皆さん こんにちは!
『0円引越』プロデューサーの合田英樹です。
今日は、以前から不定期でお伝えしている
「引越ミニ知識」の第6弾です!
意外とこのシリーズが好評なんですよ。
第6回目は…
~引越ミニ知識~⑥【名古屋の婚礼事情】
一般的には、名古屋の嫁入りは派手!っていわれますよね?
婚礼家具は豪華!
結婚式の引き出物は重量で勝負!
とにかく見栄えが全てのような土地柄です。
私が名古屋で営業をしていた頃、
どこの家庭にも大きな婚礼家具のセットがありました。
これはある日、お祝い事の荷物運びを打ち合わせたお客さんの話し。
そのお客さんが言うには、
「結婚で娘に持たせる家具を運んでほしい」
とのこと。
「それでは荷物を教えて頂けますか?」
と、言う私に、そこのお母さんが言った内容は以下のような荷物。
まず婚礼家具の3点セット、
和ダンス(別にブレザーダンスもあります)、洋服ダンス、整理ダンス、
これ以外に、ひと竿 ウン百万円の桐ダンスもありましたね。
食器棚、中の食器
その他に、
ベッド、ベビーダンス、食卓テーブルなどの家具類一式、
冷蔵庫、洗濯機、テレビ、エアコンなどの電化製品。
その他、身の回りの一式を持たせます。
極めつけはお嬢さんが乗る乗用車です!
全部の金額は7~800万円が目安とのことでした。
その運び方が凄いんです!!
婚礼家具って一般的にはこんな運び方をするとお考えでしょうが、
これでは雨の日は大切な家具が濡れますよね?
実は全く違います。
これが名古屋仕様です!
見せることに意義があります。
このガラス張りトラックで3台分の婚礼家具等と、
その後ろをお嫁さんが乗る新車がついて走ります。
これをどうするかと言いますと、
まずはお嫁さんのご実家へ一旦運び込んで、日柄の良い日(大安)に御近所へお披露目します。
その時に一度目の運搬をお受けします。
そしてお披露目が終わった後、また良い日を選んで新居へ移動するのです。
この時が2回目の運搬です。
凄いのはその時に運転手に渡される御祝儀袋
一般的にお祝い事では、戻る、下がる、落ちる、滑るという言葉は忌み嫌われます。
運搬している途中の細い道で、正面から車が来たらどうしますか?
どちらかが下がらないとダメですよね?
ここで用意していた御祝儀袋が力を発揮します。
「婚礼家具を運んでいますので、そちらが下がってくれませんか?」
と、言いながら、御祝儀袋を下がってもらう車の台数分渡すのです。
1台なら1台分、5台なら5台分。
相手は絶対に文句を言いません。
だって御祝儀袋の中は、福沢諭吉が数名入っておられますから!
ここからは笑い話ですが…
無事に到着したらそのご祝儀袋ってどうなると思いますか?
先ほども言いましたが、
お祝事、特に結婚式では、【戻る】という言葉は厳禁です。
【戻る】を嫌うから、ご祝儀袋も【戻せ】とは言いません。
そんなこともあって、運転手は何とかして【戻る】場面を回避します。
見通しが悪い道は、助手のスタッフを先に行かせて対向車が居ないのを確認してから、
荷物を積んだトラックで細い道に侵入します。
もし、一度も戻る機会がなかったら…
総取りなんです(笑)
名古屋といっても地方によって風習が変わりますから、
全部が全部この通りではありません。
でも、田舎に行けば行くほどこんな感じがまだ残っているんでしょうね?
さて、みなさん!
お嫁に出す女側は大変~ って思いますか?
男はもっと大変なんですよ
婚礼家具に見合った【結納金】
そして一軒家を新築で建てるのは新郎側の仕事です。
今回は、名古屋の結婚事情って大変なんですよ~
って話しでした。
ミニ知識ではなかったかな?
ちなみにこれまでの5回はこんな内容でした。
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長いので2回に分けました。
長いので5回に分けました。
長々と読んでくださってありがとうございました。