まず、過去10年を振り返ってみると
※牝馬が7勝、牡馬が3勝。
※年齢別では3歳馬が7勝、4歳馬が3勝。ちなみに、4歳以上の牡馬は①着なし。
※地元フランク調教馬が4勝、続いてイギリス調教馬が3勝、アイルランド調教馬が2勝。
出走馬のレーティング上位は次の通りです。なお、牝馬のアローワンス(3ポンド)を加味した数値。
1位 131 エネイブル 2位 122 ヴァルトガイスト 3位 121 キューガーデンズ、シーオブクラス 4位 119 タリスマニック 5位 118 カプリ 6位 117 クロスオブスターズ、デフォー |
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あとは凱旋門賞といえばガリレオ産駒、Aオブライエン厩舎は要チェック。
※ガリレオ産駒 カプリ、ヴァルトガイスト、キューガーデン、マジカル
※Aオブライエン厩舎 カプリ、キューガーデン、ハンティングホーン、ネルソン、マジカル
★パリロンシャン4R 凱旋門賞(GⅠ)
◎ ⑲シーオブクラス
○ ⑤ヴァルトガイスト
▲ ⑩エネイブル
注 ⑬キューガーデンズ
△ ⑦タリスマニック
△ ⑥クロスオブスターズ
△ ③カプリ
△ ⑱マジカル
△ ⑯ハイティングホーン
◎シーオブクラスは3歳牝馬。前走のヨークシャオークス(GⅠ)を勝って、凱旋門賞挑戦は昨年勝ったエネイブルと同じローテーション。前走のヨークシャオークス(GⅠ)では、②着コロネットに0.4秒差をつけて勝っていますが、そのコロネットはサンクルー大賞(GⅠ)でヴァルトガイスト(次走のフォワ賞(GⅠ)を快勝)とタイム差なしの②着。ですから、レーティングでは2位のヴァルトガイストよりも、3位のシーオブクラスの方が上という見方もできると思います。ただ、追い込み一辺倒の脚質、馬場悪化の場合は割り引きが必要。直前の情報まで注意が必要かもしれません。
○ヴァルトガイストはガリレオ産駒。前走のフォワ賞(GⅡ)ではノーステッキで快勝でした。②着が昨年のBCターフ(GⅠ)の勝ち馬タニスマニックで③着が昨年の凱旋門賞(GⅠ)②着馬。それらに決定的な差をつけていますし、Aファーブル調教師は過去に7回凱旋門賞を制している名調教師。2~3走前から雨で重たい馬場も大丈夫。データ的には4歳以上の牡馬の優勝はありませんが、本格化した今ならそのジンクスを破る可能性も。
▲エネイブルは6番の絶好枠。レーティングも今年のメンバーでは抜けた存在で、凱旋門賞2連覇を狙います。ただ、膝を痛めて今季はまだ1戦。今季1戦のみで凱旋門賞を制した馬がいないようですし、パリロンシャンも初めてというところで3番手の評価。
注キューガーデンズはガリレオ産駒の3歳馬。Aオブライエン厩舎。今回の凱旋門賞と同じパリロンシャン芝2400㍍のパリ大賞典(GⅠ)を勝っているのも大きな材料ですし、ムーア騎手騎乗というのも不気味ですね。
Aファーブル厩舎の△タリスマニックは前走フォワ賞(GⅡ)②着。昨年BCターフ(GⅠ)を勝ち、香港ヴァーズ(GⅠ)も②着。この時期に調子を上げるタイプとも言われています。同じくAファーブル厩舎の△クロスオブスターズは昨年の凱旋門賞(GⅠ)の②着馬。
△カプリはAオブライエン厩舎のガリレオ産駒で絶好枠。同じく△マジカルもAオブライエン厩舎のガリレオ産駒で、しかも3歳牝馬。Aオブライエン厩舎からもう1頭、レーティング115の△ハイティングホーンまで印を回しておきます。
ざっと気になる馬はこのくらいですかね(9頭もいますがw)。あとは馬場状態やオッズなどを加味して、馬券を買いたいと思います。