回転寿し用語を考える。 | 「ザ☆夕方カレー」- 主宰のひとりごと

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創作ユニット「ザ☆夕方カレー」の公式ブログです

昨晩の夕食は回転寿司屋でした。
昼間にムエタイジムに行ったので腹ぺこです。

ジム帰りに、麻婆豆腐定食とラーメンを食べて、腹一杯になり「もう死ぬまでご飯なんか食べるもんか!」と誓ったのに、夜8時を過ぎると、飢餓状態です。

店員さんに案内され席について、さて、何から食べてやろうか。
白身とか淡白なものから食べ始めるのが、寿司の食べ順なんて聴いた事ありますが、
そんなの関係ねー!(by小島よしお)
私は、カロリーバカ高いものが好きなのです!

タイをください。(思いっきり白身からじゃねえか)

へい!タイを頂きタイ!

寿司職人の見事なダジャレよ。
なぜ、寿司職人はダジャレが得意なのか?
となりのおじさんが、日本酒をちびちび飲みながら「シャレがうまいねえ」なんて感心してます。

タイを頂いていると、遠くの方から「漬けマグロ、シャリショーで!」と聴こえて来ます。
さらに隣の隣の客が「赤貝、シャリショーで!」と言っています。

シャリショー?ご飯小さめって事ですね。

言ってみたい。出来る事ならシメサバを注文するときに言ってみたい。
「オヤジ!シメサバ、シャリショーで」
江戸っ子っぽいじゃないですか。

でも、職人さんはオヤジ!というほど、歳食ってないし。私より若そうだし、
私、シメサバ食べないし。私、埼玉県出身の田舎者だし。
何か、一言が嘘だらけになってしまいます。

言おうかどうしようか、かなり悩みましたが次回に持ち越しました。

回転寿しに入ると、「ダブル」って言葉もよく耳にします。
「イクラ、ダブルで!」って。

あ、イクラって気を抜いて見るとイラクに見えません?
私だけですか。

「ダブル」って言うのは、「二枚」って事ですね。
私も言ってみたい。ウニを頼む時に言いたい。
でも、あれはきっと、回転寿司通にだけ許されるもので、私にはその資格がない、
ということを自覚して、言いません。

回転寿しに限らず寿司屋さんには「あがり」という言葉もあります。
「あがり~」も言えません。「お茶下さい」と言います。

使えない言葉が飛び交う中、私は疎外感を感じながら寿司を頂きました。

その店は「活けもの」が豊富な店です。
活ホタテ、活サザエ、活赤貝。
その中でも、「活タコ」というのがメニューに載っています。
活タコの場合は、タコを濁音で「活ダコ」にした方が言いやすいです。
活タコってなんか間抜けな感じがするし。
言いやすい方で注文するか、メニュー通りに注文するか。
ヤリイカが5周するほど悩みました。

結果、そこは店のルールに乗っ取り「活タコ、お願いします」と注文しました。
すると、職人さんは「へい!活ダコ、いただこ!」・・・

また一つ勉強になったよ。
職人はダジャレのために、決めごとをいとも簡単に覆すということを。