肺動脈血栓症で緊急入院して
一週間
蜂窩織炎の熱もあったので
抗生剤の点滴
経口で血液さらさらのお薬を飲み
時々おこる左胸の痛みにおびえながら
ベッドとトイレの往復ですごしていました
歩行時に激痛はあるのですが
横になっていると、そんなにつらくないので
頭はすごく元気です
〈こんなボロボロの老体で責任ある仕事が続けられるのか?〉
膀胱癌→骨盤内蔵器脱→たびたびのひどい膀胱炎→メタボ→高血圧、高脂血症→軽い白内障→坐骨神経痛→ギックリ腰→肺動脈血栓
とか、この数年、職場にとても迷惑をかけていて、今回も急に休むことになり、うちの医院は先週、(金)午後臨時休診になりました 今回の病気はそんな簡単なものではなく、1ヶ月以上の内服治療で溶かしていくとはいえ、体中にちりばめられた血栓たちが、いつ、また肺に、最悪、脳とかに入ってつまるかわかりません
ほとんど眠れないで考えていた夜もあり、
lineで「このまま退職」の意向を伝えました
そうしたら、なんか、肩の力がおちて、余生をどうすごそうとか……そんな夢?みたいなことを考えて、ほっとしてました
しかし、
院長からきた返事は
「いつまでも回復を待ちます 週ひとこまからでも、出てこられる日を」
という
私の決意をぐらつかせるものでした
責任という呪縛から解放された安堵のようなものを感じていた私は
正直、少しショックでした
娘にそのことをlineすると
「必要としてくれることは、ありがたいじゃない お母さん次第だけど」という
だよね
60歳すぎてからの再就職とか大変だし、
やめるのは経済的にもきつい
BE:FIRST、ムック、LOVOT……とかいってらんない
でもね
ほんと60才の山をこえてから
がんばってもとめられない
ひとつ崩れるとガタガタとくる「老い」という魔物を感じるんだよね
もちろん、ひとそれぞれで
70,80才になってもほんとに元気にバリバリ働いている人はいる
けど、それはもってうまれた個人差がある
私の個人的な意見だけど
「体質」
って大きいと思う
私の両親は
ふたりとも若いときに結核で肺をわずらっていて、
父は子どものときから心臓も悪くて
46歳で心不全で急逝した
母は、結核で片方の肺をとり、40代から自己免疫疾患の膠原病、強皮症で入退院をくりかえし、最期はプレトニンの副作用の腰椎骨折でねたきりで、肺機能低下して70歳でなくなった
そんな私が強いはずはなく
いつも、母の生きた年齢は越えたいなと思ってる
そんな低レベル
仕事をして生きるか
したいことをして生きるか
猶予はあるので
ゆっくり自分と対話していこう
まずは
いまの病気をなおして