◆実践。座る位置での場の支配
先日、ある大手企業さんからのオファーで、
私がプレゼンをする(というか、させられる)ハメになりました。
大きな会議室に通され、社長以下、役員、関係者10数名が一堂に会することのこと。
もちろん全員初対面。
そして、担当者の方からは、
「いろいろな厳しい質問が飛んでくるかもしれませんが、よどみなく答えてください」
ですと。
ものすごい大きなお世話です(笑)。
それは隷属者の思考です。私は被告人か?^^
まあその方には、
「いや、まずそもそも質問が飛んでこないように、先に手を打ちますから、ご心配なく」
とだけ申し上げましたが。
そして、今回私は、極めて重要な心理学的スキルを用いました。
それはキラー質問 よりも、大事かも知れません。
その会議室に通された時に、末席に座らされそうになりました。
マナーや、礼節を重んじると、そこに座るのが自然かもしれません。
同行者もそのままそこに座ろうとしていましたが、それをさえぎり、
「あっちがいいです♪」
と、上座を確保。
ここが今回のポイントです。
プレゼンは、プレゼンするための場ではありません。
交渉、説得の場です。
プレゼンは手段・行為の名称。
その目的はどこにありますか?・・・英語にだまされてはいけません。
下座でしゃべらされるくらいなら、私はしゃべらずに帰ります。
そこは喧嘩覚悟で。
交渉のためには、まず、それに相応しい位置を確保せねばなりません。
こういう場合は、社長の横。ですかね。
こういう位置を確保できれば、後は、流れが自然と作れます。
ここを遠慮しては、何にもなりません。
まあ心理学云々といわなくても、織田信長が手本を示してくれてますね。
(斉藤道三との謁見のことです)
ちなみに、私は初めての場所でプレゼンする場合は、パワーポイントなど、
座る位置の制約が出てしまう武器は極力使いません。
いまどき当たり前のようにパワーポイント使いますが・・・
何が最も重要であるか。
発想を変えてください。