンロやらの器具すら揃ってない我が家にとっては、
カレーはハイレベル過ぎる・・・。
珍しげなレトルトカレーを食べてみる等も考えましたが、それすら面倒に
なってきて(←なんというダメ人間 笑)、何かを作って食べることは諦めました。

ということで、仕方なく(←?)、子供の頃から現在までの
カレーに纏わるいくつかの思い出などを書くことにします。


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子供はみんなカレーが大好き(だと思う)。
自分が幼いころも例外ではなく、カレーは好きな食べ物でした。
我が実家においては、毎週土曜日の夜はカレーと決められておりました。

自分は体が小さく、体力のない子供で、おまけに病気がち。
スポーツなんかも全然できないお子様でした。
見かねた両親は、体力アップのためスイミングスクールに通わせることに。
小学校の数年間、毎週土曜日の夕方、スイミングスクールに通っていました。
元々泳げない子供だったので、最初の頃はイヤでイヤで仕方なく、
「なぜ体育の授業から解放された放課後にまでスポーツをしないと行けないのか」
などと憤っていましたが、スクールに通い、徐々に「泳ぐ」ということが
理解できるようになると、それなりに楽しく面白くなってきました。
水に慣れ、バタ足やら息継ぎやらの方法を習得し、最終的に
クロール・平泳ぎ・背泳ぎはできるようになりました。
バタフライは足と手の連動のタイミングがいつまでたってもよく分らず、
マスターできませんでした。(今でもたぶんバタフライは泳げません 笑)
で、土曜日の夜、スイミングでクタクタになって帰って来た頃に
カレーが出てくる・・・。
このせいで、自分の中では水泳=カレーというイメージが固着しました。

母が作るカレーは実に適当で(笑)、味も濃かったり薄かったり、かなりまちまち。
肉だと思って口にすると、溶けてないルーのかたまりで、辛くて泣きそうに
なったりとか、水っぽいサラサラのカレーがでてきて味がなかったりとか、
(「こういうときは醤油をかけて食べればええんや」とか、
今から考えると訳の分らんことを母は仰っておりました 笑)
こういうことも懐かしい思い出です。

自分が小学生のころは80年代後半。
土曜日の夜のテレビといえば
 18:30~ ゲゲゲの鬼太郎
 19:00~ 所ジョージのただものではない
 19:30~ ハイスクール奇面組
 20:00~ 加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ
と、見る番組が決まっており(だいたい所ジョージの途中で食事が終わる)、
この辺りの番組も、なんとなくカレーの味の思い出とリンクしているのです。


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土曜日の夜=カレーの風習はやがてなくなり、この風習の終了とほぼリンクして
父が亡くなり、母は働きに出るようになりました。
母がいない土曜日や平日のお昼(大学生の平日で授業がない日など)は、
よくレトルトのカレーやスパゲティを食べていました。
カレーのイメージは「平日のお昼にひとりで食べるもの」に変わりました。

手順・・・
 お湯を沸かしてレトルトカレーの袋を放り込み温める
 →炊飯器の中に出来上がっているごはんをよそう
 →レトルトカレーの封を開け、ご飯にかけて食べる
これなら自分でもできます。
そして意外とおいしい。(母の手作りと違って味が安定している 笑)
いろんなレトルトカレーを食べるようになりました。

この頃(90年代)よく食べていたカレー
 
・カリー工房
「具が大きい」で有名なアレ(分かる人はたぶんアラサー以上)
「カリー」は何やら難しい漢字だったと思います。
これを一番よく食べていた気がします。

・カレーマルシェ
マッシュルームがゴロゴロ入っていました。
サラッとしたカレーで、何だか「お洒落なものを食べている」という
気にさせてくれました。
このころ、カレーマルシェのCM(確か西田ひかるが出ていた)は
異常に多く放送されていた記憶があります。

・銀座カリー
古き良き洋食屋さんみたいなイメージのカレー。
お肉がたくさん入っていた印象があります。

・カレー曜日
これもよく食べていた気がしますが、あまり思い出はありません。

レトルトカレーといえば「ボンカレー」が一番有名だと思います(たぶん)が、
殆ど食べていなかったような・・・。
上に挙げたカレーは、ジャケットに美味しそうなカレーの写真が使われており 
(←ジャケットという言い方でいいのかは不明)
何やら食欲をそそられますが、
「ボンカレー」はシンプルなカラーリングに○がいくつか描かれた
フランク・ステラの抽象画のようなデザインで、
何だかいかにも機能食品ぽく、食欲が湧かない感じ・・・。
商品のデザインは重要ですね。
(いまのボンカレーのデザインは、よく知りません。)


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社会人になり、レトルトカレーを作ることもなくなり、
今度は「カレーは外のお店で食べるもの」というイメージに変わりました。

近所のカレー屋さん、大阪市内に出かけたときに食べるカレー屋さん。
お店の移り変わりもいろいろですが、気付いたこと。
どこの店にも、だいたいメニューに「なすのカレー」があります。
なすだけの場合もあれば、他の野菜とセットで入ってる場合、
ひき肉とセットなどの場合もありますが、なすカレーが置いてないお店の方が
珍しい気がします。

最初は「カレーとなす・・・?」と思いましたが・・・これが非常においしい!
なすをカレーに入れようと初めに思った人、誰かは知りませんがあなたは偉い!

新しいカレー屋さんに行ったときなど、だいたいまず、なすカレーを食べてみます。
お店によってなすの量や切り方の形状などはまちまち。
一緒に煮込んでいると思われるものもあれば、
カレーにトッピングしている(上から乗せている)だけのお店もあります。
自分はなすが好きなので、だいたいどの店でも美味しく頂きます。

その他、カレーはお店によっていろんなバリエーションが。
いろんな野菜がゴロゴロトッピングされてるカレー。
豚角煮がころっと入ってるカレー。
ネギがまぶしてあるカレー。
少し歯ごたえのあるスジ肉がたくさん入ってるカレー。
カキフライだとか、季節ものがトッピングされているカレー。
自分はどちらかというと味に寛容な人間で、たいていのものは何でも
美味しく頂くことができます。
ということで、大人になった今でも、カレーは大好きなのです。


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以上、カレーの思い出を3つくらいかきましたが、
書いてるうちにいろんな記憶がよみがえってきました。

小学校の給食に出てきたカレーは、アルマイトの食器に
ごはんとカレーが別々によそわれていて、混ぜて食べた思い出。
(アルマイトの食器って、今でも使われているのでしょうか?)

中学校のとき、宿泊訓練で、キャンプ場みたいなところで
カレーを作って食べた思い出。
(屋外で暑い中、熱いカレーを食べるという責苦)

大学生のときに、仲良しだった友人の家でカレーを作ってもらった思い出。
このとき、少し手伝おうと思って包丁を持っていきなり指を切った(笑)ことも
思い出しました。「できないことはするな」と怒られました。
今考えると「どこの新婚さんやねん」というようなエピソードですね。
ちなみに
この友人は男の子なのですが・・・笑)


カレーの思い出は尽きません。