今回はKyosho RB6のギヤボックス(ボールデフ)の組み方について自分なりの方法を書いていきます😎
まず、パーツクリーナーを用いて全ての金属部品を脱脂します。
もちろん、新品でも脱脂は必ずします。
ベアリングは元々潤滑オイルが入っているので、脱脂しないで下さい。
次にボールデフを作っていきます。
まず初めにナットをプラのケースにはめて、スプリングを中に入れると思います。
ここでの注意はスプリングを必ずペンチなどで一回潰しきる事です。
ここで潰す事によってスプリングの最初の"硬さ"が消え、途中で効きが変わってしまうなどの症状を抑える事が出来ます。
また、プラのケースはデフカップにはまり難いので、細いドライバーなどでしっかり奥まで押し込む事も必要です。
次にスラスト部分を作っていきます。
スラストを作る際、使用するピンセットやデザインナイフなどは必ず脱脂してください。
使っているグリスはX-GEARの黄色です。
まず、スラストボールを乗せるリングをシャフトに差し込み、3角形になる様にグリスを塗ります。
ここで注意すべきは、使うグリスが変わるという事です。先程紹介した写真右側のボールデフグリスを使用します。
グリスの種類が変わる為、ここでも手や工具はしっかりと清掃し直します。
ここで、2つのグリスが混ざってしまうと、デフがかなり滑り易くなってしまいます。
清掃後、カップにグリスを塗っていきます。
グリスは節約せず、多めに使うのもポイントです。
そのあと、上からデフリングを置き、その上にもグリスをたっぷり塗ります。
ここでも注意が一つあります。
このデフリングには表裏があり、角に丸みを帯びている方がボール側となります。
また、中古を組む際はリングに付いている溝にも注意します。写真のように溝が深くなっている場合は、正しく組んでも良いデフが作れない可能性があります。なので、あえてデフリングを裏向きに付けて組む事もあります。
スラストと逆側のカップにギヤをはめて、ボールの入る位置にグリスを入れていきます。新品のギヤはベアリング周りに少しバリが残っている時があるので、必ずカッターなどで処理して下さい。
最後にシャフトを締め込みます。
重くなってから3/4回転程、締め込みをして電動ドライバーでの慣らしが終わったら作業は終了です。
また、車に取り付けてからもデフの慣らしは行います。
次はギヤボックス周り(ギヤ、スリッパーなど)についてご紹介します!
では~😎✨