感覚というものは... | 私のイタリア時間

私のイタリア時間

イタリアに住みはじめて、20年もの月日が経ちました。
イタリアでの何気ない日々。流れる時間の中で起こる、ふとした出来事や思い。
このブログでは、そんな日常を1枚の写真と共に書き綴っています。

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メルカートの仕事で、

時々、在庫の補充をしていると、

後ろから、そっと近づいきて、

私を「ワッ!」と脅かそうとする輩がいる。


普段から、あまり、驚かない性格の私は、

その反応が、

あまりにも鈍くて、

「面白くもない」ヤツだと思われる。


全く驚かない訳ではないけど、

女の子特有の、

「キャ~」という黄色い声をあげられない。

若かりし頃は、さぞ、可愛げのないヤツに思われていたに違いない。


実は、私は、生まれた時から、目が悪い。


目が悪い自覚がなくて育ったために、

感覚で、察知するみたいなところがある。


不思議なもので、

メガネをかけなくても、

遠くから来る人間が誰なのか、

雰囲気で読み取る...

みたいなことが多々あった。


世の中は、常にどんよりと見えていて、

コンタクトレンズを初めて入れたときには、

世の中、こんなに明るいのか...

と感心したものである。


今は、常に、コンタクトレンズを使用しているから、

昔ほど、感覚がないだろうが、

周りを常に見回して、

後ろに居る人を察知するのもまた、

もしかしたら、職業柄なのかもしれない。


さて、人間が持つ、五感のうち、

一つがうまく機能しないと、

その分、他の感覚が発達するんじゃないか?

と思ったことがある。


小さい頃は、

大人が噂することが、良く聞こえていて、


人っていうのは、
その人がいない時や知らない時に、
なんやかんやいうものらしい...

と思っていたし、


お歳暮なんかで貰う高級ハムを食べた日には、

魚肉ソーセージやハムは、

「コレは、ホンモノじゃない!」

と、のたまったそうだ。


「下手に高級品を食べさせるもんじゃないわね。」

そう、お母ちゃんが嘆いていたことを思い出す。


五感にも、ちゃんとバランスというものがあるのかもしれない...


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⬇︎ ドン感、ヤマ勘、大食感...

  


最後までお付き合い、どうもありがとうございます。