池井戸潤の最新長編の舞台は、
「東京箱根間往復大学駅伝競走」――通称・箱根駅伝。
若人たちの熱き戦いが、いま始まる!
箱根駅伝大好きな私のためにありがとう!な1冊です。
上巻は予選会~決戦前夜。
学生連合チームに対する風あたりの強さと期待値の低さが信じられません。
私は学連チームが上位にくい込むとわくわくするし、毎年けっこう応援しているんだけどな。
なにコイツ!と思うキャラが何人かいまして、選手が頑張ってるのに水を差すなよと腹立たしいです。
でもこれは小説を盛り上げるために創ったシチュエーションだよね?
池井戸さんは入念に下調べをしてから執筆される方なので、まさかこのイヤな奴にモデルがいるのかと心配になります。
この人たちは完全フィクションであって欲しい。
テレビ制作陣も大変。
凄い人数のスタッフが総掛かりで番組をつくりあげているんだなあ。
長時間の生放送ですもんね。
辛島アナが好きだな。
本当にこんなアナウンサーがいたらめっちゃファンになる。
「芝居がかったお涙頂戴の実況はしたくない」というセリフに拍手喝采です。
そうなのそうなの、懸命に走る姿をみてるだけで充分感動的なんだから、余計な演出はいらないのですよ。
年々涙もろくなってきているのか、何ならスタートの号砲聞いただけで泣きますからね、私。
熱い青春ストーリーにわくわくしながら下巻へ。
いよいよレースが始まります。
がんばれー!