「内側から見たノアの崩壊」読みました。(※3月24日追記アリ) | プロレスバカなオレの母が認知症になったからってキミには知ったこっちゃないかな?

プロレスバカなオレの母が認知症になったからってキミには知ったこっちゃないかな?

リングパレス育ち、北海道に住む50歳、ファン歴35年のプロレスバカです。
プロレスについてのアレコレやテレビネタ、日常の想いを綴ってます。
そして2016年からは母の認知症についても書き残すことにしました。


暴露本は嫌い。だけど読みました。
箇条書きで感想を連ねます。

・泉田さんからだけの見解とはいえ、どんなことがあったかがわかったのでスッキリした。

・泉田さんが詐欺事件の被害者でたいへんな思いをしているのもわかるし、そのこと自体は気の毒に思う。
けれどもその事件と泉田さんのノアに対する不満とは別問題のはず。それを一緒くたにするのは違うと思う。
読み手もそこを見誤ってはいけない。

・詐欺事件に関してはノアという団体も、利用されていたことがうかがえる。
自分たちもいい思いをしたかもしれないし、脇が甘いとか付け入られる隙はあったのかもしれない。
しかし、だからといって「ノアはダメ」とは思わない。

・賛否や是非は別として、経営が苦しくなれば人件費削減というのはどんな社会でもありうる話。派閥にしてもそう。
プロレスだけ特別とかノアだけが特別ではないことをプロレスに関わる人もプロレスファンも理解すべき。

・何かと閉鎖的とか古臭いと言われるノアの体質が結果としてファンに悪印象を与えている感は否めない。その点に関しては考えるべきだと思う。

・今にして思うと大阪での秋山準の怒りは、彼にもわからないことがあったことが原因ではいだろうか。
団体でトップの位置にいる自分がわかっていないこと、何もできないでいることへのイライラやモヤモヤが噴き出してしまったのかと推測。

・泉田さんはこの本でそれなりの原稿料を手にしたのだろう。出版社側からは『こういう内容にしたい』という要望や方向付けもあったのだろう。
詐欺被害で負った借金のこと、フリー生活ということも考えればこうして収入を得るのも無理からぬ話だし、それは泉田さんの人生なのだから否定も肯定も出来ない。
けれどもありきたりの言い回しだが、その原稿料と引き換えに失ったものは大きいと思う。それがとても寂しい。

・宝島社はこの手のプロレスムック本で相当な商売をしている。しかしプロレスを“落とすこと”で稼ぐ一方で、「発掘!ストロングプロレス名勝負DVD」のようなものでも商売をしている。
こんな形でプロレスをおもちゃにされるのは堪らないので次回からは「読むなら中古本でいいや」と考えてます。

以上。

※3月24日追記
「情報公開だ」とか言って、何でもかんでも知りたがるのは単なる野次馬根性なんだとオレは思う。
亡くなられた牧村さんの件や仲田GMの異性関係なんて、不特定多数の野次馬的なファンの声をいちいち聞き入れる必要など無いとオレは思ってます。




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