こんにちは。にゃまげです (*´∇`*)
わたしは学生時代から腸過敏性症候群とパニック障害に苦しんできました。
辛い毎日でしたが、そんな中でも好きなものと過ごす時間は症状を忘れることができ、『好きなもの』に力を貰い、少しずつ変わっていくことができました。
ちょっと大げさかもしれないけれど、辛い時に支えてくれ、今へと繋がる力をくれた『好きなもの』への恩返しになればと思い、このブログを書くことに しました。
そしてこのブログが、以前のわたしのように何かに苦しんでいる方の楽しいひと時の手助けになったら嬉しく思います。
メインは韓国映画。それ以外の映画や岡崎市についても書いています。
ちなみに アジェニスト アジェ(韓国語でおじさん)+ist の造語です。オジサン俳優好き。
(韓国では30過ぎたらオジサンなので範囲広めヽ(^ω^)ノ)
◆映画の感想のアジェ(オジサン)萌え度について◆
かっこよかったり、かわいかったり、ダメダメだったり。登場するアジェがどれくらい萌えるかどうか。
★ きらりと光る萌えどころあり
★★ 要所要所で萌えあり
★★★ 主役なら釘づけ、それ以外なら主役そっちのけで萌えられる。
■STORY■
ある日、警察署に一人の男が現れ、自分の失踪届を出したいと告げる。
ヨン・ソグウォンは事故により10年分の記憶を失っていたのだった。
記憶のないまま日常生活を送るソグウォンは、自分の顔を見て涙を流す女性、ジニョンに出会う。
彼女は自分のことを知っているのか?自分は一体誰なのか?
断片的に蘇る記憶と共に、彼女に惹かれるソグウォンだったが……。
タイトルとキャッチコピーと思い込みのせいで、見事にやられてしまった……。敗北。
アジェ度★★★★
ああ、面白かったwww
韓国ドラマによくありがちなネタどうこうよりも、
このキャストにときめいてしまいましたww
あ、ウソンさんが推しアジェだからではなく、
『私の頭の中の消しゴム』で少しずつ記憶が消えていく奥さんを支えたチョルス役を演じたウソンさんが、今度は記憶喪失の役だっていうところになんだかときめいちゃったんですね。
あれから何年経つんだろう……。しみじみ。
みたいな感じで、本編には全く関係のないところでいろいろと思うところがありまして、まっさらな気持ちで見たわけではないので、その分ツッコミと余計なフィルターかかっちゃってるんですが。
……ああ、でも面白かった。
前半はほぼ、ジニョンとソグウォンの二人の時間♡しかないので、そういうのが苦手な人にはちょっと大変なのですが、ぜひとも頑張って乗り越えていただきたいw
物語的に大事なところなんですよ!
美男美女のカップルのPVにしか見えなくても、大事なところなんでw
ちなみに、
わたしはステキアジェ、ぺ・ソンウさん演じるソグウォンの同僚オ・グォノと
ソグウォンの『ここではないどこか』的ぼんやりさん表情を見ていたので大丈夫でした。
あのぼんやりした表情好きなんですよね~。
ジニョンに忘れた薬を渡そうとしてバスに乗れず、見送る時の表情www
不完全な記憶(直近の10年がない)なので、会う人、見るもの、手に取るもの。
全部初めましてなので仕方がないのですが、とにかく視線が定まりません。
彼にとっては不確かな世界なので当然なのですが、
四六時中そんな顔をするので「大丈夫?」とツッコまずにはいられません。
(そして喜ぶわたし)
なのに同僚グォノときたら……!
ソグウォンが家に帰ったことを聞きつけて壊れんばかりにドアを叩いた揚句、仕事復帰させてしまいます。
ソグウォン、弁護士なのに……。
案の定、依頼人と会話が噛み合わず、
本当に裁判を任せていいか不安なので問題がないことを証明する診断書を見せるようにと要求されるのですが、医者には強引に問題なし(交通関係の記憶のみ問題あり)と書かせるソグウォン。
ホントに大丈夫?
と、思っていたら全然大丈夫じゃなかったw
依頼人には殺人容疑がかかっていたのです!
それなのにあやふやな記憶で検事と戦います。
被告人席に立ちながら不安そうにソグウォンに視線を送る依頼人。
しかし華麗にスルーするソグウォン。
そしてどうなるのかと思っていたら、危機的状況だったら少しでもいい弁護士にお願いしたいはずが、なぜか断らない依頼人。
そして新しい弁護士を探さないソグウォン……。
一方のジニョンも何やら訳あり。
押しかけてきたと思ったら突然、「一緒に住んでもいい?」と言うし、ちょっとしたことでも大事なことでも、常に彼女が決めて、なぜか結婚を急いでいる様子。
しかし大抵はソグウォンは喜んで彼女の好きなようにさせてくれるので、
その様子は、
彼女を大事にするステキな王子様♡
にしか見えません。
背が高くてイケメソの上やり手の弁護士で、もうMr.パーフェクト。
(あれ?こんなこと前にも書いた気がする。)
そして、
ジニョンは我儘な彼女に見えます。
「王子が優しいからって好き放題して!」なんてスクリーンに向かって怒りを露わにした女子もいたことでしょう。
彼女も薬を服用しているので、情緒不安定な、ちょっと大変な人なんだな。
でもソグウォンベタ惚れなんだねwww
なんてわたしは見てたんですけどね。
上っ面しか見てませんでしたwww
制作側の予想通りにうっかりハマっちゃった残念な観客です。
いや、でも、時々ソグウォンおかしいなって思ってたんですよ!(必死の言い訳)
ごめんね。ジニョン。
……それくらいしてもらって当然だわ!
残り、1/3の怒涛の展開に、思わずジニョンに土下座したわたしでした。(気持ち的に)
ぼんやりしていたのはわたしだった(涙)
以上!
■□■□■□■□■□
★ ここが好き ★
◆ぼんやり祭り。
これに尽きますww
どうしてこんなにぼんやりした表情がステキなんだろうw
◆ソグウォンとグォノ
グォノが誰か思い出したらいきなり。
ビックリしたわwww
いやだって、10年記憶ないっていうから……。
何かあるのかと思って……orz
ちょっと引いてるグォノがステキ♡
◆ジニョン
手のかかる恋人だと思ったら……。
手のかかり過ぎる子を持ったお母さんだった。
★ ここが気になる ★
◆何でと思ったところが。
実はそれぞれのエピソードがラストで「そういうことだったのか……」と思わせる部分で、
わたし、どれだけぼんやりと観てたんだろうと敗北感を味わいましたw
恋愛映画というよりはちょっとミステリー風味。
◆ソグウォンの家
生活感のない家、似合うなあ……。
◆車やバスが苦手。
なのになぜかジニョンの車には乗れたソグウォン。
何か繋がりがあるから乗れるのかな?と思ったけど、ラストを見て、
「むしろ乗れないだろ!」とツッコみました。
※ 完全ネタバレです。
この映画はネタバレ読んでしまうと楽しさが半減してしまうのですが、それでもいいよーって方はどうぞ。 ※
前半の二人の幸せな時間は、ラストへの前フリでしかなく、
後半、ソグウォンが記憶を取り戻すと、二人の間にはとても悲しい出来事があったことがわかります。
記憶を失う前のソグウォンは、子どもの頃母親に捨てられたせいで、冷たく、感情というものに重きを置かない人物でした。(職場では人気者ようですが)
同僚のグォノにすら『とっつきにくい奴』だったと言われています。
だからこそ弁護士として成功したのかもしれません。
そんなソグウォンはジニョンと出会い、家庭を持ちます。
家族の愛情に飢えていたソグウォンにとって家庭と一人息子は何よりも大切なものでした。
しかしジニョンが仕事を辞めなかったため、二人の間には徐々に亀裂が入ります。
ソグウォンは自分が求めていた、『いつも側にいてくれる温かい母親』をジニョンに求めて、息子に寂しい思いをさせるジニョンを許せませんでした。
そんなの結婚前に話し合っておけばいいじゃないって感じなんですが、何しろ記憶を失う前のソグウォンはステキ男子ではなかったのです……。
どっちかっていうと亭主関白。
記憶を取り戻したソグウォンの心の中にはジニョンはいないんじゃないか。
ジニョンが再び出会った、驚くくらい優しいソグウォンは、過去、彼女にそうすることができなかったことで起きてしまった悲劇を悔やみ、なかったことにしたいと思い、無意識にそうしているのではと思うのです。
彼女に対して済まなかったからではなく、
自分が許されたい。自分の過ちを消し去りたい。
死ぬほど辛い出来事を無かったことにしたい。
そして自分と同じくらい彼女が許せないんじゃないかと思います。
彼女が仕事を辞めていれば、自分たちが諍いを起こすことはなかった、と。
そう思うんですよね。
息子ドンウンが亡くなったのはジグソーパズルのピースをなくさないと、ソグウォンと約束したためでした。
言い争う両親の背中を見つめながら、車中でジグソーパズルを触っていたドンウンは窓からピースを落としてしまい、それを拾おうと止まった車から外へ出ていってしまうのです。
とっさに気づいて追いかけるソグウォンでしたが、息子を守ることはできませんでした。
車外に飛び出す危険よりも、ジグソーパズルを気にするってことは、父親との約束がそれだけ重かったってことで、きっと子どもの前でも相当な喧嘩をしていたんだろうと思ったんです。
……しかし、ソグウォンの記憶として映し出される息子との思い出は優しい父親の自分の姿だけ。
ソグウォンの記憶が抜け落ちているのは事故のせいではなく、愛する息子を失った悲しみとショックが大きすぎて、自殺を繰り返し、死にきれずに幸せだった記憶を自ら封じ込めることで何とか精神を保っていたのでした。
ちょっとメンドクサイ男子だなって思っちゃいました……。
とってもかわいそうなんだけど、メンタルが薄氷並みに弱……(汗)
向き合わず、自分に都合の悪いことは抹殺するか妻のせい。
しかし、そんなソグウォンをジニョンは支えます。
彼女だって辛いのに、
いや彼女の方が辛いのに……。
(ソグウォンは家のことは一切やらずに先に帰宅しても仕事してました。息子大事っていいながらオイシイとこしか子育てにタッチしない)
記憶を刺激すると状態が悪くなると言われても、愛しているから側にいたい。
記憶が戻らなければもう一度やり直せるかもしれない。
ジニョンがソグウォンを支えることで自分を保っているようには見えないので、
悲しみを抱えながらも、二人の新しい未来を必死に築こうとしているのだろうと思うのですが……。
も~ソグウォンのメンタル弱すぎる(涙)
幼い頃の傷と向き合わず、それでいて心の中で握りしめすぎていて、そこが解消されていないから、
息子が幸せになることで、過去の自分が癒されるような気がしていただろうソグウォンはいつまでたっても立ち直ることができません。
「あの、失踪届を出したいのですが……」
『私の頭の中の消しゴム』では、消えてゆく記憶と悲しみの中にも、最後の時が来るその時まで、見守る者、見守られる者とも小さな幸せが見出せるような終わりだったのに比べて、
悲しみの無限ループを示唆するような『私を忘れないで』
すべてが失われても、あなたの記憶の中では生きていたい。
同じテーマなのに、こうも違う描き方ができるのか。
そんな面白さを知った作品でした。
今日もお読みくださってありがとうございました(`・ω・´)
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