フランス映画祭、４作目は、「ハートブレイカー」です。２大スター初共演の、ラブコメディ。主人公達の年代が、３０代なので、シチュエーションに出てくる音楽や映画が、アラサー、アラフォーの方にピッタリハマるような気がしました。
ストーリーは、
凄腕の別れさせ屋アレックス（ロマン・デュリス）。彼のポリシーはターゲットと決して恋におちないこと。モロッコの仕事から戻った彼の今度の相手は、１０日後にモナコでイギリス人青年実業家と結婚するジュリエット（ヴァネッサ・パラディ）。ジュリエットの父ベック氏は、１０年間断絶状態だった娘を自分の手に取り戻したいと願っていたのだった。彼女のボディガードとして接近し、好きな歌手のジョージ・マイケルや映画『ダーティ・ダンシング』をネタに次第に彼女の心の中に入り込んでゆくのだが・・・。
というお話です。
ロマン・デュリスとヴァネッサ・パラディのラブコメって、聞いただけでもワクワクするでしょ。もー、ロマン・デュリスは、相変わらずイイ男で、あの手この手で女を落としていくから、面白いったら無いの。
別れさせ屋のアレックスは、もちろん一人でやっているのではなく、彼の姉とその夫と、３人でこの商売をやっています。だから、表では、アレックスがカッコ良く女を落としているんだけど、裏方では、めっちゃ無理無理な仕掛けをしたりしてるんです。それが、すっごく笑えて、お腹を抱えてしまうほどなの。お姉さんが、超パワフルなんだよなぁ。ステキです。
ジュリエットは、青年実業家と婚約中で、１０日後に結婚予定なんですが、この青年実業家、とってもいい奴なんだけど、鼻につくんだよねー。そして、その親も、金持ちを鼻にかけて、人をバカにしているような態度があったりして、彼女は、ちょっと心に引っかかりがあるんですよ。そんな彼女の心の隙間に、上手くアレックスが入り込もうとするんだけど、そう簡単にはいかないんですよね～。強敵です。
ロマン・デュリスの詐欺師役、ちょっとルパンっぽくて、面白かったですよ。ドタバタだったり、超カッコ良かったり、女なら、こんなシチュエーションで見つめられたら・・・みたいな場面もあり、またも惚れましたねぇ。私も、アレックスに騙されたいっ！！(笑)
ヴァネッサ・パラディは、こういう感じでしたっけ。私、あまり覚えていなくて、なんか、グウィネス・パルトロウに似てるかななんて思ったのは、私だけなんだろうか。ジョニー・デップは、彼女のような、超痩せている、美しい人がタイプなんですね。あまりの細さにビックリでした。でも、キレイだな～。
この映画、あまり難しい事もなく、本当にラブコメを楽しめる映画です。誰が観ても、軽く楽しめて、観た後、気持ち良くなると思いますよ。すごく面白いです。カップルや夫婦で観たら楽しめるだろうなぁ。もちろん、一人でも、笑えるし、憧れるし、楽しめると思います。
今年の秋に、日本公開予定ですので、情報を見ていてくださいね。秋に誰かを誘って観たら、クリスマス迄に彼女彼氏が出来るかも知れませんよ。そんな感じの映画です。
