昨日の日本経済新聞2階で開催されたセミナーで日経平均株価の見通しなどについて触れさせていただきました。
前提条件をクリアしたら、今年の高値はもう少し上という内容です。
前提条件はチャート分析からと国際情勢。
東京講演がしばらくないので、詳しくまとめたものを次の動画「月刊木村佳子」でお話しますね。
ところで、国際情勢です。
アメリカが北朝鮮に「核を捨てれば韓国並みの経済発展も可能。協力する」と話したことで金正恩氏は
「それはいい。受け入れたい」と思ったことでしょう。
取って返して何をしたかというと中国に「改革開放路線」でいくことを相談。
中国は「応援する」として、
このところ、中国と北朝鮮の間でベトナム方式を取り入れていくための準備が始まっています。
このブロクではかねてより、北朝鮮と韓国はベトナムのようになると指摘していました。ゆうちゅぅぶ動画「月刊 木村佳子」4月号でも触れたテーマです。それはしかし、アメリカ主導でのことでした。
ここで中国が権威主義のまま、北朝鮮に市場経済を取り入れる方法を伝授する形で強く関与することになると
さて、トランプ大統領はどう出るか?
「そもそも中国がそんなことをしている余裕があるのか」という事態が表出する可能性があるかもしれない点を考えますね。
中国がより一層、半島への影響力を強めてアメリカと強く対峙する可能性が強まる可能性も。
互いに揺さぶり合いが続く可能性も強まりそうですね。
半島情勢は場合によっては2年くらい、膠着する可能性もあり得ると思います。
そして、2年後、最終的にはボルトン路線になってしまうかもしれません。
アメリカにしてみれは「今日、中国が発展したのはクリントン政権で改革路線を大いに応援してきたからではないか。お宅は儲かって豊かになれば、井戸を掘った人を忘れるのか?」となるでしょうし、
中国にしてみれば「クリントンさんは民主党。トランプさんは共和党だからな」となるかと思います。
クリントンと江沢民。その江沢民派の汚職を追求して、粛清し続けた習近平氏。
仕返しされるのが恐ろしいので徹底して江沢民派を締め上げたといわれます。
すると江沢民派は民主党でなくても共和党と結ぶかもしれない。
民主党は習近平氏と関係を再構築したかったと思います。
が、オバマ大統領は失敗したのでしょうね。あるいはなめられたのかも。
習近平氏はトランプ大統領とホントのところはどうなんでしょうね。
オバマ大統領とは違うということで警戒はしていると思いますが、「あと二年たてばいなくなるかもしれないトップ」と思っているかもしれないですね。
そして、それは金正恩氏にも言ったでしょう。「習政権は任期なし。トランプ氏は2020年再選されるかどうかわからんよ」と。金正恩氏は、トランプ氏に対して時間稼ぎで対処したいと考えているかと思います。
とにもかくにも、
安倍首相が今年9月、首相再選が果たせるかどうか、非常に重要なポイントになります。
ところで、韓国メディアはアメリカ・トランプ氏に対しては安倍首相に対するニュアンスと似た、アンチな意見を書いていますね。ということはすでに韓国はアメリカより中国を向いているということになりますね。
このあたり、さらに深く掘って、
●5月25日の福岡・天神での株式講演会でお話したいと思います。
メール、またはFAXによりお申し込みくださいませ。
「5月25日福岡セミナー参加希望」と記載の上、住所・氏名をご記入くださいね。
seminar@nsj-r.jp
FAX:03-3662-0361
さて、日本に住まう私たち。イギリスやフランスで見られるように
いつ、ソフトターゲットになるかもしれません。
時々、妙な事件が報道されていますけれど・・・。
渋谷駅構内にあり得ないものがてんてんと置かれていた、とか、
神社、仏閣に油のようなものが撒かれていたとか。
ああいう理解に苦しむ変な事件が報道されたら、用心したほうがいいです。
というのは、そういうことをやってみて
●いつ、どんな形で誰がそうした事態に気がつくか、
●誰がどこから調査や後始末にやってくるか
●監督官庁の動きはどうか
などを調査する目的で何者かが仕掛けているといわれます。
渋谷などの有名観光スポットや品川などの物流スポットなどでそういう変な事件があったら、
何者かがデータ収集のために
実験している、という説も思い出して用心してくださいね。
「木村佳子の経済都市伝説」(毎水曜日更新)
「月刊 木村佳子」(毎月1日更新)などでも取り上げていきますね。