算数ができる子。算数が得意な子。
皆さん御存じのように、「バスに乗り遅れるなビジネス 」あたりでは、実によく使われるキャッチコピーです。我を忘れたママ、パパの食い付きが良いんでしょうね。
でも。
これって、かなりハードルが高い目標です。
過去に何度も書きましたが、「学校での単元学習をなんなくこなし、奇麗なノートを褒められ、出題範囲のわかったテストで毎回良い点をとる」ということは、算数(あるいは、その後に続く数学)ができるということを意味しませんから。
それは、算数や、数学のルールを覚えた程度のこと。得意な子=秀でた子、という意味での「できる子」ではないわけです。
そう。
オセロゲームで遊ぶことが「できる子」であり、オセロゲームの実力が秀でた子、得意な子という意味での「できる子」ではない。能力のレベルの問題。
人によっては。
学校のテストで満点をとれても、ちょっとした「難問」が解けない状態を、「算数が苦手」と言うでしょう。
しかしながら、今回は、学校の算数で対処できない単元があるような状態を「苦手」とし、そうならないためには事前策として何をしておけば良いかについて書きます。「これをすれば大丈夫」ではなく、「これぐらいはできるからしておこう」という趣旨です。
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さて。
いきなり結論を書きます。
生活の中で数や図形の概念を育むこと。
それがなすべきことです。
例えば、数と量の基本となる概念である「分離量」と「連続量」について、生活の中でしっかりと体験して身につける。
分離量は、「実物計数 」をコツコツと行う。「順序数 」にも気を付けて。
連続量は、「コップの水」や「紐の長さ 」が一般的ですかね。牛乳をコップにどれだけ入れるかとか、飲んで良い量を意識させることは、毎日でもできますよね。
例えば、「割合」の概念について、生活の中でしっかりと体験して身につける。
「【全国学力テスト】割合の問題が正答率ワースト1? 」にも書きましたが、使える素材は周りにごろごろしています。
例えば、「論理」について、生活の中でしっかりと体験して身につける。
重さ比べ、シーソー が一般的ですかね。「年長児が中学入試問題に挑戦! 」にも書きましたが、日能研の「シカクいアタマをマルくする」を活用して遊ぶのも良いと思います。
要するに、必要なのは「何を抑えるべきか」を親が把握して生活すること。
え?それがわからない?教えてもらうために講習会に行かなくっちゃ?「お教室」の先生にお伺いをたてなくっちゃ?とことん他律的ですねぇ(笑)
「抑えるべきこと」を体系把握せず、「あれもしましょう、これもしましょう」と思いつきでアドバイスしているようにみえる人もいます。数量の概念などについて、きちんとした知識を持たずに、教えているようにみえる人もいます。「科学技術」と「独創性」と「論語」 にも書きましたが、「広く学ぶことも、深く考えることもしない人」です。そういう人に、教えを乞うたりしていませんか?
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- 例えば。
- 「はじめてであうすうがくの絵本」があります。これを、購入するか、図書館で借りて読む。各項の意味を十分理解すれば、「抑えるべきこと」がわかります。それを実生活にドリルダウンすることが、「これぐらいはできるからしておこう」です。
- 「算数ができる子」、「算数が得意な子」には簡単にはなれないでしょうが、苦手な子にはならない可能性はグーンとあがると思います。
- 他にも、体系的に書かれた本がありますので、書店で探してみることをお勧めします。編集された一つの情報を得て安心するのではなく、複数ソースから得た情報を自分の頭で整理するようにしましょう。無論、わたくしの書いている内容も、ほんの「一つ」にすぎません。
- テレビで言ってた。
- ○▽さんが、□×先生が言ってた。
と言って、何かに直ぐに飛びつく。子供に情報リテラシー、メディアリテラシー を備え持つことを求めながら、自分は軽々に情報操作されている親だったら。笑えない話ですよね。