フィレンツェで、MOLESKINE | 私のイタリア時間

私のイタリア時間

イタリアに住みはじめて、20年もの月日が経ちました。
イタリアでの何気ない日々。流れる時間の中で起こる、ふとした出来事や思い。
このブログでは、そんな日常を1枚の写真と共に書き綴っています。




何年ぶりだろうか、

フィレンツェの街中を ぶらっとする。


普段、仕事をしていた時には、

あんまり、アチコチ周らなかったな...

そんな風に思いながら、

巡るフィレンツェは、

何だか、真新しい感じがする。


知らないうちに、

新しい店が開き、

知らないうちに、

あった店が閉まっている...


へ〜〜

とか

ほぅ〜〜

とか、

私自身が、観光客同然である。



さて、

そこは、レプブリカ広場近く、

以前は確か、ブティックだったか...


生まれ変わるは、

MOLESKINE(モレスキン)


もともと、フランスの製本業者が手工業で、手がけた手帳で、

ゴッホやピカソも使っていたという。


今は、イタリアに拠点を置く、

手帳メーカーのお店である。


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お店に入ると、

キレイなお兄さんが笑顔で迎えてくれる。


「イタリア人は、カッコいいですよね〜〜」


そう言う、日本人の女の子たちに、

どこが???

と思っていた私だが、

ここは、メルカートではない。


確かに、こんなキレイなお兄さんに笑顔で対応されたら、

借りてきた猫みたいになってしまう。


古い人特有の「何が欲しいんだ?」みたいな威圧感がない。


しつこくない接客に、

素直になってしまう自分がいる。


ついつい、「5ユーロで、名前が入れられる...」

なんて話にのってしまう。


これが出来るのは、

イタリアでも、3店舗しかないらしい。


ものの数分で入れられるから、

新しい年の手帳をつくるのにいいかもしれない。


何よりも、

このシンプルさが気に入って、

もう、何年も使い続けている。


新しく変わりゆく時代の中で、

古き良きものが続いていることの素晴らしさに、

感動しつつ、

若き、キレイなお兄さんに

目を細める、

アラフォーの私が、

そこに居た。






⬇︎ 気分新たに...

  



最後までお付き合い、どうもありがとうございます。