つくもがみ、遊ぼうよ | 雑読日記

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読んだ本の感想など

この記事の続きです。
→ つくみがみ貸します

畠中恵の「つくもがみ」シリーズ、と呼んで
良いのでしょうか。分かりませんが。
第二弾となります「つくもがみ、遊ぼうよ」です。

物品も百年を経ると妖(あやかし)となり、
姿を持ち、しゃべり、動くようになる。
それを「つくもがみ」と呼びます。

江戸の町で損料屋を営む「出雲屋」には
そんな「つくもがみ」憑きの品々が揃っており、
子供たちと遊んだり、いたずらしたりしては
主人に怒られる毎日を過ごしております。

本シリーズは子供たちと「つくもがみ」による
時代ミステリなのですが、帯に「ほっこり」とある割には
起きる事件はけっこう剣呑な内容で
やや看板に偽りがありの印象が。

内容的には及第の面白さだと思うのですが
設定的にはもっとのんびりした内容を期待してしまう
欲深い読者(私)なのでした。

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