先日、「バーレスク」を観てきました。
ストーリーは、
成功を夢見てロサンゼルスにやって来たアリ。タスという女性が経営している“バーレスク・ラウンジ”で行なわれているダンスショーに魅せられ、バーテンのジャックの家に居候しながら、ウェイトレスとして働き始める。やがてバーレスクのダンサーになったアリは、ショー中のアクシデントをフォローするため、歌声を披露した。その歌唱力が認められ、アリは一躍バーレスクのスターになる。アリの人気でバーレスクの客も増えていくが…。
というお話です。
ストーリーを読んで解るように、もー、音楽映画のお決まりの話で、クリスティーナ・アギレラも演技が上手い訳ではないのですが、とにかく、音楽が超イイんです。そして、音楽を聞かせる映画としては、超上手く作っていると思います。アイドル映画なので、ちょっと飽きてくると、素晴らしい声量でアギレラが歌うので、引き込まれてしまうんですよ。シェールも2曲ほど歌ってくれるのですが、やっぱり上手いですね。
話は、解りますよね。田舎娘のサクセスストーリーで、騙されたり、いじめられたりするんだけど、でも、自分の力で勝ち取って行き、這い上がっていくんです。この鉄板ストーリーは無くならないですね。音楽を表に出そうとすると、ストーリーは、どうしてもお決まりの物になっちゃうのかなぁ・・・。ま、キライじゃないですけど、さすがに先が見えるというのは、観てて飽きますが、音楽が主役なので、問題無くなるんですよね。
このバーレスク、本当に音楽が良いですね。サントラを買おうと思っています。だって、あの高低の声量、すんごいです。心臓に響くもんね。私、あまりに良い歌を聴くと、涙出てくるんですよ。マジで、涙出ました。いやぁ、歌良かったなぁ。踊りたくなったもん。
もう、変な感想を書くより、この映画は、観てもらうのが一番だと思います。映像とかストーリーとか言う前に、音楽が最高なので、それ以外は、どうでもいいんです。あの歌を聴いて、感動して、笑って、楽しんで欲しいですね。
私が気になったのは、ゲイのマネージャーらしき人。彼は、「プラダを着た悪魔」の時にも、同じようにゲイのマネージャー役だったのですが、彼はいい味出してますね。今回は、ベッドで寝ているシーンがあって、笑ってしまいました。いいなぁ。彼は、あの役でずーっと行くんでしょうか。すごく好きです。続けて欲しい~!!
もう一つ気になったのは、職業病なのですが、バーレスクのある場所を買い取って開発しようとしているおっさんがいるのですが、その自宅にあった模型。すごいランドスケープと言いながら、たいした計画じゃなかったこと。デザイン性はまったく無く、ただ、大きなビルを建てて儲けようって感じで、それじゃ高値で売れないよ~って感じの計画でした。もう少し、気を使って欲しかったなぁ。空中権まで買ったんだったら、考えようよ。ね。
と言う訳で、ストーリーの事を言ってしまうと、多々文句が出てくるのですが、音楽が最高なので、素晴らしいPVを観に行っていると思えば、すごいお得感が満載だと思います。私は、ぜひぜひ、観に行くことをお奨めいたします。この映画を観ると、カラオケで歌が上手く歌えそうな気がしてきますよ。年末年始、ぜひ、気分を高めるために観に行ってくださいね。
・バーレスク@ぴあ映画生活
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