10月9日9時半ごろの北北東の空の様子です。
空の様子が変わりました。細かい雲がでています。
15時半ごろ、岩手県沿岸北部で地震があったようです。
放射線帯の高エネルギー電子数が下がりました。
これが下がると、地上に電子が降りてきますので、地震や大雨、突風、落雷に注意です。
台風の影響で前線が活発化していますから、さらに注意が必要になります。
放射線帯の高エネルギー電子数のグラフ
放射線帯の磁場強度のグラフにも大きな変化が出ました。
それに伴って、磁気圏が一時期乱れたようです。
気象庁地磁気観測所のグラフ、6日のところにオレンジ色の棒一本たちました。
地磁気擾乱
気象庁地磁気観測所のK指数(柿岡)
アメリカ海洋大気庁の磁気圏の乱れを示すグラフにも黄色い棒が立ちました。
10月6日の宇宙天気ニュースによれば、
太陽風磁場の強まりが到来して、磁気圏の活動も活発になりました。
STEREO Ahead衛星によると、
9月30日にとても淡いCME(コロナ質量放出)が発生し、
その乱れが5日ほどかけて地球へやって来た様です。
SDO衛星の画像では、とても淡くて分かりにくいのですが、
30日21時(世界時30日12時)頃に、
北半球側でフィラメント噴出が発生した様です。
こちらでお伝えした、
赤いコロナグラフがありまして、
10月1日に東証のシステム障害の前に太陽の西側で小さな爆発が起きていたのですが、
その爆風が5日かけて、地球に到着したようです。
こちらは、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)の
今日の宇宙天気情報(2020年10月06日 09時00分JST)】
【地磁気活動】
地磁気活動はやや活発でした。
太陽風速度は低速な330km/s前後で推移していましたが、5日7時UT頃に衝撃波が到来し、やや低速な360km/s前後へ上昇しました。
これに伴い、磁場強度は弱い2nT前後からやや強い9nT前後へ上昇し、磁場の南北成分は一時-9nT前後の強い南向きの状態となりました。
前述の地磁気の乱れは、9月30日14時UT頃に発生したCME(コロナ質量放出)の影響と推測されます。
昨日、お伝えしました、
「少し先から地球と太陽を眺めているステレオ・アヘッドの映像をみると、
太陽から何か噴出しているのが見られます。」といいました、
この画像の前に衝撃波が地球に到達したようです。
それが、今朝(10月6日)の雲の写真のようです。
これは9時半ごろの南西の写真です。
今のところ、大きな地震は起きていません。
じゃあなかった…。
しまった、お知らせするのが遅かった…あー。
でも、震源の深さが100kmでよかった!震度3で済みました。
ところで、台風14号ですが、これから九州の方へ接近するようです。
台風14号 大荒れの恐れ
台風14号は午前9時、日本の南をゆっくりとした速度で、北北西へ進んでいます。このあとも、あまり速度をあげずに、暴風域を伴って、8日(木)に沖縄や奄美に、9日(金)頃からは西日本に接近する恐れがあります。
今の所、沖縄や奄美では8日(木)から9日(金)頃にかけて、大荒れの天気となり、海上では大しけとなるでしょう。台風への備えを早めになさって下さい。西日本(九州~近畿)は9日(金)頃から雨や風が強まり、大荒れの天気となる恐れがあります。交通機関への影響にも警戒が必要です。
台風14号のひまわり8号の衛星画像です。
左上のところ、赤く囲ったところに渦がみえるでしょう?カルマン渦というようです。
朝から出ているのです。
私が最初に見つけたのは9時半でしたが、それより前からできていたようです。
こちらは9時半の渦の様子です。渦の上にある、
右側に見える黄色い楕円は済州島らしいです。
こちらは11時頃の渦の様子。
2020年10月06日13:08
カルマン渦出現
上の画像は、きょう午前9時の気象衛星画像です。済州(チェジュ)島の南に「カルマン渦」といわれる渦状の雲が連なっているのが見られます。この付近に北よりの冷たい風が吹き込んだことで、出現したと考えられます。
カルマン渦とは?
流れの中に置かれた物体の風下方向には「カルマン渦」と言われる不思議な渦巻きができることがあります。このような渦巻きは雲でも見られることがあります。特に、冬型の気圧配置になった時に済州(チェジュ)島などの風下で、このような雲がしばしば現れます。
本をお持ちのみなさん、ご協力をお願いいたします。
台風14号はこれから接近するようです。
引き続き、中心部に時計回りのエネルギーを入れてください。
右側へ切ります、面舵いっぱーい!
まだ、地震はあるかもしれませんので、こちらのおまじないもかけておきます。
本をお持ちの方は、ご自身の地域に杖を使って、災害を抑えてください。
特に地面に力を入れておきましょう!
ひとふたみ、よいつむつななや、ここのたり。
地震、大雨、突風、落雷の災害から守り給え!
おしまい