日経平均株価の見通しと今後の投資作戦 | 木村佳子のブログ

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6月12日の米朝首脳会談までは地政リスク後退。

1月23日につけた24129.34円くらいまでは戻れる可能性が出てきましたね。

ヤフーファイナンス「株価予想」木村佳子コラム一覧で逐次、確認していただければ幸いです

(*^。^*)

 

6月8日はスーパーSQ

6月12日はシンガポールで米朝会談

6月は外資決算。

数字を固めるにはちょうどいいころあいでもあります。

 

そして、11月の中間選挙の大勢もこの6月までが天王山で、8月あたりまで勢いを引っ張っていき、9月、10月に導線をつなげなければなりません。

 

トランプ大統領はアメリカの国益最大化という観点から

この機会に米国民の安全確保という観点からミサイル等の攻撃活動は停止させたいことでしょう。

しかし、リビア方式で徹底的に核施設破壊、という政策以外にも別案があるのではないかと思うんですよね。

米国企業利益誘導と北朝鮮経済の発展、防衛から「核」の民生転用策として北朝鮮インフラ構築という方向性に着地点を探る可能性もあるのではないかと思います。

 

核ミサイルに必要な材料は原子力発電所からでる核のゴミ。

原子力発電所を北朝鮮に整備し、北朝鮮国民が発電という成果を受け取ることの見返りに、北朝鮮に原子力発電所メカニズム一括インフラ整備を推進する政策をとるというアイデアです。

 

北朝鮮は地べたで中国、ロシアとつながっているため、

北朝鮮側の気持ちを考えれば、中国とロシアとの関係がまずくなるのは困るはずです。

 

が、インフラ整備と体制安定が保証されるのであれば、中国、ロシア、アメリカとの外交でバランスを取りながら経済成長する道には魅力があるはずです。

 

さて、仮に米資本が北朝鮮にインフラ整備で関与することになった場合、中国はどうするのか。

中国がアメリカ資本と経済的に連携してもそれはそれでありなのではないか。

株主として参加してもいいわけだし、合弁事業で取り組んでもいいわけだし、

両国が北朝鮮案件で経済的に利益を上げるWINWIN方式だっていいわけです。

 

もちろん、トランプ大統領がさかんに「中国は貿易で儲けすぎ!!」との発言をかんがみれば

「貿易赤字に多少、目をつぶるかわりに北朝鮮インフラ構築米主導に文句をいうな」という意味合いもあるのではないかと思います。

 

アメリカにとってみれば経済優先カードを切るならば、財政赤字という面で極東防衛にムダ金、人材を投じたくはない。

そこで、日本に極東防衛の派出所、いや、もう少し格上げして「署」としての機能を果たさせてもいい、と考えているのではないかと思います。

 

中国はそんなことをされるのはもちろん「超」嫌。目付が鼻の先にいるような構図だからです。

 

この目付を早く何とかしたい。

 

と考えれば今の国内での安倍政権バッシングの背景も見えてくるのではないかと思います。

 

韓国はどうするんでしょうね。韓国の文在寅さんの顔は企業人の表情と強い共通項があるというか、デジャブ感がありました。「社長のために必死で根回しし、働きましたでっ! 」みたいな頑張り役員が企業には必ずいらっしゃいますが、一連の御働きの中で、表情を拝見していて、どうもそんな印象を受けたんですよね。

 

なので、やはり文在寅氏は中国の存在を非常に尊重している方だと思います。

 

ちなみに安倍首相の表情からはものすごく大変な立場に今立たされているな、と感じます。

ケミストリーが合う盟友・麻生太郎さんがトップを務める財務省が目下、敵勢に攻めたてられて攻防が続く中、一揆を続ける野党の動きも強まっています。

戦国時代であれば、そんなシーンになっているといえるのではないでしょうか。

 

私たちはより「民度」を高め、本質を見極めなければ、道を誤ると思います。

が、「儲かる株」への関心は高いものの、「政治」テーマは受けないんですよね(・_・;)

 

出版社の編集者の方も

「あれだけワイドショーで政治を取り上げているから、受けるかな、と政治本を出してみるものの、あんまり売れない。だから懲りた」といいます。

 

難しいもんですよな~。

 

ともかく6月12日までの束の間の晴れ間の下で洗濯をして用事(利確)にいそしみたいものですよね(*^。^*)

 

今回はこのテーマのこのあたりの話をよく吟味していただくといいのではないかと思います(*^▽^*)

このシーンは19分40秒あたりに出てきます

 

ところでこういうスキームを好んで打ち出してきたのはオバマ大統領やクリントン大統領の戦略シンクタンクですね。

今、アメリカでは「アメリカを弱くしたのはオバマ氏だ!」との意見が強まっているとか。

戦略シンクタンクも同罪で日本から金を引き出すことに熱心だったけれども国際的に有効な策を提案できなかったとみるべきでしょう。

 

トランプ大統領はこの戦略シンクタンクとは全く異なるストラテジーで動いています。

引き続き、ウオッチし続けたいと思います。

私なりのアイデアは講演やヤフーファイナンス、このブログでもご紹介していきますね。よろしくお願いしまーす!

 

 

【追記】

米朝の会談場所ですが、シンガーポールのマリナベイサンズの最上階のプール施設にはレストランがあるんですよ。

あそこなら、すべてのビル窓から狙われる可能性は低いし、ヘリの発着もしやすい。

エレベータを最上階に止めなければ警備もしやすいし、盗聴もされにくい。ホテルの宣伝になるからホテルの協力も得られやすいしプールの利用だけを停止すればホテル利益へのダメージも少ない。

 

私なら最上階のレストランで会談したいと思いますが、さて?