サントリーの山崎蒸溜所を見学してきました!
ガイドのお姉さんに連れられ、蒸溜所の内部へ。
大きな仕込槽はビール工場のものと似ています。
ここで麦芽を似て麦汁を作ります。
室内には穀物の甘い香りがただよっています。
次に発酵槽へ。
麦汁に酵母を加え、糖分をアルコールに変えます。
サントリーでは多様な原酒をつくるため、
ステンレス発酵槽のほかに木桶発酵槽を導入しています。
いよいよ蒸溜所の心臓部、蒸溜室へ移動。
今度はさっきと違って蜂蜜のような香りがただよっています。
銅製のポットスチルは、よく見るとひとつずつ形が違います。
ここでも多様な原酒をつくり分けるために、
様々なタイプの蒸溜釜を使っているのです。
より力強い原酒をつくるため、スチームではなく
直火で過熱する蒸溜釜も増やしたそうです。
生まれたてのニューポットが、
勢いよく流れ出るところも見ることができました。
これが未来のウイスキーになるんですね。
そして熟成樽が眠る貯蔵庫へ。
冷暖房はなく、自然のままの山崎の四季が原酒のゆりかごです。
樽を通してアルコールが少しずつ蒸発しているため、
ウイスキーの芳香がたちこめています。
お酒に弱い人は、ここにいるだけで酔ってしまうのでは?
樽も材質や大きさに違いがあり、
その組み合わせによっても、いろいろな原酒ができるのです。
こうして多様な原酒を自社の蒸溜所でつくり分けているのが、
海外にはないジャパニーズウイスキーの特徴なのだそうです。
そして多彩な原酒の個性を見極め、
最終的にウイスキーへと仕上げるのがブレンダーの仕事です。
ウイスキーづくりというのは、
ずいぶんと気の長い緻密な作業の連続なんですね。
見学はこれで終了し、別室へ行くと
テイスティング用のウイスキーとおつまみが!
やっぱりウイスキーは見るだけじゃなく味わわないと~。
まず2013年に発売されたプレミアム角瓶で、
おいしいハイボールの作り方を学びました。
グラスに氷を一杯に入れて冷やし、
ウイスキーを注ぎマドラーで10回転します。
減った氷を足し、ソーダを加えてマドラーで縦に一回混ぜて出来上がり。
ストレートで飲むと濃厚な甘さでしっかりとした後口でしたが、
ハイボールにするとスッキリと心地よい飲み心地。
つまみには、意外なことにおかきが合いました。
なんとなく番茶感覚でイケますね。
イチゴの香りと甘いバニラを感じる山崎は、
水と1対1で割ってトワイスアップに。
つまみはチョコレートがぴったりです。
スモーキーフレーバーが特徴の白州は、ハイボールにして。
プラムや蜂蜜の香りの響12年はオンザロックに・・・。
いや~、どのウイスキーも繊細で、美しい芸術品のようですね。
長い時間手間暇かけて育てた原酒を見てきたばかりなので、
感激もひとしおです!
山崎蒸溜所の見学申し込みはこちらから。
今回参加したのは「Welcome to SUNTORY WHISKY」
という有料のセミナーでしたが、
初心者からウイスキー通まで楽しめる内容で、
しっかりと訓練されたガイドのお姉さんにも感心しまくりでした。