看護師さんと私と夫の三人で、


手術室に向かいました。


なんだか変な感じ。


手術着だけど点滴もされていないし、至って健康。


夫と顔を見合わせて 意味もなくニヤニヤしちゃう (^▽^;)



手術室の前まで到着し、一度ベンチに腰掛ける。


私だけ呼ばれ、夫を残し看護師さんと中に入りました。


あっさり手術室に入って ふと気づく。


( あれ?もう始まってる??・・・て事は さっきのが夫との別れ際 !? )


ガーーーーーンΣ(~∀~||;)


手を握って頑張れとか大丈夫とか・・・感動のシーンを想像してた (T▽T;)


自分の鈍感さに呆れました(笑)



中に入ると ドラマでよく見る感じの手術室。


自分で台の上に乗ります。


看護師さんから、名前と手術内容を質問される。


『~です。子宮筋腫と卵巣のう腫の手術をします。』


それからは、テキパキと手際よく看護師さん達に準備される。


左手の甲に点滴針を刺されました。


『今から麻酔を流すので腕がちょっと痺れますよ~』と言われる。


すると 今まで感じたことのないような、


ピリピリした痛みが左腕を襲ってきました。


なにこれ痛いよーって思っていたら、次第に視界が ボヤ~っと。



そのまま・・・意識は途絶えました。




目が覚めたら、病室のベッドの上。


看護師さんと夫がいました。


すべてが終わっていた。


そして私は管だらけ(笑)


・酸素マスク ・心電図 ・お腹の管(ドレーン) ・点滴


・血栓予防の機械 ・尿の管


夫によると手術にかかった時間は、約3時間半。


術後すぐは しっかりした記憶はありません。


でも目が覚めると必ず夫が居てた事は覚えています。


熱くてパジャマの袖をまくってもらった記憶も (^_^;)


お腹が鈍く痛い。なんとも言えない管の気持ち悪さ。


痛み止めは点滴で、自分でボタンを押すタイプ。


これが身体に合わず、何度か吐きました。(´д`lll)


吐く・・・と言い終わる前に吐いていたので夫の手にべっちょり。


それを嬉しそうに話し、変態をアピールする夫(=◇=;)


とにかく辛い時間が続く。


酸素マスクの匂いが更に吐き気を誘うので外していたら、


鼻から直接酸素を送る管タイプに変えてくれました。


気づけば面会時間も過ぎ、夫は帰宅。


長い夜の始まりです。



夜になっても吐き気は止まらない。


微熱がずっと続いていました。


すでに違う種類の痛み止めに変えていましたが、


それでも吐くので、看護師さんが座薬を入れてくれました。


お水が飲める時間になっても、吐くのが怖くて飲めなかった。


そんなに喉も渇いていませんでしたし。


すると、冷たいお水で丁寧にうがいをさせてくれました。


看護師さんは頻繁に様子を診に来てくれます。


熱そうにしているとアイスノンを持ってきてくれたり、


とても献身的で感動しました。


吐き気もだいぶ治まって、ベットの柵を持って寝返りをうったり、


とにかく時間が過ぎるのを待ちました。



そうして、長い夜は過ぎ去ったのです( ̄∇ ̄+)






入院3日目 手術当日です。



朝6時に検温。


熱も血圧も異常なし。


そして、看護師さんが持ってきた栄養補給ドリンク、


アルジネードウォーターを2本飲みました。


スポーツ飲料の味で飲みやすかったなぁ (・ω・)


朝7時までは水分の摂取が可能でした。


でも消灯から朝まで栄養ドリンク以外は口にしなかった。



そして手術着に着替える。


紙パンツと血栓予防ストッキングも穿きました。


自分の名前を書いたリストバンドもつけました。



7時過ぎ、看護師さんが点滴をしに現れる。


手術時、この点滴から麻酔が流される為 針が太い!


ビビる私・・・血管が見えない腕・・・緊張の看護師さん。


ブスリ!!! ( いた~~~い(iДi) )


血管見当たらず。


そのまま針で探る看護師さん!( いだ~~~~い(/TДT)/)


一旦 針を抜いて中断。


痛いですよね~ごめんなさいね~と謝られ、


ちょっと待っててね と言い残し、去っていきました。


数分後、年配の看護師さん登場。


(あ、交代や・・・でもベテランそう)


しかし、この看護師さんも自信なさげな様子。


たまらず、『手の甲でもいいですよ』と私。


両腕両手を何度も見て、手の甲の血管を探す。


( 右手?・・・まさかの?利き手の甲にいきますか !? (゚_゚i))


焦る私・・・緊張の看護師さん。 いざ!右手の甲へ!


ブスリ!!!( いた~~~~い (><;) )


血管に刺さらず。またまた針で探られる!!!


( いだいよ~~~~~。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。)



結局・・・・断念。


申し訳ないけど手術室でやってもらいましょうって事に (T▽T;)


看護師さんは悪くない。恨むのは我が血管。


慣れっことはいえ、さすがに今までで1番痛い失敗でした。トホホ



そんなこんなで、8時過ぎに夫が到着。


そして気づく。


( あれ? そういえば、便・・・出てない((゚m゚;)) )


出る気配、一切なし。


手術は9時。


焦る私、トイレに行くが、やっぱり出ない。


すると、ついに看護師さんが呼びに現れました。


便が出ない事を告げると、


仕方ないですね、そのまま行きましょう と言われる。


『あ、あの?手術中に粗相とか・・・ならないですか?』と聞くと、


麻酔で腸の機能も停止するので大丈夫 との事。


(じゃぁ、術後は??トイレ行けないよね??大丈夫なのか??)


と、不安は募るが口には出せない。


だって出ないものは仕方ないんだもん(ノ◇≦。)



こうして、粗相の不安を抱えつつ(笑)


夫と二人で手術室まで移動するのでした。

(後編に続く)





入院2日目 手術の前日です。



6時に看護師さんが採血に来ました。


輸血用の自己血が、本人のものか再度確認する為らしい。


あら~、血管が全く見えないね~と困った様子の看護師さん。


ちょうど、自己血を採った時の痕が残っていたので、


そこでお願いしました(^▽^;)


これは点滴麻酔の時大変かもね~と脅される・・・。


朝食は 7時半。


準備が出来たらアナウンスが流れます。


夜中まで スマホでマンガを読んでいました。


懐かしの『イタズラなkiss』o(〃^▽^〃)o


ちょ~面白い(笑)


そんなワケで、寝不足のままデイルームヘ。


コップと割り箸を持参。


そして一人で食事(笑)


他にも一人で食べてる人はいるんですが、


声をかける勇気はなく・・・(//・_・//) 意気地なしな私w



病院食は思ってたよりも味付けがしっかりしているし、


まずくはないんですが、初日の夕食も、朝食も、


なんとなく食欲が出ず半分しか食べられない。。。



この日は、手術前日ということで、訪問がいっぱい。


主治医の先生の挨拶。(若くてキレイな女性の先生)


薬剤師さんからの薬の説明。


麻酔科医師による手術時の麻酔の説明。


手術室の看護師さんの挨拶。


などなど。



再び、お世話役の看護師さんから手術前後の処置について説明を受けます。


手足の爪やまつげもチェックされます。(ネイル・マツエクは禁止)


そして手術当日と翌日に必要な物を一緒に準備しました。


《当日分》

○前開き深衣 1枚 (ネコ柄のネグリジェをAmazonで購入)


○T字帯 1枚 (ふんどしみたいな物。地下の売店で400円で購入)


○ナプキン 1枚


《翌日分》

○パジャマ 1枚


○下着 1着


○ナプキン 1枚


○フェイスタオル 2枚


○ティッシュ 1箱


忘れ物がなくてよかった~(*⌒∇⌒*)



そして、3Fの婦人科へ診察を受けに行きました。


主治医の先生から手術前の内診をされます。


そして手術に関する説明や質問タイム。


更に退院後の受診日の予約まで。


特に質問もなく、宜しくお願いしますと伝えました(*v.v)。



他には、術後に使用する血栓予防のストッキングのサイズを測ったり、


(当然Lサイズだった・・・w)


おへその掃除に来てくれました。


おへその掃除は、他の方のブログで知っていました。


オリーブオイルで掃除をされるって書いてあり、


へ~!どんな感じだろ~?? と、ちょっと楽しみにしてました!


しかし!!!


看護師さんは私のヘソを見るなり、


『あら!キレイですね!垢ないですよ~』


と、軽く触れただけで何もされなかった (。>0<。)そんな~!


下の毛もチェックされて、このままで大丈夫ですね!と言われた・・・。


おへそも下の毛も放置三昧なのに・・・ナゼだ!!??


体毛が薄いからでしょうか・・・まぁ、喜ばしいことですよね (^▽^;)ハハ


そしてシャワーを浴び、夕食へ。



19時頃、仕事帰りの夫が面会にきた。


1時間ほどお喋りして、20時になり面会終了。


明日の手術は 朝一、9時の予定。


ご家族の方は8時半までに来るようにと言われました。


夫にその旨を伝え、寂しくお見送り。



昼食も夕食も、やっぱり半分しか食べられず。


夜はお腹がグーグー鳴った(//・_・//)


22時になると、看護師さんから下剤と睡眠薬を渡されました。


起きる頃に便が出るそうです。


生まれて初めての睡眠薬。


確かに、薬がないと緊張で眠れそうにない(笑)


よく考えられているな~と関心し、素直に服用。


こうして、2日目もあっという間に過ぎました。