12月の地震予測と現実のデータ照合 |  ZEPHYR

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先月の地震予測の、科学的な思考による検証を行いたいと思います。
つまりは答え合わせです。
果たして私の予測は何点だったのか?

日本国内だけに絞ると、何らかの事情で地震が抑制されるということもあるでしょうし、また星々のアスペクトがかならずしも日本列島地域にだけ作用するわけではありません。
星々のアスペクトと現実に起きる地震との関連を検証するためには、どうしても世界中の地震発生状況を知り、そのデータと付き合わせた検証を行う必要があります。
自分が予測した日付に国内で地震が発生したときに、「当たった当たった」と騒ぎ、国内で発生しなかったときには海外のデータを持ってきて、「ここで予測した日に起きました。だから的中しました」なんていうのは、非科学的な態度ですし、それ以上に欺瞞的です。
このようなことをやっていたら、占星学に妥当性があるとしても、真面目に取り上げられることは永遠にないでしょう。
<12月の占星術予測と少し先のこと>の中で私が行っていた地震の予測は、以下のようなものでした(赤字で表記したのが、かなりの高確率で地震が発生しやすいと読んでいた日)。

6日頃(早ければ2日以降影響が出ますが、もっとも厳しいのが5、6、7日)。
11日頃(前後2~3日)。
14日頃(前後1~2日)。
20日頃(前後1~2日)。
27、28日頃。(正確には17日の夜以降、来年の1月9日まで持続する火星と冥王星の合ですが、27、28日以降に出る可能性の方が高く思えます)。

この予測に照合させるデータは、アメリカ地質研究所(USGS)が発表しているM5以上の地震発生データです。USGSの発表は、日本気象庁の発表とは、微妙にマグニチュードや震源地の測定が異なっている場合があります。が、一応、これに統一しておこうと思います。
M5以上の地震を発表するというのは、M5程度になると場合によっては被害が出ることもあるでしょうし、USGSのデータではM6以上の地震は、赤字で表記されています。6以上になると、危険度がかなり高くなるからでしょう。

USGSのデータを集計し始めたのが少し遅かったので、私の手元には12月4日以降のものしかありません。
それをすべて列挙すると、かなり長くなりますので、要約したものを以下にUPします(USGS発表の地震発生時刻は、日本時間と9時間の差があります。私は占星術予測を日本時間中心でやっているので、USGSの時刻に9時間を加算して、集計を行いました)。
4日以降の世界で起きたM5以上の地震です。

4日 2回
5日 2回
6日 8回(M6.4が1回)
7日 2回
8日 7回
9日 7回(内、M6.3とM6.8を含む)
10日 8回(内、M6.0が2回)
11日 1回
12日 6回
13日 3回
14日 4回
15日 5回
16日 2回
17日 4回
18日 5回
19日 12回(内、M6.2とM6.0を含む)
20日 8回(内、M6.5が1回)
21日 9回(内、M6.0が1回)
22日 1回
23日 3回
24日 5回(内、M6.3が1回)
25日 7回(内、M6.2が1回)
26日 2回(内、M6.0が1回)
27日 2回
28日 2回
29日 5回
30日 2回
31日 4回

まず、最初に指摘していた6日には、いきなり8回に発生回数が跳ね上がっているのが確認できます。
11日にはなぜか1回だけなのですが、前後2~3日というのがアスペクトの幅として取っていた範囲で、とくに8、9、10と発生回数が増え、マグニチュードの高い地震が発生していることが確認できます。11日に少なかった理由については、今後、考えてみる必要があります。
補足的に上げていた14日頃は、少ないというほどでもなく、また多くもないといった感じですね。
そして20日頃ですが、19、20、21と、発生回数とエネルギーが急激に高まっているのが確認できます。
27、28あたりかと読んでいたものについては、これは解読ミスで、24、25で起きています。予測の中に書いているとおり、火星と冥王星の合が主因だと思われますが、これはかなり幅があり、今月の9日まで持続しています。それが強まったあたりで発生したという見方と、もう一つそれを助長する星もあったようです。ここらへん、まだ研究の余地があります。

しかし、ざっと見たところ、どうやらこれは「予測が当たった」のどうのこうのいうレベルではないと感じます。バイオリズムのような波形としてグラフ化したら、よく分かると思うのですが、星々のアスペクトと地震には明瞭な関係があると思われます。
12月に行っていた私の予測は、だいたいの感じですが、辛口に見ても70点くらいの正解率であったろうと思います。
もちろん課題として残っていることもあります。
今回の火星・冥王星の合のような、比較的長い時期、関係を結んでいるアスペクトの場合、どの時点を重視するか、という問題です。これについても考える手がかりは、今回のデータの中にあると考えられますし、もう少しデータを集めなければなりません。ひと月だけの集計であれこれいうのは早計でしょう。

今後も研究を続けます。