伝統の献上栗☆北摂栗 | ボヌール☆花粉 松本由紀子オフィシャルブログ
先日取材をさせていただいた
おいしいまち宝塚☆第4回宝塚パティシエたちの祭典
「北摂栗」という初めて耳にする栗が紹介されていました。

  
  


  
“宝塚市、川西市、猪名川町、三田市、能勢地域などの
北摂地方では、千年以上前から栗が栽培されていました。

朝廷や将軍にも献上され、大正時代には日本で初めて
海外へ輸出した、伝統ある産地です。

おいしい栗として全国で栽培されている品種「銀寄(ぎんよせ)」は、
北摂地方の原産。
ぷっくりとして大きく、正に「栗の王様」です” とのこと。

  
ちょうど料理王国11月号にも、マロンのすべてという特集がされていて、
「丹波栗という品種はない?」という質問に対して、
以下のように解答されています。

国産大粒栗の代表格として知られる丹波栗。
江戸時代には将軍家や天皇に献上され、高い名声を得た。
でもこれ、実は品種名ではない。
大粒のニホングリの発祥地が摂丹地方。
(現在の京都府・大阪府・兵庫県にまたがる地域)で、
この地で産出された大栗の総称なのである。


  
歴史ある「北摂栗」も、現在は、「丹波栗」などに比べ知名度は低く、
栽培面積もピーク時の3分の2に減少していることから、
川西市、宝塚市、猪名川町の2市1町の生産者やJA、行政が
北摂栗生産者連絡協議会を設立し、
栽培研究や消費者評価の向上に取り組み、
今後は県のブランド品にしよう!と力を入れてらっしゃるそうなんです。

消費者の方に気軽に使っていただけるようにと、
このようにむき栗という形でも販売もされていて、
9月初旬からの1ヶ月間はクール便でも発送してくださるとのこと。
収穫後の栗を0~2℃で保存すると、
約45日で甘みが3倍になるんですって。

主に、道の駅いながわ(猪名川町)、西谷夢市場(宝塚市)
四季の郷(川西市)にて販売されています。

自分が住んでいる地域で、こんなに素晴らしい栗が
栽培されているのは、とても嬉しいことですね。
栗は私も大好きな素材なので、是非北摂栗の良さを多くの人に知ってもらい、
消費拡大につながればいいなぁ・・・