これから火を噴く‼️安倍宅放火未遂事件‼️ 加計問題との繋がり❗️山本順三(今治)江島潔(下関) | ☆Dancing the Dream ☆

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■頭がおかしい 笑う嘘つき💢


いわば、そもそも、良心の呵責はない。 まさに、嘘をついたんであろう、と。
似ている…この不気味さ!このシュチュエーションで異様な笑み…


はるさん最新 〜内閣支持率と不支持率がほぼ同等になっている。

まあ、薄々感じてはいたけど、
国民の方も頭おかしい…?

いやいや、番頭さんと加計追求精鋭チームの情報も、
加計の番頭さんへのスラップ訴訟の件も
多くの人が追いかけて どんどん拡散されている❣️

加計が痛いところを突かれて挑発に乗ってきたのだ❣️
ともかく彼らが仕掛けたコンテキストに乗ってきた。
そして、加計 自らが、
番頭さん&加計追求精鋭チームの主張を宣伝してくれている。
これは、ヒャッホーですよ❣️
これは、東松山市市長選に出馬する東大安冨歩教授が説く
非暴力抵抗
の闘い方、その一だ。
次なる挑発を仕掛けよう。
じじい通信さんの仰るように、ネッチリ追求でね❣️

今夜は、安倍が下関の市長選で、
ヤクザを利用するだけ利用しコケにして、
怒ったヤクザに襲撃された『安倍宅放火未遂事件』と、
『加計問題』につながる薄汚い安倍人脈のお話です。

『安倍宅放火未遂事件』と『加計問題』を結びつけて、
俯瞰してみると、
国家戦略特区とは、
全国に下関のような〈安倍領〉をつくるようなもの
ではないか?
と思えてきました。


■娑婆に帰ってきた小山佐市の復讐💢
ヤクザを使い捨てた安倍晋三


この絵を3億で、先生、買うてくれ、と。
 俺は、今言ったジャスコの開発のお金を
 安倍のために全部アレするから、
 半分、最低5億、ふたりで5億作っちゃろうや、と。

      〜小山佐市が再現する安倍との会話 (山岡俊介インタビューにて)

〜下関の安倍事務所の秘書・佐伯伸之(下関市市議/2017年4月死去)が、
小山佐市(前科8犯 元反社/ブローカー/土木関係会社「恵友開発」会長)に
1999年 下関市長選の安倍が推す江島の対抗馬の古賀氏の
スキャンダル記事を見せ、中傷ビラを撒くなどを依頼。
つまり、ヤクザに《古賀氏に対する選挙妨害》を安倍の秘書が依頼した。
そして、安倍事務所の責任者だった秘書の
竹田力(元山口県警OB/岸信夫の秘書)は、
見返りを約束する「念書」にサインした。
1999年7月3日 安倍当人も下関市の事務所で小山と会談していた。
ところが、その約束を実行しないことから小山は痺れを切らし、
特定危険指定暴力団「工藤会」(北九州市)組長らと
2000年6月〜8月『安倍晋三自宅放火事件』
(計5回 火炎瓶投げ入れなど)を起こした。
小山氏と工藤会系高野組組長、高野基氏と元組員ら
計6人は2003年11月逮捕された。
2007年3月小山氏は福岡地裁小倉支部は、
高野被告に懲役20年、小山被告に懲役13年求刑。
小山氏は、2018年2月に満期出所した。〜

アクセスジャーナルの山岡俊介氏が追っているこの話は、これから火を噴く❗️
約20年も燻っていたネタだ。

安倍晋三秘書が放火未遂犯とかわした疑惑の「確認書」togetter
↪︎小山佐一氏 インタビュー動画あり。
↪︎小山佐市氏は「宮城刑務所で服役中に30回以上も懲罰房に入れられた」
 と話していました。病気もしたそうで、
 ときどき話すのが不自由になります。(by寺澤有)


1997年2月23日。自民党山口県連パーティにて。
21年前の小山佐一氏と安倍。


■安倍と江島が貪る下関利権

しかし、実はこの話は、
一代前の安倍晋太郎の政敵・林義郎との
旧山口1区の選挙戦から現在に尾を引く、
半世紀以上に渡る因縁の構図の一部なのだ。

そして、『安倍晋三自宅放火未遂事件』は、
安倍一味に蝕まれる下関の姿の
ほんの一端を垣間見せたに過ぎない。

江島潔の父・江島淳は、
安倍晋太郎の派閥「清和会」に属し、
安倍家と江島家の仲は深く、
江島潔は、安倍晋三にとっては、
三つ違いの弟分のような存在である。

二人は共に、地元下関市発注の多くの公共工事の利権を
官製談合によって貪っていた。

彼らの官製談合の裏では、”影の下関市長”とも言われた
疋田善丸というブローカーが暗躍していた。
疋田が、下請けから集める裏金は、
江島と安倍事務所、疋田の3者で山分けしていた。
疋田のやり方は、孫下請けの業者にまで
5%を要求するという悪どさだった。

実は、襲われたのは、安倍事務所だけでなく、
安倍宅車庫は火炎瓶ではなく銃撃されており、
江島潔下関市長、平川助役、そして疋田善丸の車も襲撃されていた。

安倍関連業者の利益誘導は甚だしいものだったが、
全国的なスキャンダルになったのは、
「し尿・汚泥処理施設」建設をめぐる談合で、
市民の怒りも頂点に達し、司法当局の手も江島潔に伸びたという。
しかし、安倍事務所の元警察OB秘書が
警察コネクションを用いて司直の手を抑え、
安倍は、江島には下関市長5選を断念させ、江島は辞任した。
安倍は、江島を加計学園に客員教授として拾わせ、
加計孝太郎は、後に国交大臣政務官になる江島潔に
便宜をはかり、恩を売ったということになる。

安倍と江島の関係 詳細↓
*https://www.news-postseven.com/archives/20150610_327933.html
*https://facta.co.jp/article/201707020.html


村上さとこ@北九州市議会議員@murakamisatoko
約1年前のtweetが流れてきた…。
江島氏が下関市長時代、愛人のいる北九州市から当庁し、
巷では「エロ島」と呼ばれていたことを思い出しました。
江島氏を加計学園に繋いだのは安倍首相。
必見→(link: https://facta.co.jp/article/201707020
その後 江島氏は国政へ行き、現在の前田晋太郎市長は安倍首相の元秘書です。



■安倍の子飼い・今治の山本順三‼︎
2014年 下村と加計と料亭で密談!
2015年 国交副大臣になる!

塩崎氏らが安倍氏支持 自民党総裁選
愛媛新聞 2012年09月27日
〜〜2012年09月26日自民党総裁選で、
愛媛県選出国会議員では塩崎恭久氏(衆院 愛媛1区)が、
1回目から、新総裁に選出された安倍晋三元首相に投票、
山本順三氏(参院選挙区)も決選投票で安倍氏支持に回った。
塩崎氏は「国難の今、日本を再生できるのは安倍氏しかいない」
と期待を表明。
「民主党政権の3年間でがたがたになった外交安全保障、
経済の土台をつくり直す作業を一緒にやりたい」と述べた。
 町村信孝元外相の推薦人だった山本順三氏は
「町村氏と違う意味で強い日本をつくっていくリーダーにふさわしい」
と安倍氏を評価した。 〜〜
 

2017年8月31日 山本順三参院議員 「国政報告会」今治市民ホール
田中龍作ジャーナル http://tanakaryusaku.jp/2017/08/00016568

○市民とメディアはシャットアウトされ、
 後援会員と一部市議会議員などに限られた秘密会議となった。
○山本氏は総裁派閥の清和会に所属。
 2014年4月23日、下村博文文科相の紹介で加計側を紹介された。
○2014年3月、下村文科相(秘書1人)は、赤坂の料亭「佐藤」に招かれ、
 加計孝太郎理事長(秘書2人)と会食をしている。(文芸春秋7月号 森功)
○この密会で、下村は、
 (国家戦略特区での加計学園獣医学部新設を進める件の指示を
 担当部署に)「おろしました」と言ったという。
 http://www.asyura2.com/17/senkyo227/msg/791.html 
○同年10月17日、山本氏は、同じく赤坂の料亭「佐藤」で、
 加計孝太郎理事長、下村文科相と塩崎厚労相らと会食をしている。
 https://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2017-07-01/2017070103_01_1.html
○加計学園は下村の後援会・博友会のパーティ券、
 2013年に100万円、2014年に100万円分を購入している。
○2016年の参院選挙では、安倍昭恵夫人が国家公務員の秘書を伴い、
 今治市に山本候補の応援に入っている。

さて、山本順三氏は、今治市出身で、
1983年 - 2004年 愛媛県会議員を務め、
2004年自民党公認で愛媛県選挙区から出馬し、初当選。
安倍改造内閣・福田康夫内閣で国土交通大臣政務官を務めた。
2015年、第3次安倍第1次改造内閣では、
国土交通副大臣兼内閣府副大臣兼復興副大臣に就任した。


■安倍の子飼い・下関の江島潔‼︎
1999年 安倍に推され下関市長になる!
(ヤクザを利用し選挙工作=古賀潰し)
2009年 加計学園 客員教授になる!
2015年 国交大臣政務官になる!


山本順三が、国交省副大臣に就任した時、
同時に、国交大臣政務官に起用された3人の中に、
元下関市長・江島潔(山口県選挙区)参院議員がいた。
江島潔は下関市長4選後辞任から参院選出馬までの間、
加計学園の倉敷芸術科学大学客員教授として待機していた。
加計学園の政治家客員教授のポストは、
安倍の子飼い保管庫なのである。

江島潔といえば、
『安倍晋三宅放火未遂事件』の火種となった
1999年4月の下関市長選の主人公である。
江島は、安倍が自分の膝元の下関で推していた市長候補である。
この市長選は、安倍の政敵・古賀敬章
(1996年衆院選山口4区 安倍に敗れるも善戦した)が、
江島の対抗馬となっており、
どうしても勝たさねばならない選挙だった。

■『安倍晋三宅放火未遂事件』とは❓

『安倍晋三宅放火未遂事件』
山岡俊介氏が掴んだ超ド級のネタである❗️
山岡氏は、寺澤有と組んで取材を深め、
大きく報じようとしているが、

腰抜けマスコミは、
「安倍3選が既定路線。3選無しならやるが、
 勝ち馬を叩くバカはいない」と、避けているという。


〜ハーバービジネスonline 2018年06月26日
ポスト「モリカケ」か?
安倍首相に浮上したもう一つの「重大疑惑」〜山岡俊介


安倍晋三首相の自宅放火未遂事件
2000年6月から8月にかけて、
山口県下関市の安倍氏事務所なども含め自宅に、
5回火炎瓶を投げ込まれ、自宅車庫の車3台が全半焼する事件が発生。

主犯とされた小山佐市氏は、
土木関係会社「恵友開発」元会長。(土地ブローカー)
非現住建造物等放火未遂と火炎瓶処罰法違反の疑いで、
指定暴力団工藤会系高野組組長、高野基氏と、元組員ら、
合わせて6人の1人として、2003年11月逮捕された。
懲役13年で2018年2月に満期出所した。

※小山氏の言によれば放火未遂事件においては、
工藤会側と共謀したとする日時、
小山氏は旧知の警官と会っていたアリバイがあるが
上層部が圧力をかけてその警官に証言させなかった、という疑惑もある。

小山氏は、安倍事務所から、
1999年4月の下関市市長選において、
安倍首相が推す現参議院議員・江島潔氏を再選させるため、
地元の対立候補・古賀敬章氏に対する選挙妨害を依頼を受けたのだ。



古賀敬章
佐賀県佐賀市で生れ。山口県下関市で育つ。
ラ・サール中・高、東京大学法学部卒。全日本空輸に入社。
山口県議会議員に当選、自民党入党、安倍晋太郎の薫陶を受けるも
晋太郎の死後、晋三擁立で後継争いとなり、離党。
1993年に新生党入党、衆院選 旧山口1区で初当選。
1996年 衆院選で、山口4区から安倍晋三の対抗馬としても出馬。
金城湯池の山口4区で安倍に敗れるも善戦。
1999年、下関市長選挙に出馬するも、
安倍の支援を受けた江島潔下関市長に敗北した。

江島 潔
山口県下関出身。東京都立戸山高等学校、東京大学工学部卒。
東京大学大学院修士課程修了。
1991年、市長選出馬 落選。
1993年、衆院選、旧山口1区から出馬 落選。
1995年、下関市長選挙に再び無所属で出馬、現亀田博市長を破り初当選。
1999年下関市長選では、亀田博、古賀敬章を破り再選。
2003年、下関市長、3選。
2005年、下関市長、4選。
2009年、5選不出馬で退任し、
加計学園、倉敷芸術科学大学客員教授に就任。
2013年、参院議員。
2015年、第3次改造安倍内閣 国土交通大臣政務官に就任。
※国交相は石井啓一。新たな副大臣に
山本順三(内閣府副大臣、復興副大臣兼務)土井亨元国交政務官の2名。
政務官には宮内秀樹、津島淳(内閣府政務官兼務)、江島潔を起用。
2016年、参院選、再選。
*江島氏の市政時代、安倍が関係する神戸製鋼所が、
『奥山工場焼却施設』を110億円で、
『リサイクルプラザ』を60億円で落札するなど、
市の大型公共事業を受注した事が、
官製談合疑惑が浮上して裁判になった。


安倍陣営は、1999年の市長選で、
仮に、古賀敬章氏が、江島 潔氏を破り、
安倍の地元・下関市の首長になって、
実績を積んで、代議士返り咲きを狙われれば、
安倍自身も危ないと大変な危機感を持って、
古賀敬章氏に対する選挙妨害を依頼したのである。

そして、このほど、
選挙妨害を依頼された小山氏は、
その見返り受ける約束の『念書』を
取り交わしていたことが判った。
この『念書』は、公判においても一切触れられぬまま、
判決が下されたのである。

ジャーナリストの山岡俊介氏(アクセスジャーナル主催)は、
この『念書』を含む、《3枚の証拠文書》を入手した。
正確には
・1つの「願書」
・2つの「確認書」
いずれも、地元の安倍事務所の
当時の筆頭秘書・竹田力氏(元山口県警 警視)の
署名・捺印がされたもの。

一枚目
・小山氏から安倍側に選挙妨害の見返りの要求内容を伝えている。
↪︎懇意にしていた元市長の面倒を見てほしい。
  小山氏が地上げして誘致するジャスコの利権絡みで
 市内計画道路の変更などを要求。
↪︎選挙妨害の件について安倍との1対1の面会を要求。
・筆頭秘書の竹田氏は、小山氏の要求に対して回答。
↪︎計画道路変更は難しいと回答、
↪︎元市長の件は安倍氏に連絡したところ小山氏、元市長と3人で話し合いし、
 最大限努力すると回答。
↪︎「古賀潰し」の件も安倍氏に報告済み。
 安倍氏は小山氏と話をしたいといっているとの回答。

2枚目
小山氏に、安倍との面談要求が通ったので、
1999年7月3日午前10時 地元の安倍事務所にお越し下さいという
安倍側からの招待。

3枚目
予定どうり1999年7/3 小山氏は安倍との面談をした。
↪︎面談内容は「双方一切他言しない事、約束した」
↪︎元市長の件は、(安倍は)本人から依頼あれば誠意を持って話を聞く。
↪︎古賀問題(選挙妨害)の件については安倍と1対1で色々話した後、
↪︎(秘書は)安倍から話し合いをするように指示を受けている、
 今後、双方弁護士を入れて解決に向け最大限努力します。
 と記されている。

これら《3枚の証拠文書》の記載から、
少なくとも以下のことが読み取れる。
・安倍氏は選挙後、筆頭秘書・竹田氏の報告を受け選挙妨害の件を知り、
・これを咎めるどころか、実行役の小山氏と直に会い、
・見返りを与える代わりに「一切他言しない事」と約束を交わし隠蔽を図った。

※注) 文書文中の〈元市長〉とは、亀田博氏のことだろう。
元自治官僚。元下関市長(1991年〜1995年)
下関市長を1期務めた後、市議に2003年に初当選して現在4期目。
市長経験者が落選後、市議に転進するのは全国的にも珍しい。
亀田氏は、市長時代、泉田芳次・前市長時代に計画・設立された第三セクターによる日韓高速船事業を引き継ぎ、1991年7月に運航が開始されたものの、経営不振で開設後約1年半の1992年12月に休業、そのまま廃業。下関市は銀行借入金3億8千万円と関西汽船の傭船解約金4億6500万円を補助金で補填した。この支出が不当として1994年に亀田個人を被告に住民から提訴された。1998年6月の1審山口地裁判決では全面敗訴で8億4500万円全額の弁済を命じられた。控訴した広島高裁の2001年5月の2審判決では傭船解約金分は免れたものの引き続き銀行借入金の弁済を命じられた。上告した2005年11月の最高裁判決で全ての弁済を免れたが、判決文に「(市長が)裁量権を逸脱し、又は濫用したものと断ずべき程度に不合理なものであるということはできない」と記され、市長の判断に疑問を呈された。
提訴後、亀田は1995年に下関市長2期目の立候補をするも対立候補の江島潔に敗れ落選。1999年の市長選に再び立候補したものの再度江島に敗れた。


山岡氏が行った《小山氏のインタビュー》では、
「江島氏再選直後の1999年7月3日、
小山氏と安倍は、地元の事務所で2時間以上、
2人だけで“見返り”の相談の件で会っていた」と証言しており、
地元の事務所が勝手に行ったことではなく、
安倍は、この選挙妨害依頼の件を知っており、
直接関わっていたことになる。

さらに、安倍側は、その1ヶ月後、
小山氏の“口封じ”のための《デッチ上げ逮捕》を
工作した可能性が高い。
1999年8月、小山氏から佐伯伸之秘書(当時)が
300万円の恐喝を受けたとして、
逮捕され、起訴猶予処分となっている。
安倍側は、警察権力を使って小山氏を脅したのである。
小山氏は、当時、弁護士に虚偽告訴罪で佐伯秘書、
安倍首相の告訴も相談したという。

安倍晋三首相の自宅放火未遂事件は、
見返りの約束が『念書』どうりに実行されなかったことから、
指定力団「工藤会」(現・特定危険指定暴力団)の組長らと
犯行に及んだとも見られていた。




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

《当時のマスコミの記事》

●発行日2003年2月10日 東京アウトローズ
【安倍晋三官房副長官の地元・下関市における襲撃事件の闇】

安倍副長官の地元・山口県下関市内の自宅車庫に、何者かによ
って火炎瓶が投げ込まれたのは2000年6月17日深夜のことだった。
このことは全国紙でも当時、報道されている。だが、それから
11日後、今度は同市内の安倍事務所が銃撃されていたことはほと
んど知られていない。

もっとも、こちらの件は「中国新聞」が報じてはいる。しかし、
その内容は自宅車庫同様、「火炎瓶」とされている。ところが、
現場を見た地元記者は、こう証言する。

「事務所のガラスに素人でもわかる銃痕が2つ、ハッキリ残って
いました。あれが火炎瓶のわけがない。さすがに銃撃されたとな
ると衝撃度が違いますから、自宅同様、火炎瓶ということで処理
されたのでしょう」

この連続事件、東京では公安情報として、「拉致運動に邁進す
る安倍サンへ、朝鮮総連関係者が“警告”したもの」との見方も
あると聞く。しかし、地元事情通の見方はまったく異なる。結論
をいえば、中央やテレビでの顔とは異なり、地元では利権漁りを
盛んにやっており、その挙句のトラブル説では、というのだ。
その大きなヒントになると思われるのが、安倍副長官以外も襲
撃されていた事実。その人物とは、江島潔下関市長、平川助役、
それに地元では“影の市長”ともいわれている疋田善丸氏。
「この3人の方は、各々が使用する車が狙われ、バットなどでフ
ロントガラスが粉々にされるなどされたんです。安倍氏の自宅車
庫と事務所が狙われた約2週間の間の犯行です」(地元事情通)

本誌は地元取材において、衝撃的な証言を得ることができた。
何と、これら事件の直後、ある人物が容疑者として逮捕されてい
たというのだ。しかし、なぜかその容疑者は勾留されることもな
くすぐ釈放。事件の犯人は、いま現在もあがっていない。
その容疑者とは、市内の「K開発」(ただし、事件後解散)な
る土木建築工事会社の社長・K氏。といっても、実態は暴力団周
辺者とのこと。前出・記者の証言を続けよう。

「Kを取材したら、“99年4月に行われた下関市長選挙で安倍陣
営の推す現市長を連続当選させるため、ある工作をした。その見
返りに、工事を回してもらうことになっていた。しかし、いつま
で経っても約束を守ってくれない。それで安倍の衆議院選挙期間
中を狙い腹いせでやった。警察で、そのことをバラしていいのか
!?、というとすぐ釈放された”とのことです」

何とも驚くべき内容ではないか。しかも、これにはオマケがあ
る。K社長は依頼されたとする証拠として、前出の選挙を応援す
る見返りに関する記述のある安倍事務所有力秘書のサイン入り「
念書」を見せられたというのだ。

そこで99年の市長選挙だが、この時、江島市長は2期目をめざ
し、その有力対抗馬が古賀敬章元代議士(新進党。選挙区は最後
の中選挙区となった旧山口1区)。ちなみに、前出の疋田氏は古
賀氏の代議士時代、彼の公設秘書をしていた。が、その後、ケン
カ別れして安倍事務所に出入り仕出す。また、古賀氏が当選した
際、次点に泣いたのが元参議院議員(旧国鉄OB)を父に持つ江
島市長だった。

そして市長選挙前、古賀元代議士を誹謗中傷する文書が流れた
のだ。手元にある「号外」と書かれたビラには、こんな記述があ
る。

「古賀敬章を絶対に下関市長にしてはいけません。1、古賀は首
吊り自殺した亡き元衆議院議員・新井将敬氏共に北朝鮮生れです。
(略)4、現、日朝日米、北朝鮮問題、先日の北朝鮮工作船の日
本国内を脅かす卑怯極まる行為を皆様、思い出して下さい(略)
6古賀氏は将来、必ず日本国権を新井将敬亡き後に握ると北南朝
鮮人の親しい人物に約束しているそうです。恐ろしいことです(
略)市民の皆様、どうか来る4月25日、古賀氏を絶対に当選させ
てはなりません。小渕総理始め、外務省・警視庁・山口県警も古
賀氏や亡き新井将敬氏の身辺を調査、再度、今日迄の経過・経緯、
拉致・麻薬・工作船につながる周囲の調査等改めてお願い申し上
げます」

なお、古賀氏は北朝鮮生れではないし、新井氏とは何の関係も
ない。しかし、もしそうだとしても、このビラの内容は読むに絶
えない民族差別に基づく届く誹謗中傷ビラである。
そのため、古賀氏は99年3月12日、氏名不詳で、下関警察署署
長宛てに、名誉毀損罪で刑事告訴している。しかし、関係者によ
れば、古賀氏への一度の事情聴取すら行われず、むろん、犯人は
いま現在も上がっていない。

前出のK社長は工作の内容については明かしておらず、このビ
ラ作成をK氏が行なったとの証拠は何もない。
だが、こうして検討して来ると、冒頭の襲撃事件の背景につき、
深い闇を感じないわけにはいかない。

本誌編集長が『財界展望』という経済誌(2月1日発売)で、
下関市発注の公共工事の多くを安倍副長官がかつて勤めていた神
戸製鋼所が受注していることを報じているが、このような不可解
な事実もあるだけに、なおさらそう感じないわけにはいかない。
(後略)
http://www.asyura2.com/0601/senkyo18/msg/749.html


●2006年7月12日 朝日新聞
「安倍氏秘書が見返り金」、放火事件公判で検察指摘

 山口県下関市で00年、安倍官房長官の自宅や後援会事務所などに火炎瓶が投げ込まれた事件で、非現住建造物等放火未遂などの罪に問われた指定暴力団工藤会系の元組員地蔵原知哉被告(27)に対する論告求刑公判が12日、福岡地裁小倉支部であった。検察は地蔵原被告に懲役10年を求刑。犯行の経緯について、99年の下関市長選の際、安倍氏が推した候補を支援した土地ブローカーに対し、当時の安倍氏秘書が300万円を工面したが、ブローカーはさらに安倍氏本人に金を要求。安倍氏が応じなかったため、暴力団と共謀して報復したと述べた。
 論告で検察は、土地ブローカーの小山佐市被告(68)=同罪で公判中=が「安倍議員の地元秘書佐伯伸之氏(現・下関市議)と交際していた」としたうえで、「市長選で安倍議員が支持する候補者を支援して当選に寄与したとして、佐伯秘書に対し、絵画の買い取り名下に現金500万円の支払いを要求し、300万円を工面させた」と指摘。その後も「安倍議員に面会して金員を要求したが拒絶されたため恨みを抱いた」と述べ、親交があった工藤会系組長の高野基被告(56)=同=と共謀して犯行に及んだと主張した。
 佐伯氏は工面した300万円について「公判中なのでコメントできない」、下関市の安倍事務所は「公判の中身を確認できないので、コメントは差し控えたい」と話している。
 起訴状によると、地蔵原被告は高野被告らと共謀。00年6月から8月にかけて5回にわたり、下関市の安倍氏宅の車庫付き倉庫や後援会事務所などに火炎瓶を投げ、駐車中の乗用車を燃やすなどした。地蔵原被告は捜査段階では容疑を認めていたが、法廷では起訴事実を否認している。
(asahi.com 2006年07月12日 23時01分)


●2006年12月号 月刊「現代」
「共同通信が握りつぶした安倍スキャンダル」=魚住昭・青木理執筆

事件は2000年6月から8月にかけて起きた。下関市中心部にある安倍の後援会事務所や自宅などに計5回にわたって火炎瓶が投げ込まれ、安倍の自宅では数台の乗用車が全半焼する被害も発生した。負傷者こそ出なかったが、近隣の結婚式場にも誤って火炎瓶が投げ込まれており、一歩間違えば惨事につながりかねない犯行だった。
事件が衆院選前後に起きたこともあって「安倍の対北朝鮮強硬姿勢に反発したテロではないか」といったさまざまな憶測が流れたが、2003年11月になって福岡県警と山口県警が下関の「ブローカー」小山佐市と、北九州市の指定暴力団・工藤会系高野組の組長ら6人を非現住建造物等放火未遂容疑などで逮捕した。
両県警の調べなどによると、事件の主犯格である小山は、安倍事務所や地元有力企業などに幅広い人脈を持ち、市内の再開発事業にからむ土地買い占めなどに暗躍していた。小山は1999年4月に行われた下関市長選で安倍直系の現市長・江島潔の陣営に"選挙協力"したにもかかわらず、安倍サイドから約束の報酬を得られなかったとして反発し、高野組に依頼して火炎瓶を投げさせたのだという。
どうやらこの事件は安倍サイドが一方的な被害者というわけではなく、下関市長選で安倍事務所側が小山というブローカーを利用したのが発端だったようだ。
(中略)
共同通信の記者たちが取材した跡をたどっていくと、彼らが記事にしようとした通り、こんな事件の輪郭が浮かび上がってきた。
(1) 安倍事務所の秘書だった佐伯が長らく交友のあった小山に中傷文書の元となる資料を提示し、(2) 小山側が資料に基づいて対立候補Kの実名と写真の入った中傷文書を作成してバラまいた。さらに (3) 後になって絵画買取り名目で500万円を要求し、(4) 佐伯から300万円を受け取ったものの、さらなる要求を拒否されたため小山が高野組を使って5回にわたり火炎瓶を投げつけた-。
その上、安倍事務所側と小山との間で交わされた「念書」の存在を確認したというのが事実ならば、安倍事務所と小山との間にはさらに奥深い関係があったと言っていいだろう。いずれにせよ、差し止められた記事は事件の核心を突く貴重なニュースだったと言える。前出の共同通信記者の話。
「もちろん安倍首相本人が事件に直接関与したという証拠はなく、超特大の特ダネというわけでもないが、ナゾの多い事件の全体像に迫る、意味のある記事だった。『美しい国』を掲げて就任した新宰相のお膝元のドロドロした実態を広く伝えることにも十分な意味がある。ましてや社会部長自身も認めていたように取材は十分だし、仮に安倍サイドから訴えられても負けない材料は揃っていた。いつものように加盟者に配信していれば、全国加盟紙の紙面を大きく飾ったはずだ」
(月刊「現代」2006年12月号「共同通信が握りつぶした安倍スキャンダル」=魚住昭・青木理執筆=より)