出演: 稲村徹、東地宏樹、星野貴紀、上田祐司、
時間:70分、2005年
【エピソード】
第7話 マレー鉄道
第8話 追跡者
第9話 デッドライン
ここから角松と草加コンビで行く、マレー半島道中編です。津田大尉も登場。
ところで津田大尉はよく聞くと、大尉(だいい)と呼ばれてますね。当時「大尉」の呼称は陸軍では大尉(たいい)、海軍では大尉(だいい)と呼ばれていました。
大佐も同様で、陸軍では大佐(たいさ)、海軍では(だいさ)です。草加少佐も注意して聞くと、梅津艦長を「大佐(だいさ)」と呼んでいます。(第4話)でもなぜか大将だけは「だいしょう」とは言わないそうです。
灼熱のマレー半島を南下する角松と草加。時々蝿や蚊が飛んできて、熱帯地方のうっとおしさがよく表れています。道なき道を歩いて、さらに窓を開け放した機関車に乗って、2人とも白い服が汚れないんでしょうか。汽車は窓を開けると石炭の燃えカスが飛びこんで来て、服が黒く汚れてしまうそうなんですが。
それにしても、当時の人々はスーツのような、きちんとして改まった服装の人が多いですね。Tシャツにジーンズみたいなカジュアルな普段着の人はいない。(当たり前か)
第7話でもナチ関連の物が慎重に排除されています。コミックではダンスホールの天井からハーケンクロイツの旗が下がってましたが、それが無くなりました。
角松は航行中の東進丸で、昭南楼の照子さんは戦争が終わったらどうなるんだろうなあと、ひとり言のように呟きます。これはアニメを見ただけでは分からなかったけれど、6巻外伝「マレーの残照」に出てきた照子さんの息子、冬馬のことも考えていたんでしょうね。
津田一馬大尉