前回 に引き続き、勤労感謝の日(11/23)を題材とした(きっかけとした)教育について記します。


 まずは、「新嘗祭」について、もう一点だけ。

宮中行事としての新嘗祭。天皇家の話をしないことは不自然ですね。幼児向け絵本には「王様」「王女様」がいくらでも出てくるのに、日本の天皇陛下(英語ではEmperorです)については話をするのを避けるとしたら。

 その理由は、タブーだから?子供に語ることができる十分な知識がないからタブー視するポーズをとる?子供には理解できないと考えているから?お受験には出題されないから(事実そうなのかどうかは知りません)?英国の事情に詳しくないのですが、英国では「王家」について「幼児期には教えない」ようにするのでしょうか?

 あらためて12月メニューで記載します。


 続いては、勤労感謝の日について。

稲作中心の国家ではなくなった現代日本では、自由に仕事が選べて、国は働いた人から年貢ではなく税金をとっていることを話しました。(がんばって)たくさん稼いだ人、会社(企業)から、その分だけ税金をとります。支払うのが国民の義務です。日本は、自由意思に基づく勤労意欲に支えられているのです。


 かなり長い息子との対話を下記に記します。厳密さを欠く内容かもしれませんが、噛み砕いて伝えている内容を読み取っていただければ幸いです。


 「ウルトラモンスターズのソフビや、DVDをつくるにはエネルギーがいるんだ(実は日本で作っていなかったりしますが)。中でも石油。でも、日本には十分な油田がないの。どうすればいいと思う?」と私。

「よその国から買ってくればいいんだよ」と息子。


「外国には外国のお金があるの。円じゃ買えないよと言われたらどうすればいいと思う?」「日本にある何かと交換すればいいんだよ」「なるほど。だとしたら、先ずは日本のものを売って外国のお金を手に入れればいいよね。何を売ればいいかな?」「金とか、銀とか」「あぁ、なるほど。4~500年ぐらい前には、そんな時代もあったんだ。でも、今は日本人がつくった車とか、パソコンとかを外国に売ってるんだ」「何で買ってくれるの?」「日本の製品が素晴らしいからだと思うよ」


「でも、外国人や日本人自身が欲しいと思うような魅力的なものを、日本人が作れなくなったら。思いつかなくなったら。手持ちのお金で外国に投資して稼ぎ続けるしかないかな。今みたいに暮らしていくためには」「投資って?」「素晴らしいアイディアを持ってるけど、お金がなくて実現できない人にお金を貸してあげるの。そして、一緒に儲けること」「あ、そういうこと」「そうやって(他力本願で)暮らしていく日がくるかもしれないね、残念だけど」

「大丈夫。僕もがんばるからさ!」


 Think Different!

がんばれ息子。がんばれ日本の子供たち。


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