新日本後楽園大会ニアライブ中継後半戦。
⑥Bブロック公式戦 獣神サンダー・ライガーvsKUSHIDA
まさかの連敗発進のライガーと連勝のKUSHIDAによる対戦。
KUSHIDAはリングインするやマット上に大の字に寝そべる。放送席のミラノによれば「緊張しているのでは?」とのこと。たしかにジュニアのリビングレジェンドとの対戦、緊張して当然か。
ライガーは右手を痛めているようすが気になる。
飛び技を中心にKUSHIDAのペースで試合が進み、チキンウイング・アームロックでライガーを追い込む場面も見られる。掌底を突破口にしたいが脇固めも決められライガーのピンチが続く。
これはもしや?と思わせたがミッドナイト・エクスプレスは間一髪でかわす。
最後は大逆転のボディーシザース・ドロップ(テーズ・プレス)。さすがに3連敗は免れたかったライガーの辛勝です。
しかし試合後も右腕を押さえていたライガー。バックステージで靭帯が伸びていることを明かしました。ダメージが今後のリーグ戦に響かなければいいのですが…。
⑦Aブロック公式戦 タイガーマスクvsデイビー・リチャーズ
さながら21世紀のタイガーvsキッド戦。急上昇中のリチャーズと、このところ目立った活躍を残せていないタイガーの顔合わせ。
にらみ合いの静かな立ち上がりをリチャーズが不意打ちのような急降下バックドロップで打ち破る。
トペに来るタイガーをイスで迎撃。場外戦はツームストーン・パイルドライバーで無理矢理に流れを断ち切りに行くタイガー。しかしリング内に戻るとリチャーズのペースに戻されてしまう。どうした、タイガー?!
ツームストーン、ダイビングヘッドバットとまったく初代タイガー対キッドのリメイクを見ているかのよう。
最後は一瞬の隙を突く形で初戦でも見せた羽折り固めでタイガーの勝利。ワンチャンスをものにした感じ。勝ちはしたもののタイガーが追い込まれていた印象が残りました。
⑧Aブロック公式戦 プリンス・デヴィットvsフジタ“Jr.”ハヤト
「みちのく代表」ハヤトがチャンピオン・デヴィットから勝てるか?
場外でハヤトはキックを鉄柱に誤爆してしまう。デヴィットの狙いはハヤトの脚か。
テーブルにハヤトを乗せてエプロンからの助走付きフットスタンプを敢行するデヴィット。めずらしくハードコアな一面を見せる。ハヤトはなかなかペースを掴めない。かさにかかって攻めに来るデヴィットのブラディー・サンデー狙いをK.I.D.で切り返し、ようやく反撃に。
5分経過のアナウンスで「まだ5分なのか?!」と驚くほど凝縮された展開。
勝負タイムは8分09秒。ブラディー・サンデーでデヴィットの勝ち。でも、その字面だけでは表せない闘いがあった。「若い、若い」と思っていたハヤトがこんなに成長しているとは…(←完全にオッサン目線w)。
勝敗以上の凄さを感じさせたハヤトに後楽園ホールは大「ハヤトコール」で称えていました。
デヴィットは右ひじを負傷しているのが気がかりです。
⑨Bブロック公式戦 田口隆祐vsザ・グレート・サスケ
東北出身対決。どちらも優勝候補に挙げられている両者の対戦。今年のこの時期に実現したこのカード。感慨深いものがあります。
立ち上がり、グラウンドの攻防でも両者それぞれに声援が飛ぶ。5分経過のアナウンスがあっても一進一退。どちらのペースになるかわからないシーソーゲーム。前の試合の激しさとは対照的な展開。
サスケが調子に乗ってラムジャムに行ったところをかわされて今日も自爆。このあたりから試合が動き出す。
サスケのセグウェイは今日も腕にヒット。しかしサブゥーポーズ付きのダイブは今日はエプロンに自爆。サスケ、ピンチ! 場外の椅子に座らせた田口にエプロンからコンヒーロを狙うがこれもまた自爆!
ピンチ続きのサスケに場内もサスケコール。
田口のどどん狙いを切り返し、2勝を挙げた卍を狙うがこれも逆に切り返される!
フェースバスター、どどんスズスロウン。勝負あり! 田口は負け無しの3勝をマーク。
最後はノーサイド。田口がサスケをタグダンスに誘う。足元のおぼつかないサスケはなんと「ヘンなおじさん」ダンスwww
メインにふさわしい充実の試合内容。さらには試合後にお客さんを楽しませるサービス。
2日目のディファ大会は「今ひとつか?」と感じさせたのですがやっぱり後楽園の新日本は外さない。
いいエンディングでした!
バックステージインタビューでのサスケは「こういう試合をなんて言うか知ってますか?! 完敗ですよ!」と大声で力説w
田口も「最後は持って行かれちゃった」と語る。
ほとんど勝ち負けを超越した存在になりつつあるサスケ。この人にゃかなわないわw
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