負けない がん日記 その2 | よしまるのブログ

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実は わたくし直腸にがんが発見され手術することとなりました。


これからはワンコの様子のブログは減って がん日記となります。


つらい内容のブログは勘弁と思われる方はお気に入りから削除をお願いいたします。


しばらくは皆様のコメントも閉じさせていただきます。


3月17日手術です。

以下は直腸がん発見告知までの長い長い顛末記です。


その2


ヤバい???:2015年1月30日

年が明けこのところ13回~4回便意がある。特に寝る前にお茶を飲むと30分ほどで便意があるが、少量出るだけ。


130日になりその日も就寝前にお茶を飲むと便意がきた。ガスと共に少量の固形物が出た
水を流そうと便器を見るとピンクの塊が・・・ よく見るとゼリーに包まれたピンクの血の塊・・・ これヤバいかも

ここで初めて悪い病気(がん)を意識しベットで寝ながらスマホで大腸がんを検索 
便が細くなる、血が混じる、下痢気味、残便感、直腸がんは痔と間違いやすく発見が遅れる
私と症状が酷似している。がん がん 恐ろしい 見たくない 検索したくない
地獄に突き落とされるかのような恐怖心で眠ることができない。

横で嫁さんはスヤスヤ寝息を立てている。


以前見たネット動画が頭をよぎる。
「象の背中 旅立つ日」
http://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=GKeFchIOJGE

翌日の土曜日S病院は午前診療をしているが、土曜出勤の日で技術部門との会議が入っていて休めない。22日月曜日は朝から会議が目白押し。

日頃部下には月曜日は報告会議があるのでなるべく休むな、休日明けの当日休み連絡は自己管理が出来ていないからだ等々偉そうなことを言っているので休めない。不安で夜は眠れない。
体調は痛いところもなく精神状態は別にして至って元気

検査医院を紹介してもらう:2015年2月3日(火)

休暇をとって朝一番でS病院へ 金曜日の血便のことを話し心配だから来たことを担当の医師に伝える。医師は「痔でも同じような症状は出る。肛門からのカメラで見える範囲にできものは見えない。心配ならば大腸内視鏡検査の医院を紹介する。」

それを聞き一安心 痔の手術について相談した。

このままの状態では先々心配なので手術も考えたいと伝えると 

「いぼ痔、切れ痔、肛門狭窄があるので難しい手術となる。

手術するなら大きな病院を紹介する」心の中で「は~ここでは手術も出来ないのか」と叫ぶ

その前に大腸内視鏡検査をする医院を紹介してもらう事にし、紹介状を持って車で10分ほどのE胃腸内科クリニックをその日のうちに受診した。

大腸内視鏡検査日が212日午後に決まり下剤モサプリドクエン酸塩錠3錠とモビプレップ配合内用剤1袋を処方される。ポリープがあった場合その場で切除するので最大3万円ほど費用が必要と説明を受ける。


大腸内視鏡検査:2015年2月12日(木)

前日の夕食は消化の良い物を食べる事 ネギ、キノコ類はさけるようにとの注意を守り

当日朝7時 錠剤を3錠飲み2リットルの水を加えよく溶かしたモビプレップ配合内用剤を1時間かけゆっくりと1リットル飲む。


食塩水に近い味でコップ1杯目は少しエズクもあとはそれほど苦も無く飲めた残り1リットルは予備なので飲まなくてよい。

すると速攻でお腹がぐるぐる急降下し11時までには無色に近い水状になる。


大腸内視鏡検査は注射をするので検査後、車は運転できないとのことで嫁さん同行で昼過ぎ3万円を持って医院に向かう。

尻割れの検査用パンツと検査着に着替え検査室へ入る。

痔があるので痛くしないでと先生にお願いし内視鏡検査がはじまる。


注射をしてお尻にゼリー状の麻酔?を塗りカメラが入って行くも殆ど痛くない??
痔のS病院では毎回すごく痛かったのでかなりビビッていたが殆ど痛みなし。

目の前にモニターがあり大腸の中が映っているが強度の近視の私にははっきり見えない。「はいこれが大腸の一番奥です きれいですね 戻りながら見てゆきますよ

ポリープがありますので切除します」なにやら音がしたりするも痛みは全くなし

合計3か所にポリープがあり内視鏡で切除写真をバシバシ撮っている。 


終盤にさしかかりさらに写真をたくさん撮っている。

年輩と思われる少しふくよかな看護師がそばに来て私の手を優しく握ってくれる。

よしよし心配しないでいいよと言いているような。それは10分間ほどだと思う。

私は別に緊張も不安もなく、どうせなら若い方の看護師さんのほうがいいなと思っていた。


急転直下 不安が現実に

検査が終わり即、先生が写真を私に見せながら説明をしてくれた。

ポリープが3か所あり切除しました。


これは心配ありませんが肛門近くの直腸に大きなデキモノがあります。内視鏡では切除できない大きさです。

生体検査の検体をデキモノから取りました。検査結果は2週間後になります。

写真を見ると明らかに腫瘍と思われるものが映っていた。

近くの総合病院に予約を入れます何時都合がつきますか。できるだけ早いほうがいいです。

4日後の2月16日(月)予約を取ってもらった。

先生に矢継ぎ早に質問をする 「手術しないとダメか?」「デキモノは悪い病気か?」「人工肛門になる可能性は?」「近くの総合病院以外の選択肢はないのか?」

・手術による切除が必要 ・デキモノは良い物ではない ・最近は医療技術が進んでおりかなり肛門を残せるようになっているが? ・隣町の大学病院も紹介できるが近くの総合病院にその大学病院から医師が来ているのでどちらでも同じだと思う 

大学病院は時間がかかる今からだとおそらく2か月以上先に手術となる。

検査結果と内視鏡映像は総合病院に送っておく。

後は総合病院で診察を受けるのでこちらの(E胃腸内科クリニック)受診は不要と言われ


ポリープ切除の止血剤処方と検査、内視鏡手術代25360円を支払う。あの看護師さんは私の内視鏡映像を見て私に元気になれーと気を送り込んでくれたのかな?感謝感謝

嫁さんはそんな事とは知らず待合室で待っていた。
帰りの車の中で嫁さんに話す。嫁さんは冷静に見えるが本心はわからない。
体調は良いが精神状態は乱高下 ネットで大腸がん直腸がんを検索するがガンとかステージとか5年生存率とか見たくない心が震える。何とも言えない恐怖そんな心を隠して外見はいたって平静を装う。

検査疲れからかソファーで寝てしまい いつもの時間にベットに入るが眠れない。眠れるわけないよね。



その3につづく