原田真二さんのデビュー40周年記念セルフカバー・ベストアルバム『PRESENCE』が発売中です!

 

PRESENCE(初回限定盤) PRESENCE(初回限定盤)
3,780円
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横浜ランドマーク・スタジオでバンド・レコーディングした後、ウチのスタジオでミックス&マスタリングをやったのですが、最後の5日間はほとんど二人だけの作業でした。
学生時代にコピーしていた超・名曲「タイム・トラベル」や「てぃーんず・ぶるーす」を至近距離で聞けたのは本当に嬉しかったです(^_^)。

 

「早すぎた天才」と称される原田さんですが、今でもバリバリの現役で、歌もギターもピアノも最高でした!

 

 

 

 

サウンド的にはドラムのアンビエンスを効かせた80年代的ロックに仕上げました。
NYパワーステーションやボブ・クリのような骨太サウンドに、MS処理など現代的エッセンスを混ぜてあります(…わかる人にはわかるハズ)。

 

ダイアナ・ロスの『Diana』とか、

 

Diana Diana
 
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ホール&オーツの『Big Bam Boom』

 

BIG BAM BOOM BIG BAM BOOM
1,944円
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…などですね。

 

あの頃は曲もサウンドもカッコ良かったです。

 

そして原田さんのファースト・アルバム、今聞いてもやっぱり素晴らしいです。

こんなアルバムを18〜19才の少年が作っていたなんて信じられません(^_^;)。

 

 

 

 

 

 

 先週、Key of Lifeとして5年ぶりとなる新曲「Round & Round」を先行配信しました。ぜひMVをチェックして下さい! 僕もピアノでちょこっと出ています。

 

今回のフィーチャリングは実力派シンガーのNAO。歌もパフォーマンスもエモーショナルで素敵です。

ラッパーはスティーブン・ヘインズ。ビューティー・ト レーナー、モデルとして有名ですが、SMAPさんやTMネットワークのアルバムでラップしたり、CMやコナン映画で声優もやっているマルチ・タレントで す。

 

ダンサーのERIさん、RIKAさんは松田聖子さん等のツアーダンサーとして活躍中で、撮影スタッフも優秀な人たちばかり、という楽しい撮影でした。他にも数曲あり、順次公開される予定です。

 

I Dropped a new single "Round & Round" as "Key of Life". I'm appearing on MV as a pianist.
Featuring singer is NAO who has beautiful voice. And rapper is Steven Haynes who is famous as a beauty trainer, dancer, and actor in Japan. Also He joined the SMAP and TM-Network albums as a rapper.
Female Dancers, Eri and Rika are joined Seiko Matsuda consort tour.
Watch the MV please!

 

 

Facebookにも一応書いたのですが検索機能がないとのことでブログにも書きます。

胸が痛くなるような訃報が続く昨今ですが、アル・ジャロウさんまで…。ジャズもR&Bも歌いこなせる天才的なシンガーで、ジェイ・グレイドン&デイヴィッド・フォスターと組んだ80年代のアルバムは死ぬほど聞きました。
 
10年ちょっと前にロサンゼルスでエモーションズさんとレコーディングしていた時、隣のスタジオに偶然ジャロウ氏がいて紹介してもらったことがありました。



グラミー賞の常連で「We Are The World」にも参加したスーパースターなのに、どこの馬の骨ともわからない日本人ミュージシャンに笑顔でサービスしてくれる優しい人柄…。

歌を楽器のように自在に操れるシンガーで、この人みたいにパーカッシブに歌えるシンガーさんは他に思いつきません。
 



サウンド面ではエアプレイ(グレイドン&フォスター)全盛期のアレンジが聴けるAOR的な曲が好きでした。
デイヴィッド・フォスター自身も気に入ってセルフカバーした「モーニン」とか。
転調から元のKeyに戻るパターンが勉強になったなあ…。

 
 
ジャロウ<FUSION 1000> ジャロウ<FUSION 1000>
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「We Are TheWorld」では2分すぎ(ブルース・スプリングスティーンの前)に歌っています。
たった5、6秒でも、このプロジェクトでソロ・パートを任されるって信じられないくらい凄いことですね!
 
 
天国でも素晴らしい歌を聞かせてあげて下さい。R.I.P.

「時間が取れない」ことを言い訳にずっとサボってきたブログですが、どうしても書かずにいられなかったので3年ぶりに投稿します。先日亡くなった作曲家ロッド・テンパートンのことです。

 

ネットニュースでも「マイケル・ジャクソンの『スリラー』作者が死去」などと大きく載せられていたので、ご存知の方も多いでしょう。

いくつかのブログや、DJ OSSHYさんの番組などでもロッドの輝かしい業績を取り上げられていましたが、ここでは作曲家的な目線から彼の素晴らしさを伝えたいと思います。

 

僕にとってはずっと「世界で一番好きな作曲家」で、ロッドが作った曲はほとんど聞いています。iTunesがない時代は1曲でも彼の作品が入っていれば即買っていたので、CD、アルバムとも結構あります。

 

「THE SONGS OF ROD TEMPERTON」と銘打った(かなり恥ずかしい)ノートを作り、気に入った曲のメロディーやコード、リズムアレンジなどを研究したりしました。

 

 

 

亡くなった当初は目標を失ったようなショックで、あまり考えないようにしていましたが、ようやく落ちついてきました…。

 

 

Mr. ロッド・テンパートンはイギリス生まれの白人で、最初にヒットした曲は1977年、キーボーディストとして在籍していた多国籍バンド、HEATWAVEの「Boogie Nights」です(右端でコーラスしながらキーボードを弾いているのがロッド)。

 

 

イントロはハープのグリッサンドをバックに、ドラムとベースがジャズの速い4ビートを刻みます。コードはBm7/EとAm7/Dという怪しげな響きで5小節目から「ブーギーナーイツ、オーオーオー」というメンバーのコーラスが…。

 

この段階で「何だ、この変なイントロ?」とリスナーの注意を引くわけですが、8小節のコーラスに続いて同じBPMで「ブーギ・ナイツ!」とファンキーなリズムが始まります。9thの音が特徴的なベースラインがグルーヴを引っ張り、カッティング・ギターとクラビが絡まって思わず腰が動いてしまうリズム・アレンジですね。これに当時の僕はガツン!とヤラれました(笑)。

 

中盤のブリッジ「パーティー・ナイト!」の部分では4分音符3つでキャッチーなリフを作っていますが、これはその後のマイケルやパティー・オースティンの楽曲などでよく使われた手法です。リズムはシンプルだけどコード展開が非凡なのでカッコよさが際立っています。

 

当時の音楽雑誌に載っていた貴重なインタビューを読むと、この「Boogie Nights」を聞いたクインシー・ジョーンズから直接電話が入り、「マイケル・ジャクソンのニューアルバム用のために曲を書いてくれないか?」と言われたそうです。

ワクワクする話ですね〜!(今となってはちょっと悲しいけど)

 

それで、3曲を書いてアメリカに飛び、「どれが気に入りましたか?」と聞いたら「3曲とも採用!」とクインシーが答え、しかもそのうち1曲はアルバムのタイトルにもなりました。それが、1979年の『Off The Wall』です。

 

 

マイケルがスーパースターに駆け上がったスタートの一枚と言っていいでしょう。僕の周りでは『スリラー』よりも名曲が多い、という認識で一致しています。

 

 

ちなみに『Off The Wall』CDのリマスター版は上のようにジャケットが変更されています。「整形前の顔を出すのをマイケルが嫌がったから」と某レコード会社の人は言ってましたが、僕は昔の顔のほうが好きです(笑)。

 

 

ジャクソン5時代の数々の大ヒットですでにスターだったマイケルが、スーパースターにになるきっかけになったアルバムのタイトルソング「Off The Wall」を改めて聞いてみて下さい。

 

 

聞けばわかりますが、この「Off The Wall」は完全に「Boogie Nights」と同じ手法で作られています。イントロは4ビートではなく1拍目抜きの変則リズムですが、怪しいコードからリズム・バンプに入るカタルシスは全く同じ。

さらにコードの9thをトップに持ってくるベースラインも共通しています。

 

Heatwave「Boogie Nights」

 

Michael Jackson「Off The Wall」

 

「Off The Wall」はベースの音数を増やし、9th(F#の音)を3拍目頭ではなくウラに来ているのでファンキー度はさらに上がってます(実際のキーはEmではなくEbmなので、ベースは半音低いチューニングで弾いています)。

 

ベーシストは去年惜しくも亡くなったルイス・ジョンソン(ブラザース・ジョンソン)。この曲以降、クインシーとロッドが制作した曲の9割以上は彼がベースを弾いています。最高のグルーヴですね!

 

「Boogie Nights」と手法は同じでもマイケルのヴォーカル&コーラスの上手さ、ベース、ドラム、クラップ音などの音質など全てが上回っており、自分の作品のアップグレード・バージョンと言っても差し支えないと思います。

 

 

余談になりますが、100万倍くらい規模は違いますが、実は僕もKey of Lifeとして最初に出した「ASAYAKEの中で」がそこそこヒットと呼べる程度まで売れたので、ビクターと正式契約することになりました。そこで求められたのは「最初に買ってくれたファンの期待を裏切らずにグレードアップした曲」でした。


サンプリング手法で作る、という条件があったので、山下達郎さんの「クリスマス・イブ」をサンプリングして曲を完成し、自分でも「これは前作を越えた!」という自信があり、スタッフの方々も乗ってくれたのですが、許諾の問題でNGに…。

 

それで、締め切り間際で作ったのが小田和正さんの「ラブストーリーは突然に」をサンプリングさせて頂いた「Love Story〜時をこえて今も〜」でした。

サビのメロディーが明確にしっかりしているぶん「ASAYAKE…」よりいいんじゃないか?と思っていたのですが、売り上げ的には越えられませんでした。

このように「似て非なる曲を作る」というのは誰にとっても難しいことだと思います。

 

 

 

興味を持たれた方はYouTubeに音源アップされているので探して聞いてみて下さい。今回の趣旨と違うのでリンクは貼りませんが…。

 

 

 

そしてそして、僕より100万倍の才能を持つロッド氏は「Off The Wall」と同時に、とんでもない超・名曲をマイケルに提供してしまいました。

それがコレ、「Rock With You」です。

 

 

アイズレーなどと並んで、スイートでメロウなR&Bの代表曲ですね!
アップテンポでもなくバラードでもない、ミディアムの絶妙なメロウ感。そして最小限のサウンドで最大の効果を上げるアレンジ。なかなか日本人には出せません。

 

この曲のBメロ「feel trhe heat」の部分では上に書いた「キャッチーな4分音符3つ打ち」が出てきます(コード的にはEbm7-Fm7-GbM7の平行移動)。

そこでリスナーにアテンションしつつ、次の「And we can ride the boogie」でドラムだけになるアレンジがニクいですね。

マイケルのスター感を際立たせていると思います。

 

さらに素晴らしいのがサビで、得意のマイナー9thコード(Ebm9)を使いつつ、4小節め「sunlight」の部分ではAbm7/Dbと部分転調しています。これがものすごくオシャレで、マイケルの持つ青春の甘酸っぱさと、アダルトなカッコ良さを同時に引き出してます。

 

 

ちなみにあのベービーフェイスもこの曲に強い影響を受け、自身のアルバムやボビー・ブラウンへの提供曲などで、同じ部分転調を使ってヒット曲を量産しています。

 

Rock With You」の素晴らしさはこれにとどまらず、2番の後の大サビが最高の展開になっています。

 

まずBbm7の後のEb7(セカンダリードミナント)でムーディーな印象になり、次の「live survibes」が効果的が盛り上がります。さらに同じメロディーなのに「we can rock forever」の時はBM9とコードを変えることで浮遊感を出しています。

 

日本語的に言うと「僕たちは永遠にセッ○スできるよ」という意味の歌詞ですが、ロッドが書いてマイケルが歌うと全然イヤらしく聞こえません(笑)。

めちゃめちゃ素晴らしい愛の歌になっています。

 

そう、ロッド氏のスゴいところは自作曲の全てをアレンジするだけにとどまらず、歌詞も書いてしまうところです。だからこそ、歌詞とメロとアレンジがリンクして相乗効果を生むわけですね。

 

これも当時、すごく影響受けました。作詞は苦手だったのですが「ロッドが書いてるから自分も頑張って書こう!」と思った記憶があります(^_^;)。

当時死ぬほど書いたアニソン系は逆のポリシーで作詞は一切してませんが、それ以外の自作曲ではだいたい作詞もやっています。

 

 

ロッドはダンス・ミュージックのヒット曲以外に、「Rock With You」などのメロウ曲やバラードもこの世にたくさん残してくれました。

一番最初は1977年、Heatwaveの「Always and Forever」です。

 

 

これはオーソドックスな8分の6拍子の美しいラブバラードです。

カバーするアーティストもたくさんいる名曲なので「ブギー・ナイツ」に続いて大ヒットしました(ジャケットでは一番右に写っています)。

 

ただ作曲家目線で言うと、ロッドの作品としては刺激が足りない印象がありました。60年代のポール・アンカやニール・セダカの作品でよく出てくる普通の循環コードで、歌詞は素晴らしいと思ったのですが…。

 

 

同じHeatwaveなら、僕はこちらをオススメします。

 

濃いファン以外はあまり知らないと思いますが、5枚目のアルバム『CURRENT』に収録された隠れた名曲です。

(そんな曲でもYouTubeで簡単に見つかってしまうのがスゴイ…)

 

 

この「Look After Love」は「Always and Forever」と同様、ハチロク(8分の6拍子)のバラードですが、ロッドらしいヒネリのあるコード進行が特徴的です。

Aメロは割と普通にEのキーで展開しますが、A'(Aダッシュ)でいきなりGのキーに

なります。アップテンポの曲なら短三度上に転調するのはよく見られますが、遅いテンポのバラードではかなり珍しい。

 

そしてサビの厚いコーラスにガツンと僕はヤラれました。ソウルグループでは王道のファルセット・コーラスですが、ホントに美しい!

コーラス好きの僕としてはたまらないわけです。

そしてサビの終わりでさりげなくEのキーに戻るところもオシャレ(笑)。

 

そして個人的に泣けるのはロッドがHeatwaveを脱退してからも「自分を育ててくれた特別なグループ」として、こんな素敵な楽曲を提供し続けていたことです。

ロッドはクインシー関連の作曲依頼が激増して、グループとしての演奏ができなくなったために1978年には脱退しています。

そして上の「Look After Love」は1982年の作品。

そう、マイケルのお化けアルバム『Thriller』が出た年です。

 

 

こういうところにもロッドの人間性が出ていると思います。

『Off The Wall』でも『Thriller』でも3曲ずつ作詞作曲したということは、それだけでものすごいお金を手に入れたことになります。

そんな時でも自分の昔の仲間、しかも82年当時はすでに売れなくなっていたHeatwaveに素晴らしい作品を提供したロッド……。

 

自分に置き換えて考えると、ものすごく迷ってしまうと思います。超多忙で、割りの良い仕事がどんどん飛び込んでくる時期に昔の仲間からの依頼を受けられるか?

それも捨て曲じゃなく、良い曲を提供できるのか…?

 

自己中心的な発想をしてしまいがちなので「ゴメン、忙しいから」って断ってしまうかもしれません。

だからこそ、余計にロッドの素晴らしさがわかるわけです。

 

クインシーの右腕として、ほとんどのヒット曲に関わっていたのに、裏方に徹していました。自作曲ではなくてもリズム・アレンジだけやったりコーラス・アレンジをやったり…。

 

なので、僕はクインシーの名声の半分はロッドによるものだったと思います。マイケルの成功がなければ、その後の「We Are The World」も生まれておらず、ブラックミュージック界はここまでポピュラーになることもなく、全く違っていたと確信しています。

 

そして、クインシー自身もロッドの凄さをちゃんと認めているところが素晴らしいところです。僕はFacebookでずっとクインシーを追いかけてきましたが、事あるごとに「私の偉大なる親友、ロッド・テンパートン」と持ち上げていました。

今回の訃報を誰よりも悲しんでいるのは御家族とクインシーだと思います。

 

 

個人的でクダラナイ妄想を書くと、いつかイギリスに再び行く機会があったら、ロッドのいる街まで何とか会いにいって、「僕はあなたの作品から多くのことを学んでプロになることができました。Thank you very much!」と言うのが夢でした。

 

そして、拙い楽譜ノートを見せ、笑ってもらえたらいいなと秘かにたくらんでいました。残念ながら叶わない夢になってしまいましたが……。

 

 

ベースラインと違い、曲名とメロディーをブログに載せると著作権的に問題が出そうなので該当するジャケットで隠しました。

 

 

 

日本ではロッドの知名度はかなり低く、亡くなってから「『スリラー』や『ロック・ウィズ・ユー』ってマイケルの自作じゃなかったんだ〜」って驚く人が多かったようですね。

それだけ作曲家なんて裏方だということになるのですが、マイケルがあるインタビューで「ロッド・テンパートンが作るベースラインに影響を受けた」と語っているのを聞いて自分のことのように喜んだ記憶があります(アホか…)。

 

 

そんなマイケルのお気に入りの1曲が『スリラー』のラストを飾る「Lady In MY Life」なのですが、実はあれはショート・バージョンだって知っていましたか?

本来あったはずの2番がバッサリと切られて、いきなり大サビに行き、そしてラストサビに向かっていくわけです。

 

つまり音楽業界でいうところの「ワンハーフ」ですね。1番終わったら間奏に行かず、もう一度サビ(もしくは大サビ→サビ)を繰り返して終わり、というテレビ番組でよく使われるショートバージョンです。

 

『スリラー』のアルバムにショートバージョンが入ってしまった理由は、「B面が長すぎて音質が落ちるから」だそうです。

若い人にとっては意味不明でしょうけど、アナログ盤の片面は曲の長さが短いほどカッティングが深くなって音質的に有利になります。片面が23分以上だとダイナミックレンジや低域の質感が相当悪くなります。

なので昔のカセットは「46分テープ」が主流で、アルバムがちょうど一枚分コピーできたわけですね。

 

最初に『スリラー』のアナログ・マスターを聞いたクインシーやレコード会社幹部が「音質的に使えないから長さをカットする」と急遽決めてしまいました。

歌詞カードの印刷はすでに終わっていたため、アナログ盤や初期のCDにはフルコーラス分の歌詞が記載されていました。

 

僕は1982年当時から「何で1番のサビから2番のサビに飛ぶのだろう?」とずっと疑問に思っていましたが、後になってそういう理由があったと知るわけです。ウチにはアナログ盤2枚とCDが2枚(初期とリマスター盤)ありますが、最後のリマスター版では歌詞が音源と同じく割愛されて載っていました。

 

ところが…!

 

数年前に偶然YouTubeで発見して狂喜乱舞した音源がコレ。

「Lady In MY Life」の幻のフル・バージョンです!

 

 

収録元は英クリサリス・レコードのアルバム『The Songs Of Rod Temperton』。

なんとレーベルの枠を越えたロッド・テンパートンの作品集です。

こんなCDが2002年に出ていたとは…!

しかも僕が学生時代に書いていたノートと同じタイトルでした(笑)。

 

幻になった元の1番サビではスネアではなくリムショットが使われ、2番サビで登場するキラキラ・シンセのカウンターメロディーも出てきません。

つまり、バラードの王道っぽく、徐々に盛り上がるアレンジだったわけです。

それをバッサリ切ってあるから、歌詞カードを見る前から「あれ? なんか急にサビから盛り上がったなあ」と違和感を持ったわけです。

 

『スリラー』のリマスターにもベスト盤にも入らなかった幻のフル・バージョンがロッドの作品集にだけ収録されたということは、やっぱり本人はショートバージョンで出されたことにずっと切ない思いをしていたんだろうな〜と想像してしまいます。

そのへんも直接聞いてみたかったなあ…。

 

 

……なんてことを書いてるうちにものすごい長文になってしまいました。

実はまだ書きたいことの半分も書いてません(笑)。

ロッドの作品として、一般ではほとんど黙殺されたハービー・ハンコックのアルバムとか、オクラ入りになったカーペンターズのカレンのソロアルバムなどたくさん紹介したいので、また時間を見つけて続編を書こうと思います。

 

マニアックで拙い文章でしたが最後まで読んでくれた方がいたら、感謝します。

 

 

 

ブログの更新、ものすごく久々になってしまいました。すみません!
いろいろ同時進行のプロジェクトがあり、どうも遅れがちになって各方面に迷惑をかけております。

プロになって以来、今年が一番忙しい年になってしまい、正月から数えて休日がまだ2日しかありません(^_^;)。
ただし、「一番忙しい年=一番稼いでる年」ではないのでくれぐれも誤解なさらぬようお願いします(笑)。
ほとんどお金にならない仕事や打ち合わせもたくさんあるので。


ブログをサボってきた言い訳はこれくらいにしますが、今年の仕事で最も時間をかけたアルバムが先週、発売されました。

70~80年代の洋楽名曲を女性ヴォーカルでラウンジ的にカバーするコンピレーション・シリーズの第2弾、『Sweet Breeze II』(ビクターエンタテインメント)です!

Sweet Breeze II/オムニバス

¥2,000
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今回も前作同様、ジャケット・モデルでもある山中マイちゃんを筆頭に、素晴らしい歌声を持った実力派の女性アーティストが参加してくれています。

僕はアレンジ&演奏の他に、シンガーのレコーディング、ミックス、マスタリングのエンジニア業務もほとんど一人でやっています。

肉体的にはかなり大変なのですが、トータル・プロデュースすることで、思い描いたサウンドに一番近づけることができます(^_^)。


リード曲はマイちゃんのお父さんである故・ジョー山中さんの代表曲「人間の証明のテーマ」です。
ジョーさんは僕も大変お世話になった方で、このブログでも結構書いた記憶があります。
原曲と同じバラードではジョーさんを越えられないし、マイちゃんの個性を考えてボサノヴァ・アレンジにしました。

PVも公開されているのでぜひ見て下さい(後ろでピアノ弾いてるのは僕です)。





この「人間の証明」以外にも素晴らしい曲がたくさんあります。
CDのライナーノーツでは前作同様、僕が切々と書いているので参考にしてもらえると嬉しいです。


曲名は以下の通り。オリジナル原曲のアーティストは表記してませんが、有名曲ばかりなので、ピンと来た方はぜひ購入を考えて下さい。
売り上げは保証できませんが、クォリティーは保証します!

CDが気に入らなかったら返金します。
…というのはウソですが(笑)。


<『Sweet Breeze II』CD収録曲>

1.ウエスト・エンド・ガールズ / Rina Lee
West End Girls

2.ホワッツ・ゴーイン・オン / Michelle Yumiko Payne
What's Going On

3.人間の証明 / Mai Yamanaka
Proof Of The Man

4.ボーン・トゥ・ラヴ・ユー / 高橋あず美
I Was Born To Love You

5.愛はかげろうのように / 五條真由美
I've Never Been To Me

6.ニューヨークシティ・セレナーデ / Mai Yamanaka
Arthur's Theme (Best That You Can Do)

7.ラヴィン・ユー / MORICO
Lovin' You

8.ステイン・アライヴ / Mai Yamanaka
Stayin' Alive

9.レイトリー / 高橋あず美
Lately

10.遙かなる影 / 五條真由美
(They Long To Be) Close To You

11.風のシルエット / Mai Yamanaka
What You Won't Do For Love

12.僕の歌は君の歌 / Michelle Yumiko Payne
Your Song

13.ゼア・マスト・ビー・アン・エンジェル / Freedom Orchestra
There Must Be An Angel

14.タイム・アフター・タイム / mimi
Time After Time


BSスカパーをご覧になった方、ありがとうございます。少し緊張してたようで歌はイマイチでしたが、毎日頑張って練習してるので上手くなってくれると思います(^_^;)。

今週発売された「CDジャーナル」9月号に、その姫っ娘5(ひめっこファイブ)のレビュー記事が載っています。
インディーズの新人アイドルなのに、下のEXILE TRIBEやSKEさんと同じ扱いというのがスゴイです。売り上げは百倍以上違うと思いますが…(笑)。

$坂本裕介(Key of Life)のノージャンル・ミュージック



CDジャーナルは久しぶりに読みましたが、日本で唯一の総合音楽情報誌というだけあって面白かったです。
ロックやアイドル、映画のサントラなど、まさに「ノージャンル・ミュージック」な編集で、貴重な情報源だと思いました。大根仁氏やハンス・ジマーのインタビュー、ポール・モーリアの記事などマニアックなものもあります。

老舗の音楽雑誌が次々と廃刊される中で、頑張っていただきたいです。
WEBの情報は検索する場合は最強ですが、雑誌=紙の持つ一覧性や、手に持った時の質感は捨てがたいですよね!

CDJournal2013年 9月号 (CDジャーナル)/

¥780
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ちなみに、姫っ娘5の正式名称は<Hmj姫っ娘5>(エイチエムジェイ・ひめっこファイブ)といいます。Hmjは姫路市(Hi-Me-Ji)のことです。
来年のNHK大河ドラマは、姫路城が舞台になるそうなので、黒田官兵衛のブームが来るかもしれません(^_^)。

BSスカパーのテレビやWEBなどで気に入っていただいた方は、ぜひ応援して下さい。
よろしければ、こちらで投票をお願いします(「兵庫県」のほうです)。
テレビを見逃した方も投票できます(^_^;)。不正防止のためにアカウントが必要になりますが…。
(再放送は今日、8月23日(金)深1:00~です)


対戦相手のアイドルは大阪の大きな芸能スクールの選抜チームなので、学校ぐるみで応援されると数では負けてしまいますので、よろしくお願いいたします!
実は10年以上前に、その芸能スクールの某アイドルグループのサウンド・プロデュースをさせて頂いた(テイチクから発売)過去があるのですが、今回はもちろん「姫っ娘5」の味方です(^_^;)。


$坂本裕介(Key of Life)のノージャンル・ミュージック


CDのメイン曲は「手裏剣シュシュ」という曲です。
<タワーレコード嶺脇社長・推薦曲>としてNHKラジオでオンエアされた時、タレントの松村邦洋さんが「この曲、ピンポンパン体操に似てる!真似した?」と言ってましたが、残念ながら違います。

ピンポンパン体操の曲は知ってますが、「手裏剣シュシュ」は全然違う元ネタがあります。
CDジャーナルに「大ネタ使いで有名な坂本」と書かれてますが、この曲にもまさかの大ネタが…!

「姫っ娘5は姫路城を守るくのいちアイドル→くのいちは女忍者→忍者といえば赤影」という単純な発想ですが、幼少の頃に(たぶん再放送で)見た、「仮面の忍者・赤影」です。
40代以上の方は覚えてるかもしれません。





今聞いても良い曲ですね! イントロが特に素晴らしいと思います。
渋いナレーションの途中で、イントロに入るタイミングが絶妙で、子供心にワクワクしたのを覚えています(^_^)。


上の動画の1分くらいから聞こえる「手裏剣シュ・シュ・シュ・シュシュー」というフレーズのオマージュで、姫っ娘5のサビを作りました。




あくまで<オマージュ>で、メロディーは全然違うので<パクリ>とは呼ばないで下さいね!
知ってる方だけにクスッと笑ってもらえるように、わざと似せて作ったので(^_^;)。



NHK「あまちゃん」地元サポーターの兵庫県代表に、僕が作曲&プロデュースしている姫っ娘5(ひめっこファイブ)が選出され、頑張っております。
姫路市に住む、いわゆる「ご当地アイドル」で小学校5年&6年生の3人組です。

$坂本裕介(Key of Life)のノージャンル・ミュージック

洋楽カバーアルバム『Sweet Breeze』の制作等に追われ、ブログには姫っ娘5のこと書いてませんでした(^_^;)。

小学生アイドルというと、大人びた感じの、メークをバリバリした女の子?みたいな印象を持つかもしれませんが、彼女たちは全くそんなことなく「無邪気そのもの」です。

大手事務所に所属しているわけでもなく、芸能スクールに通ってもいない、ほとんど普通の小学生たちで、全くスレてない感じがすごくいいな!と思いました(^_^)。

2年前から「姫路城を守るくのいちアイドル」として地元のお祭りなどで活動しており、ご当地アイドルブームが生まれてから出て来た急造グループではありません。

音楽活動を本格的に始めたのは今年からで、1月の終わりに僕は初めて会いました。
くのいちのコンセプトに合わせて作った曲を歌ってみると、声質がピッタリ!
3人の声の混ざり具合がちょうど良く、グッとくる感じになりました。

ただ、音源はレコーディングしたものの、しばらくCDは出さずにライブを中心に頑張ってきました。





そういう活動がタワーレコード社長の耳に止まり、全国のご当地アイドルの代表曲を集めた『JAPAN IDOL FILE』に収録されたわけです。

Japan Idol File/オムニバス

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そして、6月にウチのレーベルから満を持してデビューシングルが発売されました。

手裏剣シュシュ/くのいちGIRL/ユープライム・ミュージック

¥1,200
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普通のアイドルはすでに供給過剰ですし、そもそも最初から仕事を受けなかったと思います。
彼女たちは本気で姫路を愛し、くのいち姿で頑張っていて、まるでアニメのキャラクターのようでした。
なので楽曲もキャラクターソングとアイドル曲の中間の感じで作っています。
2.5次元的な世界観ですね。

ちなみに、なぜ東京にいる僕が姫路市の小学生と関わりを持ったかというと、エグゼクティブ・プロデューサーが元FM神戸の坪井淳一さんだからです。
坪井さんはラジオ編成やアナウンサーとして業界では有名ですが、僕も昔からお世話になっていて、Key of Lifeがアーティスト活動していた頃は2時間特番まで作っていただきました。

姫っ娘5の所属事務所も芸能関係とは無縁で、姫路市のユニークな女性社長がほとんど一人で頑張ってます。


今後もそういう少人数チームで頑張っていくのですが、BSスカパーの「ご当地アイドルお取り寄せ図鑑」という番組が今日(8月21日)の22時から放映されます。

$坂本裕介(Key of Life)のノージャンル・ミュージック

全国から選ばれたアイドルが毎回2組登場し、歌ったりクイズに答えたりしながら地元をアピールし、最後にどちらのアイドルをまた見たいか?と勝敗が決まる、甲子園の高校野球のようなシステムです。

実は先月新宿で収録された番組を見に行ったのですが、予想外に面白かったです。
姫っ娘5の対戦相手は、大阪の老舗芸能スクールから選ばれた20~30人いる大所帯アイドルチーム。今回出演するのは10人くらいですが、こちらはたった3人。ルックス的には勝てません(^_^;)。

かなり不利だなあと思っていたのですが、3人のパフォーマンスに司会の野呂佳代さんや会場がだんだんノッてきて、良い勝負になりました。
「優勝賞金47万円の使い道は…?」と聞かれた時の答えが泣かせます(放送前なので書けませんが)。
最終的な勝敗は、今日のオンエア後、ネット投票の結果も踏まえて決まるそうなので、ぜひ応援して下さい!

「BSスカパー、契約してないから見られないよ」という人も多いと思います。
僕もそうだったのですが、これを見るために今日「2週間の無料体験」に申し込みました(笑)。

ネットでB-CASカードの番号と住所を書くだけで5分後にはもう見られました。早っ!
BSスカパーに限っては2週間を過ぎても「1年間無料」になるそうです(更新前に解約すれば)。

再放送は8月23日(金)深1:00~ということなので、見逃した方もどうぞ。
僕や周りのスタッフがなぜ力を入れて姫っ娘5を応援してるのか、わかるかもしれません。



ジョー山中さんが亡くなって今日で2年です。
早い気もするし、遅い気も…。

$坂本裕介(Key of Life)のノージャンル・ミュージック

(カメラマン&CMディレクター・池野徹さんの写真を使わせていただきました)

$坂本裕介(Key of Life)のノージャンル・ミュージック


僕がジョーさんに出会った頃は、娘のマイちゃんはまだ幼かったです。

彼女が歌手としての第一歩を踏み出せたので、生前の約束の半分は果たすことができました。

$坂本裕介(Key of Life)のノージャンル・ミュージック

偉大だったパパとはまだまだ比べることはできませんが、これからも頑張って、いつか山中マイが一流のシンガーになれるように応援&協力していきます。

R.I.P.



究極のベスト! ジョー山中/ジョー山中

¥1,500
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ジョーさんをよく知らないという方は上のベスト盤をぜひ聞いてみて下さい。
こんなソウルフルなシンガーは今の日本にいないでしょう。


それと、こちらのアルバムもよろしくお願いします(↓)
(ジャケットのマイちゃんが可愛いのでパパも喜んでるかも…)

Sweet Breeze/ビクターエンタテインメント

¥2,000
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レコーディングの合間をぬって中島知子さんのライブを見てきました。
場所は赤坂のNovember Eleventh(宇崎竜童&阿木燿子さんのライブビストロ)で、前々日に『Sweet Breeze』(洋楽カバー・アルバム)のPV撮影でお借りしたクォーターハウスさんのすぐそばです。


$坂本裕介(Key of Life)のノージャンル・ミュージック

芸人さんという先入観がなければ、中島さん、綺麗な女優さんに見えますね(^_^;)。
実は前回のJAZZライブも見させてもらったのですが、今回は日本語の昭和歌謡曲ということで、リラックスして歌ってました。音感やリズム感も良く、上手かったです。

それとやっぱり曲間のトークは最高!会場は爆笑の連続でした。
お客さんや店のスタッフに対する細かい気配りもあり、一部の芸能マスコミを通して語られるイメージとギャップを感じます…。
今後は映画などでも活躍されると思います。



バックバンドは前回に続いて一流プレイヤー揃いでしたが、個人的に嬉しかったのは、ドラムの岡本郭男さんのプレイを至近距離(2メートル)で見られたこと。
僕が学生時代に大ファンだったAB'S(エイビーズ)のドラマーが岡本さんだったからです。

AB'Sといっても一般の音楽ファンには馴染みが薄いかもしれませんが、僕の周りのバンド仲間はほとんどAB'Sを聞いてました。スティーリー・ダンと同じく、"ミュージシャンズ・ミュージシャン"(音楽家にウケるバンド)といえるでしょう。

元SHOGUNの芳野藤丸さんと松下誠さんのツイン・ギターに、スペクトラムのドラム岡本さんとベース渡辺直樹さん、そしてパラシュートのキーボード安藤芳彦さんという凄腕のスタジオ・ミュージシャン5人で結成されたスーパーバンド、AB'S(ネーミングの由来は主要メンバーの血液型がAB型だったとか)。
特に、1983年に発表されたファースト・アルバムは「超・名盤」です。

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8曲入りでこの価格は今の時代としてはちょっと高めですが、iTunesでも売られていたのでぜひ試聴してみて下さい。
特にファンク系ミュージシャン、作曲家、アレンジャーを目指す人は必聴でしょう。
リズム・アレンジ、コード展開、コーラスの積み方などすごく勉強になります。もちろん勉強だけではなく、歌詞もメロディーもいいのでリスナーとして聞いても楽しいです(^_^)。

僕はAB'SのレコードやCDはもちろん、当時発売された貴重なバンドスコア(楽譜)を今でも持っています(スタジオを引っ越した時も、これは捨てられませんでした)。

$坂本裕介(Key of Life)のノージャンル・ミュージック

ご存知ない方に説明すると、バンドスコアというのは歌のメロディーやコードだけでなく、ギター、キーボード、ベース、ドラムの全パードが載っている楽譜集で、アレンジの勉強には最適なわけです。
これを見ながらCDを聞くと、各バートがどのように絡み合って全体のサウンドを構成しているか、よくわかります。
こんな感じ↓

$坂本裕介(Key of Life)のノージャンル・ミュージック


クラシック音楽でも同じようなスコアが売られていて、僕もストリングスの勉強をしていた時期にモーツァルトなど、何冊か買いました。

ポップスの場合は、クラシックと違ってバンドのメンバー自身が書いてるスコアはまずありません。誰かが耳でコピーしたものなので、実際の音と違うことも多々あります。
そういうミスを発見するのも隠れた楽しみだったりするのですが、これはかなりマニアックな話ですね(^_^;)。

僕自身、制作の仕事がまだ少なかった頃に、音楽雑誌(キーボードスペシャル)で、よくバンドスコアをバイトで書いてました。
ドラムやベースなどは簡単に耳コピーできますが、ギターやキーボードの内声(トップノート以外の音)がわかりにくい曲では苦労した思い出があります。

話がちょっとズレました(笑)。
AB'Sのサウンドは一言でいうとジャズ・フュージョン系なのですが、メンバーが全員歌えて、ハモれるところが大好きでした。
僕はイーグルスやTOTO、ホール&オーツ、オフコースなど、複数メンバーがヴォーカルを取れて、楽器を演奏しながらハモるというスタイルに弱いので…(最近はそういうバンドがほとんどいない)。


そんなAB'Sのドラマー、岡本さんのプレイをまさか中島知子さんのライブで見られるなんて…とビックリしつつも興奮してました。そんな客は僕だけだったと思いますが(笑)。
ユーミンの「埠頭を渡る風」や中森明菜さんの「少女A」 などで、ファンキーなドラムがめちゃくちゃ気持ち良かったです。細かいハイハットの刻みや、スネアとタムの使い方など勉強にもなったし…。

$坂本裕介(Key of Life)のノージャンル・ミュージック

ライブ終了後にツーショットを撮らせてもらったのですが、嬉しかったので僕は完全にファンの顔になってます(笑)。
岡本さんはカッコよくて、とても50代後半には見えませんね。もちろんドラミングも昔と全く変わりません(^_^)。

いつかAB'Sのメンバーと一緒にレコーディングしたいな~と改めて思った夜でした。
渡辺直樹さんのファンク・ベースもスゴいし…。
いつだったか、友人のドラマー、mitsu君(Unnatural)のお父さんが渡辺直樹さんだと知った時は、「いいな~、オヤジがAB'Sなんて!」と驚きました。
ウチは普通のサラリーマン家庭だったので(笑)。
ビクターから先週発売された洋楽カヴァーアルバム『Sweet Breeze』ですが、おかげさまで続編が決まりました。
このままシリーズ化されると嬉しいです(^_^)。


昨日はメイン・ヴォーカルの山中マイちゃんが歌う曲のPV撮影があり、僕もバックミュージシャンとしてピアノを弾いてきました(^_^)。

$坂本裕介(Key of Life)のノージャンル・ミュージック-mai_ryo_sakamoto2

中央の、センス悪いシャツを着てるのが僕で、左はアイドルやアニソンの曲でもよくギターを弾いてもらってる竹田君(RYO★T)。

PVに自分が出るのはたぶん7年ぶりくらいかな。
でも、スタッフも良い人ばかりで楽しく撮影ができました。

普通の撮影スタジオではなく、赤坂のクォーターハウスさんという隠れ家っぽいミュージックバーで撮影させて頂いたのですが、すごく良い雰囲気でした(^_^)。
ピアノはちょっと珍しい、スタインウェイのアップライト!
$坂本裕介(Key of Life)のノージャンル・ミュージック

音も良く、弾いていて気持ちよかったです。
もちろんPVのための「当て振り」なので、このピアノの音が入るわけではありませんが…(^_^;)。

撮影した曲名や内容はまだ言えませんが、10月くらいに発表できると思います。



『Sweet Breeze』はAmazonで売り切れ状態が続いていましたが、ようやく回復したようです。
引き続き、よろしくお願いいたします。
(ジャケット写真のモデルも山中マイちゃんです)

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