荒川祐二で~す口笛キラキラ
スサノオで~すグッグッ
 
 
 


あ「ったく…、なんでこんな深夜に運転しなきゃいけないんだ…」

 
ス「つべこべ言ってんと、黙って運転せぃ!」
 
 
 
 

 
 
 
 
話は昨晩のこと。
 
 
 
 
 


 
 
 
ス「ちょっと話がある」
 
 
スサノオが急に神妙な顔になって言う。
 
 
あ「ど、どうしたんすか?」
 
 
 

 
 
 
ス「俺がお前のとこ来て、今でどれぐらいや?」
 

あ「えっと…確か4/28だから、ちょうど半月?」
 
 


 
 

 
ス「この半月で分かったことがある…」
 
 
あ「?」
 
 
 
 
 


 
 
ス「お前そんなに悪いやつじゃないな」
 
 
あ「(ガクッ)、なんすか急に?」
 
 
 
 
 
 

 
 
ス「いやな、おるんやって。

こうして俺たち神々が現れたら、それを利用しようとするやつ」
 
 
あ「例えば?」
 
 


 
 
ス「まぁ早い話が、お前のブログ変わらずアクセスグングン伸びてるやん?」
 
 
あ「おかげさまでm(_ _)m」
 



 
ス「そうなるとな、例えば『スサノオのパワーがこもったパワーストーン』とか、『スサノオ勾玉』とかブログ上で売り出すヤツおんねん」
 
 
あ「マジ?」
 


ス「お前それせーへんやん」
 

 
あ「何かダサない?『スサノオパワーストーン』とか。

それやったら、『スサノオ膝パッド』とか…」
 

 
ス「いや、その物がダサいとかダサくないとかの問題じゃなくて(笑)

 しかも『スサノオ膝パッド』て、お前のセンスどないなってんねん(笑)
 
 
 



 
ス「まぁそれはそれとして、パンケーキ食べに行くのも、ラーメン食べに行くのもええねんけど、

そろそろ、本格的に神さまのこと教えたろうと思ってな
 
 
あ「マジ?あなたとパンケーキ食べに行ったり、ラーメン食べに行くのも好きやねんけど」
 
 
 
ス「それはそれで変わらず行く。変わらずお前の奢りで行く。

ただ、それとは別にちゃんと教える。カミサマノコト。シントウノコト。レキシノコト」
 
 
あ「急に日本語習いたての外国人みたいになったね。面白いけど。

じゃあ、どうすんの?
 
 


 
ス「とりあえず明日や。2時起きな。はよ寝ろ
 
 
あ「2時!?!?!?」
 
 
 
 
 
 


 
ということで、
 
 
 
 
 


 
スサノオと深夜に車を飛ばして着いたのは、ある山の山頂。
 
時間は朝5時前。
 
 
 
 





 
あ「う~~~~眠い眠い。ってか、どこよここ」
 
 
ス「お前に教えたるわ。『日本の神さまの始まり』。あそこ見てみぃ」
 
 
あ「え?」
 
 
 



 
 
 
 
スサノオが指差した先、そこには・・・?
 
 
 




 
 

 
あ「うん、日が出てきたわね」
 
ス「見ててみ」
 




 
スサノオの言葉とともに、
 
朝日は見る見るうちに山間から姿を現し、広がる雲海とともに僕らの全身を照らし出した。




 
あ「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉお!!!!!!」
 
あまりの圧倒する景色に、僕の口からつい言葉が出た。










あ「すげ、これは神さまいるわ…」










輝く陽の光にその大きな姿を照らされながら、スサノオが言う。
 
 






 
 
 
 
 
ス「そう。これが日本の神の始まりや」
 
あ「え?」
 
 
 
 
 



 

 

 
ス「人間の想像を超えた大自然の営みを見た時、この現代でも人々はつい口にする。
 
『これ神さまいるね』と」
 
 
あ「あ、確かに」
 
 
 
 



ス「古代、この自然豊かな大地に産まれた民族、日本人はその自然の営みの中に神の存在を見た」
 
 
あ「?」
 
 





 
ス「自らの手を下さずとも、

そこに作物はなり、

果実は実り、

またその種が土や木、

すべてを育てる偉大なる太陽、雨に育てられ、


また落ちた種が、翌年には次の実りを与えてくれるという、


自然の織りなす調和の奇跡。


春には生命の目覚めを祝うかのように桜が咲き、

夏には生命力いっぱいに緑が一面に広がり、

秋には撒いた種が収穫を迎え、

冬にはまた次の未来に向けて、万物がその身を休める。

 
そんな奇跡の国にあったのは・・・」
 
 
あ「あったのは?」
 
 
 
 
 
 
ス「『感謝』だった。
 
そして日本人は自然の実りを与えてくれる山に、海に、大地に、社を作り、神を奉った。

これが日本の神の始まり」
 
 
あ「・・・・・・」
 
 
 
 
 
 


ス「数千年という時を経て、時代の流れに左右され、時の権力に利用され、神々も姿や形を変えてきた。
 
ただ、お前には『真実の神々の物語』を知ってほしい。

神の神性だけじゃなく、ちゃんとした歴史の流れと知識としてもな。


そして、たくさんの人にそれを伝えていってほしい」
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 
その言葉とともに、突然山頂に風が吹いた。
 
優しく、全身を包み込んでくれるような柔らかい風だった。
 
 
 
 


 
 
 
 
 
 
 
ス「だから、俺はお前のもとに現れた」
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
あ「こんなヤツでいいんすか?」
 
 
ス「こんなヤツやからいいねん」
 
 
  
ス「堅苦しいもんじゃない。お前とやったら明るく、楽しく、一緒に歩める。
 
『明るく、楽しく、元気よく』、それが実は一番の神の道やからな」
 
 









 
 
そう言って笑ったスサノオの横顔は、壮大な光に照らされていたこともあってか、
 
どこまでも爽やかに、凛々しく、格好良く見えた。
 
 
 
 
 

 
 
 



 
 
あ「スサノオさん・・・」
 
 
ス「ん?」
 
 
あ「お悩み相談とか、パワースポット巡りは?」
 
 
ス「それも変わらず、ちゃんとやるよ(笑)

ていうか、今までバラバラに教えてたものをちゃんと教えるってだけ。『スサノオの神様講座』みたいなもんや(笑)」
 

 





…。
……。
………。
…………。








ス「それにしても、やっぱりえぇかもなぁ」


あ「え?」



ス「膝パッド」


あ「やろ!?やろ!?!?」


ス「冗談や、ドアホ(笑)」



僕とスサノオの明るく、楽しく、元気な共同生活は続いていく。



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