今日は、TOHOさんの”スニーク試写会”に行ってきました。
どんな映画なのかなーって楽しみに行ったら、衝撃作で、とても楽しめました。マット・デイモン主演です。

内容については、話さないでくださいとの注意書きを頂きましたが、導入部のあらすじくらいならいいんじゃないかなぁ。ということで、お話は、
2003年に大量破壊兵器を保有しているということで、アメリカがイラクを攻撃し、イラク戦争が起こり、サダム・フセインが拘束されました。イラクの治安は悪化し、アメリカが駐留して制圧していたのですが、イラクの治安は沈静化していません。
2003年のこんなイラク情勢の中、イラクで大量破壊兵器を探すための部隊の隊長が、なぜこんなに探しても破壊兵器が見つからないのかということに疑問を抱き始めます。そんな時に、イラクの参謀だった将軍と呼ばれる人物を見つけ、拘束しようとするのですが・・・。というお話です。

ちょっと解りにくいかもしれませんが、あのイラク戦争の裏側で何かが起こっていたのではないかというお話で、フィクションなんだけど、ノンフィクションなのかもしれないと思わせるような展開で、はらはらドキドキ、すごいサスペンス戦争映画でした。アクションもあるし、面白いです。
あのイラク戦争時、日本ではボンヤリTVで、その戦争を見ていたのだと思います。ドラマのように見えたあの戦争で、たくさんの人間が死にました。そんな現実を、私たちは、まったく感じていない。そんな恐ろしい感覚を味わいました。確かに、アメリカ内でも、本国にいる人、安全なグリーンゾーンに居て、ただ机上で指示をするだけの人、そんな人たちには、現場の悲惨さはまったく伝わっていなかったのでしょう。

そして、イラクの人たち、いつ自分が殺されるか判らない、殺されなくても餓死するかもしれないというような状況で、大変な生活を送っているのに、その大変さはこちらにはまったく伝わっていなかったのです。彼らにも国を思う気持ち、プライドがあるのに、それをズタズタにしたということを、この映画を観て感じました。
話としては、アクション、サスペンスが満載で、面白く観れるのですが、深く考えてしまうと、辛い映画でした。
この映画、面白いと思います。いつも戦争映画を観ない方でも、サスペンスになっているので、楽しめると思います。但し、イラク戦争の概略だけでも、少し読んでいった方が、より楽しめます。
公開は、今年の5月だそうなので、ぜひ、楽しみに待っていてくださいね。
HEART ATTACK さんのブログから写真をお借りしました。すみません。
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