彼氏の携帯と漢方 | 漢方1日1歩のブログ

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1日生きるとは1歩進む人生でありたい(by湯川秀樹)の言葉のように、傷寒論や類聚方広義、勿誤薬室方函を参考に1日1歩づつ漢方医として成長していきたいと思っています。(実際に患者に処方するにあたっては添付文書を参照され、自らの診断と責任でご処方ください。)

 随分前だがテレビ番組で、「彼氏の携帯電話をみると本当に悪い事しか入ってないのか?」という企画があった。実際彼氏の携帯電話を盗み見ると、知らない女性へのメールであったり、グラビアアイドルの水着写真であったり、前の彼女との旅行写真であったり、ある人は借金の返済に関わる事実が判明した事もあった。司会者は一言で

 

彼氏の携帯電話には幸せは一つも入っていないので、世の中の女性は見ないように!

 

とまとめていた。漢方の世界にも漢方に関わる幸せが一つも入っていないものがある。それは

 

漢方製薬会社が販促用に配る手帳

 

である。この手帳の中には残念ことに、漢方を上達する上で重要なことは何一つ書いてない。見れば見るほど病名漢方医一直線である。そしていずれ病名漢方の限界に気づいて、漢方からドロップアウトしていくのが関の山である。初学者に手帳は便利なように思えるが逆である。もし早く上達したいなら早く捨てることをお勧めする。タダほど恐ろしいことはないというがそれをしみじみ実感する次第である。

 

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