( ア ニ メ ) 主 題 歌 特 集
NO・678
ご
きげんよう、Arika です。
『Light Infection』は、2009年12月9日に発売されたPrague(プラハ)の2枚目のシングル。
テレビ東京系アニメ「銀魂」 第8期オープニングテーマ(177~201話)。
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2枚目にして初のオリコンチャート入りを果たした。
荒々しい前半からグルーヴィーな後半へと息もつかさず展開してゆく、凡百の「踊れるロック」とは完全に一線を画す強烈な「Light Infection」と、ジャジーなコード進行が底知れれぬソングライティング力を垣間見せる。
デビューシングル、「Slow Down」でPragueを好きになったアタシにとって「Light Infection」は意表をついた曲だった。
曲は終始なんとなく不安定で揺らぎながら続いていくのだが、突然最後に 「固定概念を払いのけろ!」という若さ特有の青さい言葉に初めて聞いたときには違和感を感じた。
しかし何度も(アニメで)聴いていると、突如として印象が変わった。
この言葉の違和感が、それまでのゆらゆらした夢の中から、ハッと正気にさせてくれる。
いつも同じ場面で夢が覚めるように、この陳腐な「固定概念」は夢が覚めるキーワードなのだろうか?
そう感じてから聴くと、ああよく出来た曲だなと思った。
そしてこの夢から現実にぐぐっと引き戻される感覚がたまらなく好きになった。
おそらくアニメ版のほうが原曲よりもこの歌の本質をずばっと突いているのだろうが、もちろん原曲もいいし、好きだ。
サビが1回だけというのも最近では珍しいが、しかしサビばかりが音楽ではない!
確かに、アニメ主題歌としては不向きかもしれないが、"主題歌としてどうか=その音楽の価値"、とは思えないし、一曲単品ダウンロードが主流のリスナーには無理からぬことかもしれないが、まず、一つ一つの音に耳を傾けてみると、よくある同じ旋律を複数で辿り繰り返すのとは違い、3人のそれぞれの音が絡み合い、 その中でvo.鈴木くんが、一貫しないが融合している旋律の中で歌い、心地よいグルーヴの中に突き抜ける一つの道を作っているのがわかる。
独特の構成は、人それぞれ評価が分かれる部分かも知れないが、個人的にはそこが良い!
ギター、ベース、ドラム、それぞれが主張しながらもしっかりとしたグルーヴを作りだし、最後に「固定概念を払いのけろ!」で突き抜けていくまとまるカンジ、もし、この音階が感性によって計算されているとなれば、稀有なバンドと言うべきであろう。
予定調和的でありきたりな音楽が蔓延する中で、彼らは新たなバンドとして、どこまで行けるだろうか?
このバンドがこれから更にどういう音を聴かせてくれるのか非常に楽しみになった。
次回、銀魂主題歌特集もラスト!
★文/Arika
★挿絵/雑画家*Arika
相方(風)の紹介
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