思春期の事例① | 宮城県発達相談療育トレーナー&カウンセラー☆本郷佳江 自閉症啓発活動を行いながら、カウンセリング・心理学講座を伝えるブログ

Y's communciations代表の本郷佳江です。

 

先日続けてアップした
こちらの記事。


成人期の事例
成人期の事例…補足

 

同じようなことが思春期の事例でも
あるよね~と書きましたが
それはどういうことか?と申しますと。。。

反抗期を迎え、まったく親のいうことに
聞く耳を持たない中学生。


生活態度だけでなく
テストの結果も思わしくなく
何とか今のうちから勉強の時間を
身に着けてほしい。

けれど、その話をすると
必ず言い合い。。。
最後はわが子が部屋を出ていく…
(時には家を出ていく…)

というご相談。
思春期あるある!です(苦笑)


そこで、【いつ】その言い合いが
起きるのか?

【きっかけ】は何なのか?

 

日々の行動から
振り返り一緒に確認。

(ご本人の許可を得て事例を紹介しています)

すると、息子さんが部活から
帰宅したその時に
ことのきっかけは始まっていました。

お母さんのお話によると
息子さんは練習の厳しい運動部。

 



毎日朝練もあり、
夕方帰宅するころにはクタクタ。


帰ってきてシャワーを浴びると

そのまま寝てしまうか
夕飯を食べながらテレビを見て
気づけば就寝の時刻。

朝練の時間も早いため
夜は早め寝てしまうとのこと。

だからこそ、帰ってきてすぐに
言いたいことは伝えなきゃ!!と。。。

けれど現状は
言い合いして、部屋に閉じこもる

 


または家出をしてしまう。。。(><)

結果は…親御さんが求めているものとは
全く違ったもの。

最悪な結果になるんです…と
言いながらも

いつも、
息子さん帰宅→母勉強について一言
→息子さん不機嫌になり言い返す
→母それに対して注意(時に正論で正す)
→息子さん怒ってドアを蹴る
→母それを注意
→息子さん更に怒って家を出る

 



まあ、だいたい
いつもこんな感じだとお話しされていました。

結果が求めているものと
違うということは

事前…きっかけに
小さな違い、アクションをプラスする
必要があります。


声をかけるタイミング
または、内容を変えるというもの。

 

当たり前の法則ですが
今と同じことを続けていれば
今と同じ結果が手に入るのです。

親御さんは、今と違う結果を
望んでいる。

 

ということは、今と違う
アプローチが必要ってことですよね♪

でも、どうやって・・・?
何をどう、変えればいいの・・・?

今まで、さんざんやってきて
うまくいかなかったのに

うまくいく方法なんてあるの?

 

あります・・・あります・・・
少なくても、今よりは(^^;)


何故なら、今の結果は
親御さんの望む形が少しも
入っていないから。。。

そして、前回と同じように
今回の事例も

 

間違った行動の強化
息子さんが誤学習してしまう
恐れがあったから。。。

それは、後日息子さんと
カウンセリングさせてもらって
わかったこと。

それは何か?
長くなってきたので
今日はこの辺で。

次回は、息子さんの誤学習について
この辺を書いていきたいと思っています。




こんな風に、お子さんの事例や
トラブルを分析し
違うアプローチを行っていく。。。

応用行動分析の方法を
次回の支援者研修で開催します!

詳しくはこちらをご覧ください
http://blog.canpan.info/happy-peace/
 

・苦手を持つ子どもへのアプローチ
・学習や日常生活の苦手や原因となる脳と体のメカニズム
・見え方(ビジョン)に関わる発達について
・眼の動き(ビジョン)を良くするエクササイズ法
・原始反射(恐怖麻痺反射・モロー反射)についての知識
・原始反射を発達統合するためのセルフエクササイズ
・原始反射を統合のためのエクササイズ
(経絡と筋肉への働きかけ)
・様々な事例と具体的手だて