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こんばんわ
今日もお仕事&学校お疲れ様でした
『アウトロー古事記』第59話参ります
※『ていうか、あんた誰?』という方はこちら(笑)
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※『アウトロー古事記』1話目から読みたい方はこちら♪
※前回までのお話はこちら☆
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勘違いでオホゲツヒメを殺してしまったスサノオ。
彼は一体どこに行く!?
ノッシ、ノッシ、ノッシ、ノッシ。
肩を怒らせ、風を切り大股でスサノオが行く。
ようやく降り立った地上界。
スサノオは出雲国(現在の島根県)の斐伊川の上流に降り立った。
それにしても腹が減った。
彼は思った。
結局さっきは何も食べることが出来なかった。
しかし、地上界になんてあてもない。
どうしたものか。
ふと考えた。
そう言えば元々、この地上界は自分が収めるべき場所だったのだ。
真面目にちゃんとしていれば、
今頃地上界の王様になれていたかもしれないのに。
そう思って川沿いを歩いていた矢先、
川の上流から一対の箸が流れてきた。
スサノオ「箸?」
スサノオ「箸…?っということは…?」
箸が流れてくるということは、
この先に誰か住んでいる…?
そう思ったスサノオは再び川に沿って、
さらに上流に向かって歩いて行った。
すると、やはりその先には家があった。
いつものように
「たのもー!」
というどでかい言葉とともに、傍若無人に入り込んでいく。
そこには老夫婦と美しい娘がいた。
しかし、なぜだろう。
3人ともがシクシク、シクシクと泣いていた。
スサノオの訪問にも気付いているのかいないのか、
未だシクシク、メソメソ泣いていた。
スサノオ「おい、お前たちは誰だ?」
まずは、お前が誰だ?
ということからかもしれないが、
老夫婦と娘はスサノオの訪問に気付かないほど正常な精神状態ではなかった。
スサノオの問いかけによって、ようやく我を取り戻せた。
父「あ、あ、客人の方、すみませぬ・・・」
父「私は国つ神アシナヅチ、妻はテナヅチ、そして娘はクシナダヒメと申します」
国つ神とは、天上界で産まれた神々を天つ神と呼ぶことに対して、地上界で生まれた神の表現のことを言う。
スサノオ「ほう、貴様らはなぜ泣いている?」
アシナヅチ「それは…」
親子が泣いているわけとは?
そして、スサノオの未来は?
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