◆店長が教えたい計数⑦ 在庫回転率 | 日本カルチャー協会 認定講師 みずおち

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講義内容「飲食店の店長に必要な計数」
「飲食店の儲かるメニュー動画活用術」

こんにちは。ユージーアイプロジェクトの水落です。

 

「店長がスタッフに教えたい計数」を書いています。

 

今回は在庫回転率についてです。

 

 

在庫回転率も会社によって計算方法が違います。

 

 

棚卸しによって出た在庫金額が300万円。

 

 

月間の売上が100万円だった場合で説明します。

 

 

①在庫回転率=在庫金額(300万)÷年間売上(1200万)

 

 

=0.25

 

 

「1年間の売上に対して、何倍の在庫を保有しているか。」

 

 

という意味です。

 

 

この場合は在庫回転率の数字が少なくなるほど優秀です。

 

 

さらに、在庫回転率に12をかけると、

 

 

12ヶ月×0.25=3 

 

 

3ヶ月分の在庫を保有しているという事がでます。

 

 

365日をかけて91日と出す場合もあります。

 

 

 

在庫回転率には上記の式もありますが、

 

 

 

会社によっては違ったものがあります。

 

 

 

 

②在庫回転率=在庫金額(300万)÷月間売上(100万)=3.0

 

 

 

 

これは、

 

 

「月間の売上に対して、何倍の在庫を保有しているのか」

 

 

という意味で使用しています。

 

 

この場合、3.0ではなく、300%とする会社もあります。

 

 

この場合も在庫回転率の数字が少なくなるほど優秀です。

 

 

新品ゲーム本体のように、粗利率が7%程度しかないような商材は

 

 

100万円の在庫で100万円の売り上げがないと、

 

 

経営は厳しくなります。

 

 

在庫金額と同じ売上が出れば1.0(100%)になります。

 

 

 

③在庫回転率=年間売上(1200万)÷在庫金額(300万)=4回

 

 

 

という場合もあります。

 

 

これは商品回転率とも言います。

 

 

「保有している在庫が、1年間の間に何回転するのか。」

 

 

という意味です。

 

 

この場合は数字が大きくなるほど優秀になります。

 

 

 

他にも年間の売上ではなく、売上原価で計算する所もあります。

 

 

 

 

会社によって数字は違いますが、意味さえわかっていれば、

 

 

 

とても使える数字です。

 

 

ポイントは「どうなると良いのか。」

 

 

「どこが変わるとどうなるのか」を教えてあげる事だと思います。

 

 

 

 

より少ない在庫で、より高い売上を出すことが理想ですので、

 

 

 

 

・在庫が減れば回転率は上がる

 

     ↓

・売れていない在庫を売って在庫を減らす。

 

・売上が上がれば回転率は上がる

 

     ↓

・売れる商品をさらに売れば売上が伸びる。

・売れてなかった在庫が売れれば売上が伸びる。

 

という施策が打てます。

 

 

また、施策を打った後の効果を検証する事が出来ます。

 

 

スタッフに教える際は、会社で共通の回転率を教えた方が良いと思います。

 

 

 

 

◆店長が教えたい計数⑧ 交差比率 に続きます。