こんばんは。ゆさ大輔です。
先程まで、地元南区のとある老人福祉施設で研修を行わせていただいておりました。
昨年度は健康福祉の常任委員会に所属していたご縁もあって・・・
通常3ヶ月弱もかかっていた南区の介護認定審査を1ヶ月程度で審査完了できるように働き掛けたり、
老人福祉施設の地域偏在問題の解決にむけて施設長と議員との勉強会を開催したりと、
自分なりに『できること』を達成したい一心で福祉施策に取り組んできました。
ただ、どんなに話を聞いていたとしても現場を見ないことには始まりません。
以前から『視察』ではお邪魔していましたが、正直申し上げて細部まではわかりませんでした。
それもあって、今回たってのお願いで施設内部に入れさせていただきました。
もちろん短い時間ですべてをわかったとは思っていません。
しかし、実際に夜勤の方と意見交換をさせていただいたり、いわゆる『ナースコール』がひっきりなしに鳴り響く現場を見ることで、多くのことを考えさせられました。
そもそも、なぜ夜にお伺いしたのかと言うと・・・
ズバリ!
もっとも過酷な現場を見たかったからです。
「いちばんきついところに行かせてほしい」
「では、夜に来てください」
そうして今日、願いが叶いました。
夜勤は、トレーニングとキャリアを積んできたスタッフにしかできません。
単純に、夜は昼に比べてスタッフの人数が減りますので、起こるさまざまな出来事に対して常に少人数で瞬時に的確な判断を下すことが求められているからです。
つまり、勇気と行動力と強靭なメンタルが備わっていなければ務まらない。
漠然と「きつい」イメージを持っていましたが、現実には肉体的な厳しさと同じくらい精神的に強くならなければ長く勤めるのは厳しいこともわかりました。
また、すべてのスタッフさんの心の奥底には「人の役に立ちたい」気持ちがあって、それがモチベーションになっているんだなと強く感じました。
他に類を見ない速度で少子高齢化、人口減少が進んだ日本社会。
福祉施策は『年金』に代表されるように、決して法整備が十分とは言えず、たくさんの課題を抱えてます。
それは国に限った話ではなく、横浜市でも一緒です。
仮に時間が掛かったとしても『できること』と『やりたいこと』を区別して、目の前に置かれた課題を一つ一つクリアできるように努めていきたいと思いますし、それが私たちの世代の責務だと認識しています。
大変有意義な時間でした。
遅くまでお付き合いくださったスタッフの皆様、快く受け入れてくださった理事長、施設長、関係者の皆様、本当にありがとうございました!!
夏の宿題は長引かせない。
早速取り組ませていただくことをお約束します!
横浜市会議員(南区)
遊佐大輔(ゆさだいすけ)