【暴力を可視化せよ!】大混乱のG7 / マイケルジャクソンの「挑発」安冨先生の「挑発」 | ☆Dancing the Dream ☆

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with ☆Michael Jackson☆




権力者というのは、ゲームを設定する側に立っている。
自分が有利になるよう仕掛けるゲームだ。
あたかも公平なルールに則っているかのように見せかけて、
だいたいインチキを隠している。
このことは、少し考えれば誰もが気づくことだが、
露骨に表に出さないのが、暗黙のルールである。
このルールは、強者と小賢しい弱虫の裏取引きで成り立つ
インチキ隠しのルールであり、
それを マナーと呼ぶのだろう。

ところが、今回のG7では、このマナーが乱された。
野卑なトランプは、臆面もなくエゴをむき出しにして掻き回した。
アメリカのやっていることは、どんなに隠しても、
元々、傲慢で横暴だが、
さすがは、先住民を皆殺しにして彼らの土地を奪い、
捕獲したアフリカ人を連れてきて奴隷にして繁栄した国の
リーダーだけのことはある。
そういう振る舞いだった。

そういう国のリーダーと気が合うのは、
やはり、同じく、東アジア諸国で暴虐の限りを尽くしてきた
我が国のリーダーだ。

ただし、二人の言葉は通じない。
二人は、互いに互いの国の言語を話すことができない。




①トランプ ②ボルトン大統領補佐官 ③山崎和之外務審議官 ④安倍
⑤西村康稔官房副長官 ⑥メリケル ⑦マクロン ⑧メイ ⑨クドローNEC会長

"Shinzo, you don't have this problem,
but I can send you 25 million Mexicans
and you'll be out of office very soon."

「シンゾー、お前さんとこにはこの問題はないだろう。
 だがな、俺は2500万人のメキシコ人を日本に送ることができるぞ。
 そうすれば、お前さんは、すぐに退陣だ。」


G7首脳の中で、安倍 一人だけが、
通訳を連れていたことを揶揄されていたようだが、
このトランプの脅しの言葉をその場でそのまま訳したのだろうか?
安倍チームは、震え上がって、アメリカが拒否している
「海のプラごみ禁止」への署名拒否に付き合って日本も拒否した。
G7は、中学校の体育館裏か? 中坊のカツアゲか?

だいたい、いったい、なぜ、英語が世界共通語なのだ?

安倍の教養のなさを庇うつもりはないが、
英語は、食い詰めて難民化してブリテン島に入ったゲルマン人の言葉だから、
ドイツ語の方言だ。
そんな方言を、なぜ国際政治の場で使わねばならないのか?

それは、アングロサクソンの英語圏の「5アイズ」が、
国際政治のゲームをセットしているから
そうなっているに過ぎない。

アメリカのNSA(アメリカ国家安全保障局)は
世界中の情報を握っており、
5アイズをパートナーとして一部共有しているが、
冷戦後この四半世紀の間に、
このグローバル情報地引網漁は、アメリカの一極支配なのだ。

NSAは、エックスキースコアというプログラムで、
大量の情報からふるいにかけて、一人の情報を取り出す。
内閣府、官房長官の秘書官、経産省、財務省、政府のVIP回線、
三菱、三井などの電話回線が傍受していたことが判っている。

モリカケ問題以上の安倍の悪事、安倍周辺で起きたことは、
もちろん、安倍本人よりも知ろうと思えば知ることができるだろう。

アメリカがデザインした秘密保護法、安保法、
全ては2013年から雪崩を打つように変化しているが、
自衛隊の独立した統幕も形骸化し、
米軍の下部組織となっている。



そもそも、ゲームとは「Game=遊び」で、その意味の通り、
人と人が楽しくコミュニケーションすることだ。
古英語では「 gamen 」
gamenの構造は「ga-(集合)接頭辞」+「mann(人)」で、
"people together 人の交わり"というような意味がある。

ルールも役割も不確定なゲームの中で、
人を喜ばせ、人を励ますことが好きで、
自然と人望を得て世話人となる者が生まれ、
ゲームが盛り上がるのは、
それはそれで素晴らしいことだ。

けれども、そうはならず、
自分が優位に立たねば不安でしょうがない精神を病んだ者が、
工夫を凝らして隠に陽にあらゆる暴力で人を捩伏せて子分を増やし、
ゲームを乗っ取ると、
自由で柔らかいコミュニケーションが死に、
がっちりとしたシステムに変わる。
そして、そのシステムは、ハラッサーとハラッシー全員の力で
自動的に強化され続ける。

こういう恐ろしいゲームは、
まともな感覚では続けられないので、
機械のように無感覚にならざるを得ない。
人間的な感覚を遮断できないまともな人は、
こんなゲームには耐えられない。

登校拒否や引き篭もり、出社拒否やうつ病、
正常な感覚を保ちながら、
魂の凍ったゾンビたちのゲームを闘った人々は、
満身創痍になってしまう。
こんなゲームに自分を最適化できる方が、狂っているのだ。

こういう 恐ろしいゲームは、
サボるか、下りるかして、
このシステムの動きを止めた方がいい。

相手のゲームに乗るのではなく、
心に湧き上がる自分のゲームを始めよう。



ゲームを仕掛ける側に回るのだ。

マイケルジャクソンは、
生き馬の目を抜くようなエンタメ界で、
10歳から50歳までの40年間を生き、
ワールドツアーで地球を何十周も周って来たが、
半分の20年間は、母国アメリカ 北米大陸ではツアーを行なっていない。
彼はFBIに要注意人物としてモニターされていた。
おそらく、彼の政治的活動によってパージされていたか、
暗殺の危険があったからだろう。

エンタメ業界は、
ハリウッドも、ブロードウェイも、ラスベガスもユダヤ系が仕切る。
エジソンが蓄音機を発明するまでは、譜面が主な記録メディアで、
これを牛耳っていたのもユダヤ人で、
ジャズメンや作曲家などのアーティストもユダヤ人は大変多いが、
ボードヴィルやミュージカルの多くの出版権は、
ユダヤ人がすべて握っていた。(*彼らの殆どは、世俗的同化ユダヤ人)
才能ある黒人アーティストは、良いように使われ、
ヤク中の無一文で死んだ。

マイケルジャクソンは、
この界隈のシステムに隠された
搾取や差別という暴力を可視化させるために、
音楽という非暴力の強力な武器を使って「挑発」した。
自分のゲームを仕掛けたのだ。

「挑発」=相手を刺激して向こうから事を起こすように仕向ける事。

挑発 その1…
例えば、『Heart break Hotel』(1980年)…
マイケルがジャクソン家のファミリービジネスから離れ、
ソロとして独り立ちする過渡期の記念碑的な作品だ。
Heart break Hotel というマイケルの歌のタイトルは、
エルビス・プレスリーの名曲と同じだが、
「白人のロックの王の曲名を黒人が盗んだ」と批判され、
レコード会社のCBSは、慌ててタイトルを
『This place Hotel』に変更した。



彼の挑発に乗って 露わになったのは、
白人と黒人の音楽の垣根を超えたといわれたエルヴィスを通じて、
新しい時代の新鮮な音楽に目覚めたはずのファンが、
アフリカ系アメリカ人への「差別」を、
爺さんの時代から引き摺り、隠し持っていたこと、
エンタメ界は、易々とアートを殺すということだった。

挑発その2…
『BLACK or WHITE』(1991年)…
この作品で、突如、輝くような白い肌で笑顔の新生マイケルが登場した。
実は、彼は尋常性白斑症という病気を抱えており、
この時期、暗い色でカバーしていたメイクでは隠しきれなくなっていたのだ。
「白くなった黒人」「白人になりたくて肌を漂白した」と、
当時、まるで化け物のように扱う
彼への激しいバッシングへの答えが、この作品だった。

しかし、BLACK or WHITE の SFの
〈パンサーダンス パート〉と呼ばれる後半の部分は、
過剰に暴力的、性的で、風紀を乱すと言われて放送禁止になった。

マイケルの方は、そうなることは、織り込み済みで、
あっさりと後半をカットして、
明るく健全に見える前半部分だけを残して、
FX技術で人の顔がスムーズに変わっていくモーフィングなどが話題となり、
ヒットチャート1位になった。

BLACK or WHITEというタイトルの意味は、
〈黒人と白人〉であると同時に、
〈裏と表〉〈陰と陽〉などの意味を持っているのだろう。
つまり、SFのカットされた部分と残された部分の両方で初めて、
BLACK or WHITE が完成するということ。
パンサーダンス パート は、いわば密教の隠密のパートなのだ。


【パンサーダンス パートの設定】
『BLACK or WHITE』のSFの撮影が終わり、
黒豹に変身したマイケルは、自分自身の深層心理の地下へと降りていき、
青く暗い寂れた町のような空間で、本能のままに一人 激しく踊る。
湧き上がる感情とエネルギーのままに、
KKK …Nazi… Nigger Go home …差別と暴力を象徴する言葉が書かれた物を破壊する。



Black Or White (Shortened Version)


挑発 その3…
『HIStory Teaser』(1995年)…
新アルバム『HIStory』をリリースし、
ショートフィルム『HIStory Teaser』を発表した。

『HIStory Teaser』は、ヒトラーのナチ政権時代の
1936年ベルリンオリンピックの記録映画『オリンピア』と
1934年のナチス党大会の記録映画『意志の勝利』を撮った
レニ・リーフェンシュタールの『意志の勝利』のパロディであると同時に、
実は、チャップリンの『独裁者』へのオマージュが隠されている。


Michael Jackson HIStory Teaser

この作品は「ナチス賛美」「自画自賛も甚だしい」と批判された。
しかし、この作品に用いられた馬鹿馬鹿しいほど大きな
張りぼてのマイケルジャクソンの巨像のイメージは、
自分自身を素材とした「虚像」を表す。
独裁者ヒトラーも、King of popマイケルジャクソンも、
大衆が作り上げた虚像に過ぎないということだ。

冒頭の呼びかけの声は、エスペラント語で叫ばれる。
緑の星はエスペラントのシンボルだ。
チャップリンの『独裁者』の中にも、
エスペラント語が散りばめられている。
エスペラント語は、母語の異なる人々の間の
意思伝達用に作られた言葉であるがゆえに
ヒトラーが嫌悪し禁止した言語だった。

古着屋             髭剃りと散髪

teaseとは、「人を冷やかす、からかう、じらす」いう意味だが、
掲げている旗のスラブ語系らしき文字は、
チャップリンの『独裁者』の旗「××」と同じように
何の意味もない!^^