Icurus [Instrumental] take.3
以前の記事でOld Demoとして出した内の一曲がこのIcurus。
いつか作り直そうと思いつつも環境的に整わなかったんで手を付けずにいたんですが、ようやくやる気にもなってｗ、作り直す事に。
とは言え、当時の資料的なもんが古いデモ音源以外に全く無いもんで、我が作品ながら耳コピでなんとか作り直してみました。
改めて解説すると、タイトルのIcurus（イカロス、あるいはイカルス）はギリシャ神話に登場するダイダロスの息子。
幽閉されていたラビリンスからの脱出を図り蝋の翼を作って逃げ出すものの、太陽に近付きすぎた為に翼が溶けて失墜、命を落とすという哀れな男。
で、この曲が完成して聴いてる時、なんとなくイカロスの飛んでる様がイメージとして浮かんだもんで、そのままタイトルとして採用。
そもそもイメージ先行で作った訳じゃないんで、それ以上は特に深い意味とかありません。
小学校で 『勇気一つを友にして』 って歌を習った人は少なくないはず。
まさにあの歌の主人公のイカロスがふと浮かんだんですよ。
ファンタジーをモチーフにした曲として鮮明に記憶に残ってるんですが、あの美化させ過ぎた歌詞と違って、本来のイカロスは調子こいて無茶して死んだバカですからね、単に。
若さ故の無謀さを 「鉄の勇気」 とか言ってヒーロー的に称えてる意味が解らないものの、あの歌無しにはこのタイトルもなかったという事で、結果オーライなのかな･･･みたいな。
まぁ、知識に無駄は無いってところですかね。
さて、肝心の音の方は、昔のデモの音がそのまま完成形みたいなもんだったんで、作り直すに当たって出来るだけ元の音に近い音色を狙いつつ、いかにもなシンセ音からアナログ的な音に寄せた感じ。
ちなみに、今回付け足したイントロ部分は、墜落のイメージから入るという感じの演出。
まぁ、全体的に感覚だけで作った楽曲って事ですな。
イメージ画像はベタに翼モチーフで、一応は蝋で作ったっぽく見える感じに。
あんまりゴテゴテしない方が良いかなとシンプルにしてみました。
※ 2013年03月 加筆・修正、音源差し替え
※ 2015年11月 加筆・修正、音源差し替え（オリジナルイメージ画像含む）